トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

家はガラガラになりました。

2010-03-06 15:24:08 | おべんきょう
新市民歓迎会に行ってきた。
1年半もここに住んでいて、今更新市民でもないのだが。
そして招待もされていないのだが。

実はこの歓迎会に参加するのはこれで3回目。
1回目は正式なご招待。
このブログにもその時の模様を書いたものだ。
その時に入場チェックがないことを知った私達は
その後次々やってくる駐在日本人のコネを使い
タダ酒とゴミ袋目当てに2回目の潜入に成功した。

しかし今度はそんな不埒な理由で参加したわけではない。
市長の演説を聞くためにやってきたのだ。
この会では最初にこの市についての説明を行う。
1回目に聞いたときはサッパリわからなかった。
2回目はタダ酒目当てだったので演説が終わってから入場した。
あれから1年、今こそドイツ語を学んだ成果を!!


しかし3回目ともなるとちょっと気を使う。
もしかしたら市長に顔を覚えられているかもしれない!
市長と目をあわさぬように、こっそり会場の一番後ろでプレゼンを聞く。
そして一応ウエルカムワインも飲んでおく。



市長のお話が始まる。
短い文章ならなんとなく聞き取れるが、長いともうだめ。
まだ頭の中で日本語に変換しなくてはならないし
その処理速度はまだまだ遅い。

スライドを使って市の説明。
人口について、名所について、公共施設について、税収についてなどなど。


naheは市長の声に耳を澄まし、目はスライドを見つめ
なんとか理解しようと試みた。
しかし隣にいる人の私語が煩い
ちょっと場所を変えてみる。

今度は前の人の背が高くてスライドが見えない
さらに場所を変えてみる。

そんなことを繰り返すうちに
いつの間にか一番前でかぶりつき
あれだけ市長から隠れようとしていたのに。


開き直ってそのまま視聴。
しかし今のnaheには両立はまだ無理だった。
スライドの文字を読んでいると市長の声は耳に入ってこない。
そしてやっぱり聞き取りよりも読み取りの方が理解できる。


間近で見た市長は原稿も見ずにペラペラ話し
時々聴衆に目をやったり質問したり
さすが10年以上市長を務めているだけあるわね。
半年に一度同じスピーチしてりゃ、そりゃ余裕だわね。



市長の話が終わり、後は懇談。
 「君、前にもいたよね?」と市長に話しかけられたらたまらない。
そそくさと退散。




うーーーーん。まだまだだな。
市長の話を全部理解するには
あと3回くらいはこの会に参加しなくっちゃ。