滝降うづむ
令和3年7月12日(月)
さあ、今日はワクチン接種二回目。
体調も万全に近い。
何も起こらず、終わることを願うのみ。
五月雨は
滝降うづむ
みかさ哉
五月雨は、滝を埋めるほどに降り、
大変な水量になっているだろうね、
の意。
元禄二年(1689)の作。
石河の滝・・・須賀川の南東にある滝。
乙字の滝。
「みかさ」・・・水かさ
見物を断念したことを擬人表現を
使って表現したもの。
残念がりつつ興じる姿勢は、
紀行の笠島の条に結実。
◎ 阿武隈川の上流にある滝を観よう
としたが、五月雨による増水で
川止めに遭ったと、
前書きにある。
この連日の大雨では、滝も観ずに
埋まってしまうんだろうか。
「みかさ」は、「水嵩」という意味で、
大小の滝も大雨にはかなわずに
水に沈んでしまうという意。
今年も連日、伊豆半島や中国地方等
水に悩まされ、水に沈んでしまっている
現象があちこちで報告されている。
乙字ヶ滝の芭蕉と曽良像