義母が亡くなりました。92歳でした。
7月14日午前中に療養先の病院から「腹部大動脈瘤が破れたかもしれない」と連絡がはいる。
破裂、大出血ではなく、破れた箇所から少量規模の出血を起こしていて、
それが今後落ち着くかもしれないし、出血量が増えるかもしれない。
時間単位になるか、日単位になるか、月単位になるか予測しかねるが、
あまり良い方向ではないと思っていてくださいと医師から言い渡されました。
義母は、小柄で痩せ型なのだけれど恐ろしく頑丈というか不屈というか、
死んでも生き返るようなタフな復活の歴史を持っていて、
私も夫も娘も、「破裂」ではなく「破れる」だし、
あの義母のことだからこれは死には至らないのではないか、戻ってくるのではないかと思うこともあったのですが、
心拍数上昇血圧低下バイタルサインが悪いほうに悪いほうに動き出し、
15日、夜が白みはじめたころ、静かに息をひきとりました。
16日御通夜、昨日17日葬儀と慌しく過ぎ、
今日18日はまだまだいろいろしなければならない細かなことはあるけれど、
普段の生活、いつもの暮らしに戻ってきています。
歳が歳ですし、腹部大動脈瘤二つ、糖尿病、高血圧、脂質異常症、動脈硬化、脳梗塞、胃半分切除、大腿骨骨折2回、
いつなにが起こってもおかしくないような状況がここ何年も続いていたので、
そういうときがいつかくることは覚悟していたし、
ああ、やっぱりこういう日がきてしまったんだなと。
悲しいとか辛いとかではなく、なんというか、「ああ、死んじゃったんだな」という気持ちのほうが今は強いです。
私の場合も悲しくなかったです
「良く頑張った!」って気持ちの方が大きかったです
きっと きっと幸せな人生だったと思います
死後の世界というものがあるのか無いのかわかりませんが、
むこうでは好きなことを思う存分楽しみ、
美味しいものをうんと食べて欲しいと思います。
偶然ですが、私の義父も先月亡くなりました。遠方に住んでいるものですから飛行機、新幹線等を乗り継ぎ大移動。北海道とは違う葬儀習慣を体験。移動も含め、ある意味仕事仕事の日々から強制的に一時引き剥がされ、非日常な時間。これも故人から頂いたご縁なり時間なりと解釈してお悔やみとリフレッシュさせて頂きました。
葬儀って悲しいだけではなく人との縁をあらためて感じますね。
お通夜のあとはお寺さんを交えての大宴会になり、似たような顔の親戚がずらっと並び、よく遠路集まってくれたなと感謝でした。