貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

「武隈の松」 初出の歌!

2022-10-07 11:44:00 | 日記
令和4年10月7日(金)
岩沼市: 武隈(二木)の松          
 平成元年、岩沼市は
「奥の細道紀行300年」を記念して、
歌枕「武隈の松」の地を
二木の松史跡公園として整備する。

 公園の広さは620平方メートルほど。
 公園の入口前には
名松「武隈の松(二木の松)」
が聳えている。

 その脇に、
藤原元善(良)朝臣と橘季通の歌碑が
建っている。

 藤原元善の歌は、
文献上、「武隈の松」初出の歌
として知られている。   
「うゑし時 
  ちぎりやしけむ 
      たけくまの 
  松をふたたび 
      あひ見つるかな」
       (後撰和歌集)
 橘 季通の歌は、
「堂希九万(たけくま)の 
    松八二木越(を)   
        美屋古人 
   い可ゞと問八ゞ 
      み起とこたへ舞」              
      (後拾遺和歌集)
「武隈の松は
    ふた木を
  都人 
   いかがと問はば
    みきとこたへむ」
ということ。

 芭蕉一行は
元禄2年5月4日、
岩沼を目指して白石宿を出
竹駒神社を参拝後、
武隈の松に立ち寄る。

 つづく。