今回は冊数が多い。
2時間で読み終えた本、飛ばし読みした本、だいぶ前からちびちび読み続けていた本をあわせると、
なんだかすごい量になっているのに、アタマのなかに残っているのが少しだけで、
私の脳なし度がちょっとかなしい。
この10日間(もっと前からのもあるけれど)に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは感想にも紹介にもならない雑文を載せるのが決まりごとなのですが、
今回も前回同様、こんな本を読みましたという記録程度に書き付けます。
孤独なバッタが群れるとき サバクトビバッタの相変異と大発生/前野ウルド浩太郎
三十度以上も変動するが、この変温が重要との報告もある(Gunn & Hunter-Jones,1952)。
勘違いをしてまして、前野さんはもっと年配の研究者だと思っていて、本書を手に取り、
げ、若いじゃんと驚いた。
ふざけたようにもとれるこの名前、
ウルドはモーリタニアで最高敬意のミドルネームで「~の子孫」という意味をもち、
モーリタニア国立サバクトビバッタ研究所ババ所長から、名前のモーリタニア化を許され命名された名誉ある名前でした。
ちょっと専門的な学術内容ありですけど、その熱いバッタへの想いを応援したくなる、なんというか人柄でしょか。
次の「バッタを倒しにアフリカへ」も期待。
本なんて! 作家と本をめぐる52話/キノブックス編集部
高校生はこれを読め!/「高校生はこれを読め!」編集委員会/北海道新聞社
全道の図書館司書、高校教論、書店員、現役大学生らによる高校生のためのブックガイド+寄稿文+難易度付541選表付。
おいしい読書/紫門ふみ
になっても、少女漫画に溺れてみたい時があるのだ。
まとめて3冊。普段あまり利用しない図書館に遠征をしたはいいけれど、すぐ閉館時間になってしまい、
目の前にあった棚からぱぱっと抜き取ったのがこの3冊、全て本に関する本で、
気になるところ、目に付くところなどばんばん飛ばし読み。
悪童日記/アゴタ・クリストフ 堀茂樹訳
〈おおきな町〉のぼくらの家では、お母さんが、ぼくらの体を頻繁に洗ってくれた。シャワーを浴びさ
ラストは知っていたのですが、実際に読んでみると、最後の1行で「ええっ!!」と思わず声が出てしまった。
3部作だそうで、続きどうしよう。
全て事後報告的書き方で、「○○しようと計画、実行、そして」ではなく、いきなり結果がまずありきで、
その書き方に最初とまどったけれど、慣れると説明がない分進行が早く、あっという間に読了。
あまり気持ちのいい本ではないんだな…。
嘘つきアーニャの真っ赤な真実/米原万理
癖が抜けない。
はじめの部分にシモネタ登場だったので、これはまたそういう類のエッセーかと思いきや、
とんでもない真面目な本でした。
プラハのソビエト学校で学んだ米原さんは30年後、友人の安否を気遣い現地に飛ぶ。
ようやく再開を果たした米原さんが知る真実とは。
シズコさん/佐野洋子
とわかったが、私には永遠になくならない魔法の口紅の様な気がした。
何度も手に取り、数ページ捲っては置いていた本をついに最後まで読み通した。
いやぁ、きつい。どんな思いで佐野さんはこれを書いたのか。
こんなに読み進めるのが辛い本、削り取るように自分の思いを書き込んだ本って読んだことがない。
神様のカルテ/夏川草介
私はソファにもたれかかったまま、窓の外へと視線を転じた。
これ、人気あるんでしょ? ごめんなさい、試しに読んでみましたが、全然ダメでした。
ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2016 小説&コミックランキング TOP50&ジャンル別ランキング
本がありすぎる!!
少年時代(上)/ロバート・マキャモン 二宮磬 訳
遊んだ。七月四日にはバーベキュー・ピクニックがあり、夏の終わりには文芸コンテストが
少年時代(下)/ロバート・マキャモン 二宮磬 訳
と、わたしの知らない曲を吹く口笛の音が聞こえた。
なんかね、キングの「スタンド・バイ・ミー」がちらついたのだけど、それが全然嫌味ではなくオマージュというか、
そのうちそんなことも考えなくなる、コーリー少年の一年間の物語。
下巻あたりからその世界にぐんぐんひきこまれるように話は進んでゆき、
読み終えたときには、いい本読んだな、いつかまたゆっくり再読してもいいかなと。
少年の成長モノは大好きです。良書だと思います。
これで全部かな?
昨日から読み始めた「メモリーキーパーの娘」、これがいやぁ、先が気になり気になり、
今夜はとことん読んでしまいそうだ。今日の午後4時以降に登場した、アル。
彼が困ったことにすっごくいいというか好みのタイプで、
いやぁ、登場キャラに惚れるのは久々だ(笑)。
今後この本のなかでどういう役割を果たすのか、嫌なやつになってしまうのか。
それよりこの本自体が期待を裏切らずにラストまで読ませてくれるのか。
ひっどい本に当たってしまったときのあの腹立たしさとがっくし感もあれば、
このように先を読みたくて読みたくてそわそわしてしまう本もある。
ところでこの「メモリーキーパーの娘」だが、冒頭から疑問がアタマにこびりついていて、
双子を妊娠したことがないのであれなのですが、
双子を妊娠しているのに二人お腹のなかで育っているって気がつかないことってあるのでしょか。
お腹を蹴る小さな踵がよっつあるとか、なんだかあっちもこっちもぎゅるぎゅる動いているわとか、
時代は1964年なんだけど、そのころの産婦人科の診察なんてわからないけれど、
聴診器当てれば心音ふたつあるのがわかるとおもうのだけれど。
まして夫は整形外科医といえども医者なんだし。
ああ、このわたしの疑問が読んでいくうちにどこかで解明してくれるのだろうか。
もやもやを抱えてはいるけれど、先がすっごく楽しみ。って明るい本ではないのですけれど。
以上、雑が普通基準になってしまいそうな213回目でした。