貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

無間の鐘も茶のけむり

2019-09-04 08:54:13 | 日記

無間の鐘も茶のけむり

令和元年9月4日

 今朝は涼しさを越して、

やや寒し!

 いよいよ秋の到来?

今朝も、阿波和の神社。

 神様が降臨、神の座としての磐座。

 岩と岩の間に地獄穴。

 欲望のままに無間の鐘を

ついた者たちが落ちたと

いわれる穴。

 その奥を知る人ぞ無し、

と言われているそう。

 さて、無間(むげん)の鐘。

 聖武天皇時代、撞けば現世では

願い事が何でも叶うが、死後は

無間地獄に落ちるという

「無間の鐘」

を、粟ヶ岳山頂に掛ける。

 阿波々神社の境内である。

 死後の報いを考えず鐘を撞き

に来る人波が絶えなかったので

鐘を沈めたという井戸が、

「無間の井戸」。

 「遠州七不思議」。

 そうして、芭蕉句碑。

芭蕉の句は 

「馬に寝て 残夢月遠し 

    茶のけむり」

句碑の上部に、芭蕉の句。

 下部に地元の俳句が多数彫られ

ている。

 無間の鐘。 

 地獄に堕ちても、

願いが叶うなら撞きたく

なるのもよくわかるなあ。