トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

入り納め 初日の出

2015-01-11 22:29:24 | おでかけ:まち

12月31日

年越しの夜はやっぱりリゾートホテルに泊まりたいっしょ。



オーシャンビューの部屋をとり
バルコニーでビールを飲みながら夕日見物

と意気込むものの
この日は風が強く、寒くて外になんかいられねぇ。

早々に室内に退散し
窓越しに日暮れを待つ。




さよなら2014年のおひさま。



リゾートホテルというものは
大抵何もない所に建っているわけで
このホテルも然り。
ご飯を食べたらもうすることもなく
部屋で酒盛りしながら紅白鑑賞。
家で年越しするよりがっつり観ちゃったね。


そして新年。
今年は泡盛で乾杯。



遠くのホテルがあげた花火に便乗して盛り上がる。
うちのホテルは安い所だったから何にもなしよ。


それでもエレベーターに張り紙がしてあって
「ホテル屋上から初日の出が見れます」とのこと。
これは見なくては。


紅白終えて、歌番組ちょっと観て
7時の日の出に間に合うように早寝する。

言っておきますが私達
今まで初日の出に一度も興味を抱いたことなどございません。
完徹して日の出を見たことはありますが
わざわざ早起きしてまで見ようと思ったのは今回初めて。
これも沖縄マジックか。


そうして早起きし
万全の寒さ対策をして外へ出る。
目指すは1階上の屋上だ。


ところが非常階段を上っても
外へ出るドアは閉ざされている。
違う階段を探しても見つからない。
ええっ?屋上に出られないじゃん。

同じように日の出を見に来た人達と
「出られませんよねー」と話をして
部屋が一番近かったうちらがフロントに電話してみた。

「すみません、日の出見たいんですけど、屋上はどうやって出るんですか?」
「そのドアなら閉まってるんですけど」
フロントとやり取りするmich


「これから鍵開けに来るって」

えええっ!もう日の出の時刻になってますけど?
なんたる不手際!
呆れて笑うnahe
しかし他のお客は「信じられない!」とご立腹。


フロントのおじさんがカギを手にやってきて
再び階段を上る。
おじさん、鍵をドアに差し込むもなぜか開かない。

「うーん、こっちかな?」
指差した先は数段のハシゴ。

えー、それ登るの?
なんか面倒だし
もうとっくに時刻過ぎてるし
そもそも空曇ってるし


やめたやめた
せっかく早起きしたのにさぁ。
あんな張り紙するなら鍵くらい開けとけよ!
全く、新年早々トホホな出来事だよ。

踵を返した私達に
おじさんが一言
「あっちのホテルから見たらいいですよ」


このホテル
近くにもうひとつ同系列のホテルがあるのだが
名前が非常に紛らわしい。
例えていうなら
「ホテルうちなー」と「ウチナーホテル」みたいな感じ。


もう見る気も失せたので
部屋に戻って二度寝する。
窓から隣のホテルが見えるのだが
あちらは確かに屋上に人が出て写真などを撮っている。
ちょっと気にしているmichに
「もういいよ、どうせ今まで日の出なんて見たことないんだし」
ふてくされるnahe。



それから1時間後のこと。
朝食を摂りにロビーに降りる。
もう「初日の出見えます」ポスターはエレベーターから撤去されており
「バツが悪いから早々に剥がしたんだな」なんて
悪態をついていたmichnaheだが
廊下に一枚だけ残されたポスターを見て驚愕!!


ウチナーホテル屋上で見られます


はい、もうおわかりねー。
うちらが泊まってるのはホテルうちなー
つまり、すっかり思い違いをして
無理矢理屋上に上がろうとして
上がれなくて勝手に怒ってたってことよ。


でもね、でもね、
それなら言ってよ~、フロントのおじさん。
「屋上解放は向こうのホテルですよ」と。
わざわざ鍵を開けに来なくてもよかったのに。
サービスがいいんだか悪いんだか。



とにかく新年早々トホホな出来事。