耕月亭の冬景色
令和元年 8月23日
浜松市から新城(しんしろ)市へ。
庚申寺参拝が目的。
山門までの参道は、すっきり!
隣の浄福寺を先に参拝。
庚申寺は曹洞宗のお寺で、
ご本尊は、十一面観世音菩薩。
石庭。
芭蕉の句碑は三猿の傍に。
芭蕉の句は、元禄4(1691)年、
芭蕉が江戸に下る途中に新城の
耕月亭での吟。
「京に飽て 此こからしや
冬住居」 。
耕月は、三河新城の菅沼織部家
に仕えた武士、
菅沼権右衛門。また長七。
芭蕉は、元禄2年以来京都・湖南
の地方に滞在。
此木枯しは、現実に吹いて
いる木枯。
「此」に久し振りに聞く田園で
の木枯に対する賞美がある。
耕月亭の冬景色を褒めた
挨拶句。
木枯は「凩」の一字もある。
凩や また空耳の
母を前
石川 桂郎
や
凩を 連れて帰るよ
ひとりの部屋
菖蒲 あや
等侘しさ、寂しさがつい・・・。
芭蕉の挨拶句は、流石。
田園に吹く木枯しの様に
賞美しているなあ!