トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

今日は長文

2009-02-04 13:50:38 | おべんきょう
薄切り肉。

海外在住日本人の多くが
抱えているであろうこの問題。

当然わが町にも薄切り肉など存在するはずがなく
塊肉を買ってきて冷凍して半解凍して
自分で薄くスライスする日々。

日本人の多い町なら
薄切り対応している肉屋もあるらしい。

私も対応させたい!
肉屋と顔なじみになって
「あ、いつものよろしく♪」なんて注文してみたい!


ということで挑戦。
まずはスーパーに並んでいる肉(非冷凍)を
切ってもらうところから。


先輩駐在さんにドイツ語を習って
さらにこの前の寿司屋の大将にもアドバイスをもらって
家でも練習して
予習はばっちり。


いざ、精肉コーナーへ。

お目当ての肉も見つけて
心の中でシュミレーション。
気合を入れておばさんに問いかける。

「ケネンジー ダスフライシュ デュナーシュナイデン?」
(この肉をもっと薄く切ってもらえますか? と言ってるつもり)

おばさん、既に切って並べてある
トンカツ用くらいの厚さの肉を指差す。
それじゃぁだめよと
さらに挑むnahe。

「メアデュナー ヴィーパピエ」
(もっと薄く!紙のように! と言ってるつもり)

「Wie Papier!?」
おばさん、びっくり。

「ムリムリ。冷凍してないと切れないわよ。
せいぜいこのくらいね。」
って感じのことを言って
肉をまな板において包丁をあてるおばさん。


え?手切り!?
切れるの!?
と不安に思ったものの

精一杯薄く切ろうとしている
おばさんの誠意が見えたし
「じゃ、やめる。自分で切るわー」って
ドイツ語は用意してこなかったので

「OK。アハトフンダートグラム ビッテ」
(OK。800gください)


するとおばさん
800gと聞いて気が遠くなったらしく
近くにいたおじさんに切るのを押し付けた!


「800g、紙くらいの薄さが欲しいんだってよ」「紙!?」
おじさんも驚く。
はいはい、すみませんねー。
お手数かけて。

地道に包丁で切り始めたおじさん。
おいおい、だんだん厚くなってるよ!
しかしそんな突っ込み
ドイツ語でできるはずもなく。


まぁ、注文が通じただけよしとしよう!!



こうして手にいれた薄切り肉
翌日のお鍋に登場。

食べた感想はというと




紙のような・・・?








ダンボールのような・・・・?












小冊子のような!?







おじさん、やっぱり厚すぎです。
おいしいけどさ。





まだまだ精進が必要ですな。
私もおじさんも。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする