貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

芭蕉の蓑塚あり、妙心院!

2022-10-24 14:10:35 | 日記
令和4年10月24日(月)
仙台市: 妙 心 院         
 新寺界隈は、仙台城から見て、
鬼門の位置にあたるために、
多くの寺院が集まり
寺町を形成している。 
 妙心院もその一つ。

 大きな総檜の山門が参拝者を迎えて
いる。

 山門の仁王像は、大変迫力がある
阿吽像。
 写真におさめる。

 
 当寺は、伊達政宗の乳母である
片倉喜多子の父が戦死した折、
正宗の母が喜多子の慰めに、  
1586年山形の長井に建立したのが
その始まり。

 その後、岩出山を経て現在の地に移る。   
 この寺院は喜多子の牌寺である。
 境内には稲荷堂があり。
 心休まる静かな禅寺という感じ。
 本堂前左手に建つ芭蕉翁蓑塚(右)と
芭蕉翁蓑衣塚銘。

 寛政7年(1795)建立。
 銘碑は黄檗宗万福寺の蒲庵禅師が
撰文したもの。 
 それによれば,
当地に浮月坊鉄船という医者の俳人がおり,
芭蕉が奥の細道の旅で着用した蓑を
脱いで置いていったものを所蔵。
 芭蕉蓑塚の説明碑
  
 それをここに埋めて建てた記念碑が、
「蓑塚」である。
 この下に、芭蕉の蓑が埋葬されている。