無名庵のお披露目
令和元年5月7日
「無名庵」は伊賀の芭蕉五庵の
一つ。
釣月庵の直前にある。
但し、無名庵の石碑。
伊賀の門人たちが芭蕉に贈るため、
ここ生家の裏庭に建てた庵で、
元禄7年8月15日、芭蕉は
新庵披露をかね月見の宴を催し、
門人たちを心からもてなす。
その時、詠んだ句が、
「冬籠り またよりそわん
此はしら」 。
句意は,
「今年は久しぶりに自分の草庵で
冬籠りをすることになった。
いつも背を寄せ親しんできた
この柱に、今年もまた寄りかか
って、ひと冬閑居を楽しむこと
にしよう。」。
古里に勝るものなし!
特に、晩年は誰でもそうなる
のが、人の常であろう。
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