トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

ドイツ化注意!!

2010-06-21 21:58:49 | おしょくじ
先日、久々に会うドイツ人ご夫妻と忍者仲間ご夫妻を招いて食事をした。
献立を日本人4人で考え、
鰻の押し寿司、稲荷寿司、天麩羅を作ってみた。
鰻の蒲焼は日本人向けの魚屋の通販で手に入る。
中国産の鰻だが今の我らにとってはご馳走だ。
天麩羅には抹茶塩と天つゆを用意。

ドイツ人ご夫妻、どれも美味しいと言ってくれた。
シャリに抹茶塩をつけて食べた後に。


このご主人はうちらが「これしょっぱいな」と思うような物にでも
まるでクセのように塩を振る人で、
食卓にはもちろん、なぜかリビングテーブルにも塩を置いているツワモノだから仕方なかろう。
しかし今回は奥様まで!!
鰻のタレだけでは物足りないんだねぇ、ドイツ人。
寿司よりオニギリの方が良かったかしら?



こんなことを言いつつ私もだんだん味覚がドイツ化してきている。
今まで作り慣れた料理を作っていて味見をすると
「ん?何か薄いな」と感じることが多くなってきた。
塩を振りつつ「今までこんなに塩入れてないよ!ヤバイ!!」と葛藤する。

味噌汁も妙に味が薄く感じる。
日本にいる時と同じ出汁・味噌を使っているのに
同じ量を入れているのに物足りない。


自分の舌に自信がないのでmichに聞いてみるものの
彼の舌もドイツ化が進んでいるようで全くアテにならない。



これは危機的状況ではなかろうか。
そのうちあのドイツ人ご主人のように、
なんでも塩をかけて食べるようになってしまうのではなかろうか。
そして高血圧で脳血管詰まって麻痺って要介護生活へ・・・。
あぁ、怖い怖い。