昨日、ドレーン痕の抜糸も終わり、少し気持ちの余裕も出来てきたので
乳がんについて少しずつ書いて行きたいと思います。
ただ、コメントし難いと思うのでコメント欄は閉じておきますね。
2013年8月26日
毎年健康診断を受けてるKクリニックで一般検診と子宮がんと乳がんの検診を受けた。
すべての検査が終わり医師の診察と結果説明があった。
『乳腺が滲んでいてがんの疑いがあります。紹介状を書きますので乳腺外来のある病院で精密検査を受けて下さい』
『がん』という言葉を普通に話され、『ヘーそうなんですか~?』状態だったと思う。
Kクリニックには乳腺外来があるので、健診後精密検査の予約をして帰った。
精密検査日は一番早くて9月14日。2週間以上もモヤモヤして過ごすのはイヤだ。
数日後送られてきた健診の結果 右乳房エコー カテゴリー3 判定D
多分、何百何千とエコー画像を見て来た医師は、この時はっきり『がん』と分かっていたと思う。
健康診断料は相方の会社の健康組合負担なので無料。
追加で受けた子宮内部エコー検査料: 1,050円。
8月28日
モヤモヤした気分が治まらないので(信じられないのもあり)
総合病院に電話予約をして乳がん検診を受けた。(マンモグラフィーと触診)
マンモの後、かなり待たされ医師の触診。
触診がホントにさ~っと触っただけ・・・ え?? 普通はもっと丁寧に触るでしょ?
『健診の結果は1ヶ月後位に郵送されます。異常があった方には早急に送ります』
医師の顔ですべてが分かった。
帰りに美容院に行き、長かった髪を短く切った。
数日後、総合病院から精密検査医師への紹介状が届いた。
もういい、Kクリニックの担当医にすべて任せようと決めた。
9月14日
Kクリニックで精密検査。
マンモグラフィーは横から斜めからと細かく撮影。
望遠レンズのような物を使って拡大撮影もした。
そこには5ミリ程度の白い点々がいくつか写っていた。
採血が数本。
『至急、他の検査も受けた方がいいでしょう』 担当医が乳腺科の部長に連絡を取ってくれた。
系列のK病院に急いで移動(すぐ側)
超音波検査と針生検(組織の一部をボールペン位の針でバチッと2ヶ所取った)
「病理組織検査の結果が出たらすぐに連絡をします』と担当医に言われたので
携帯の番号を伝えて帰宅した。
診療費: 7,960円
9月19日
坊がつるキャンプを一日早めて帰宅。(ホントは3泊4日の予定だった)
夜、荷物を片付けていたら携帯のベルが鳴った。
『遅くにゴメンナサイ』 担当医からだった。
『結果は悪性でした』 『・・・あぁ そうでしたか』
『21日の午後、ご家族と一緒にクリニックの方に来て下さい』 『はい分かりました』
淡々としたものである。
涙も出ない。まるで他人事。せっせとキャンプ道具を片付けた。
9月21日
早朝、お彼岸なので相方と菩提寺に墓参りに行った。
祈りたい事はひとつだけ。相方も手を合わせる時間がいつもより長かった。
それからなぜか朝マック
『携帯でアイスコーヒーが当たったし~♪』 やはりB型の生態は よく分からん。。
午後、約束の30分前にクリニックに到着。先客に家族連れがひと組。多分同じ用件だろう。
それから1時間以上待たされて、担当医の細かい説明があった。
相方がしっかり聞いていたので、私はボ~ッと説明用紙を眺めていた。
右乳癌 5mm大 滲潤性乳管癌
●治療法は2本立て * 局所治療・・・手術(全摘 または 部分切除・部分切除の場合は放射線とセット)
放射線は週に5日X5週間~6週間
* 全身治療・・・ホルモン療法・抗体療法・抗癌剤
● 手術について
*部分切除の場合・・・腫瘍周囲1,5~2㎝の距離をとって円錐状に切除
断片を術中に顕鏡検査に出し、癌細胞がマイナスなら切除終了。プラスなら追加切除。
部分切除の場合利点として乳房温存ができるが、温存乳房内の再発率10~30%
(再発率を放射線で三分の一以下にする)
*全切除の場合・・・腫瘍真上の皮膚と共に乳房のふくらみを全部とる。
(乳頭は残す事もとる事もある)
利点としては残存乳房内の再発無し= 放射線治療は不要
欠点は乳房が無くなる 事。
・・・説明用紙に書き込みながら色々と細かく話された。
説明を受けたというサインをして担当医の話しは終わった。
それからK病院に行き、血液化学検査(10項目以上)
造影剤を入れて胸と腹部のCT撮影をして帰宅。5時間位病院に居たかも。。
診療費: 13,070円
9月26日
高度な医療機器を揃えている新しいK病院でPET(ポジトロン断層撮影)をした。
先日の説明の時、PETは健康診断で受けると10万円かかるけど
がん患者なので3割負担で出来ると言われ『受けます!』と即答していた。
この際、体中くまなく調べてもらおう。
しかし、ここの看護師さんは注射がヘタ過ぎ!
腕の上部で失敗、下で失敗。凄く痛くて『ウググ・・』と唸ってしまった。
『力を抜いて気を楽にして下さい』って・・・取りあえずあんたが落ち着けよ!(とは言えず)
結局他の看護師さんにSOSの連絡。
注射上手な看護師に代わったら手の甲にすっと針が入った。もう!最初から呼べよ~!
これから何度もこんな痛い思いをするのかと思うと真っ暗になった。
注射をしたら仕切られた安静室で1時間休憩してPET検査室へ。
PET検査自体は30分もかからなかったと思う。検査結果は30日。
診療費: 24,420円
9月30日
K病院で心電図、肺気量測定、胸のレントゲン、
造影剤を入れて脳のMRI、骨シンチなど検査が沢山あった。
診療費: 21,750円
9月の診療費計: 68,250円
*健康保険の限度額適用認定書を早めに申請しておくと、所得区分によりある一定以上払った費用が戻ってきます。