突然強烈な昔話を思い出し、あれはなんという話だったのか検索しても出てこない。
屁をする嫁さん話ならあるのだけれど、なんだかそれとは違うような。
そもそもそれが昔話なのか、母が咄嗟に創作したそのばしのぎのお話だったのか、それも何ともいえない。
子供の頃、あれは岩見沢時代の部屋の記憶だから、就学前。
おならとかうん○とかにとても喜んでしまう年頃。
寝る前にお布団の中で、兄と私に母が読んでくれた(話してくれた?)話で、
むかしむかしあるところに、屁っこきなじいさんがいて、
夜な夜なおならの音がうるさく家族が眠られず、
お尻の穴にきゅうりを挿し込み、栓をして寝ることに。
が、ある夜、寝静まったじいさん宅に泥棒が侵入、じいさんの尻から突き出たきゅうりに躓いてしまう。
じいさんのお尻の穴からきゅうりが抜け、ラッパのごとく屁が大噴出、止まらなくなる。
そこで兄も私もお腹を抱え涙を流してもだえ苦しみ、その後の話は覚えていない。
捕まったか逃げ出したか腰を抜かしたか、そこらで落ち着いたのではなかろうかと。
きゅうりで栓、インパクトありすぎ。
それを母が考えたとすれば、そちらもかなり強烈で、
兄に電話をしてこの話を、腹がよじれたあの夜の記憶があるか訊いてみたい。
「いや、あれはナスだったぞ」なんて言われたらどうしよう。
母は身体が弱かった反動か、子供を喜ばせる笑わせることが大好きな人だったけど、
この話は1度しか聞いた覚えがないんだよな。
きっと毎晩せがんだと思うのよね、きゅうりに屁だもの。
実家から持ってきた昔話の本、探してみるか。