トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

城攻め ~ Fulda,Auguburg編

2010-10-06 21:28:23 | おでかけ:おしろ
一人観光、もちろんお城も。
「一人で見に行くなんてずるい!」michには言われたけれど
ふたつくらいなら許されるでしょ。



Fulda Stadtschloss

17世紀初めに侯爵修道院長の依頼により建てられる。



一人で時間もたっぷりあるので中も見学。
内部の半分くらいが展示用、半分くらいは役所として使われているみたい。

まず入って感じたのが匂い。

発生源はたぶんこれ。



古く、ミシミシいう木の床。
学校の匂い?ばあちゃん家の匂い?
とにかくなんか懐かしいかほり。

 

なんか豪華な広間がいくつかあるけど



この小さな緑の間が一番素敵。




ガイドブックなどに載ってる一番ウリの鏡の間は
どピンクのカーテンがかかっていて
暗くて私のデジカメでは撮影不能。
部屋の全面に鏡がかかっていて、このどピンクが部屋を染めて
なんとも悪趣味な印象。





Augsburg  Schaezlerpalais

アウクスブルグの地図はホテルに置いてあった小さな物しか持っておらず
それでも街に観光名所の看板が立っていたのでそれをあてにして歩いていたのだが
「宮殿はあちら」って看板はあるのに
「宮殿はこちら」って看板がない!
何度も同じ場所をウロウロして
やっと気づいた小さな看板。




あまりに周りの建物と溶け込んでて
宮殿だとは露にも思わなかったわ。

17世紀後半に建てられたロココ調の建物。
銀行家のLiebert氏のおうちですって。
儲けてたのねぇ~、Liebertさん。


お宅拝見。



こちらがLiebertさん?かどうか覚えてないけどこのお城の住人だった方。
夫婦らしいんだけど、顔そっくりじゃない?
一人の人物が男装女装したような。




一瞬合わせ鏡かと思って先に進むのを躊躇したよ。

ずっと続く部屋には絵画コレクションがずらり。
他の客がゆっくり絵を鑑賞するなか
さほど興味のないnaheはひとり突き当たりのドアまでずんずん進む。

ドアを開けていいのかわからず、でもおそるおそる開けると



豪華な大広間。
すぐに係員がとんできて順路の説明をしてドアを閉められた。
この広間に一人きり。 


説明されたがよく理解できないままわかったふりをしてしまった。
だって看板があるだろうと思ってたんだもの。
だけど全然順路を示す表示がない。

「戻る」とか「ここ」って単語は言ってなかった気が。
ということは入った所から出てはいけないんじゃないかと考えたnahe。

あっちこっちのドアを開けようとしたり
変な裏口に出てみたり
しばらくの間右往左往。

他の客はまだこの広間にこないのか!?


結局わからず入り口から出てみた。
チキンなのでこっそりと、係員に見つからないように来た道を戻る
こんな所でヒヤヒヤするとは




疲れたのでこれで終わり。