トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

課外授業

2008-12-13 03:41:13 | おべんきょう
鞄にカメラが入ってたので
帰りに学校を撮ってみました。



カメラをしまって歩き出したら
向こうから歩いてきたおじいさんに
「○☆※△$×!?」と
ドイツ語で話しかけられ

そういう時は逃げの一言。
「イッヒカンニヒトドイチュシュプレッヘン」
(私はドイツ語話せません)

しかしおじいさん引き下がらず
「英語は話せるか?」と。
ひいぃ、困ったぁ。
「ビスヒェン」
(ちょっと)

おじいさん、何か喋りだすも
それが英語なのか独語なのかさえわかんない
「ソーリー、アイカンニヒトアンダースタンド」
もう英語と独語が入り混じるくらいパニックの私。

するとおじいさん、今度はゆっくり喋りだした。
「Haben Sie Fotoapparat ~?」
Foto? カメラ?
鞄からカメラを取り出してみる。

おじいさんはカメラを見て頷くと
写真を撮るジェスチャーをして
「Warum?」と一言。

ヴァルウム?なんか聞いたことあるぞ?
でもなんだっけ? 
暖かい?それはヴァ-ムだなぁ。

混乱している私を見て
おじいさん苦笑。
「もう、いいや」って感じで肩をたたかれ
歩き出してくれた。

その時

思い出した!!
Warum=Whyだ!


「イッヒヴァイス!!」
(わかった!と言ってるつもり)
おじいさんを呼び止めて考える

きっとこの人はさっき私が写真を撮ってるのを見てたんだ
こんなボロい校舎の写真をどうして撮ってるのかを聞いてたんだ

だけど何て説明しよう?
ブログに載せるから? 
載せるって何て言うんだよ?
大体このじいさん、ブログって知ってるのかよ?

「イッヒコメアウスヤーパンだからマイネムッターにセンド」
(私は日本から来たので母にこれを見せるのだと言いたい)
今度は日本語まで入り混じった滅茶苦茶な説明をしてみた。

だけどおじいさん、わかってくれた。
「OK!」
よかったぁ、通じたぁ。



再び別れて歩き出そうとしたら
またおじいさんに呼び止められた。
「Ich will meine Mutter das schicken(たぶん)」
どうも「ドイツ語でこう言うんだよ」と教えてくれてるらしい。
「言ってみ?」って感じだったので復唱してみた。
3回くらい言わされて
おじいさん、「よしっ」って感じの顔になって
握手して別れた。



はぁぁ・・・学校の授業よりしんどいぜ。