☆(お詫び)・・・実は、このエントリーは、昨日、完成していたのですが、間違って消してしまい、そのことに気づかず、未完成のエントリーを多くのブログにTBしてしまいました。
で、その未完成エントリーは、昨夜の時点は、とりあえず凍結しました。
TBで飛んできてくれた方、読めなくてすいませんでした。
今、仕事を終えて帰宅、昨日のエントリーを思い出して、完成させましたので、改めてお読みくだされ^^;
◇ ◇ ◇
全米のティーンエイジャーの娘っ子が熱狂の作品だそうだ。
だから、私も、アメリカン・チアガールの気分になって見てみよう。
・・・昔(20年ほど前)、『週刊プレイボーイ』で、とあるライターが、故・三浦和義に教わったマスターベーションとして、こんな方法を記していた。
自分が「ズリネタ」の女になったと想像し、行うのだそうだ。
なかなか、興奮すると思う・・・^^;
で、私も、アメリカのティーンエイジャーのギャルの気持ちになって、この作品を見ようと思うのだ、なんのこっちゃ^^;
だが、この作品のヒーローであるエドワード(ロバート・パティンソン)だが、私にはどうしても「フランケン」顔に見えるんだよなあ^^;
目の上のおでこ部分が、バランスを崩し、ややせり出し過ぎているのだ。
それさえなけりゃ、「美少年」なのだろうが・・・。
しかも、ヴァンパイア族ゆえに、ヒロインを、「食欲」を充たす対象として見てしまうので、やや不気味な挙動であること甚だしい。
てな訳で、私のアメリカン・ギャル感情同調作戦は失敗!^^;
同調作戦に失敗したが故に、私が、女子熱狂のイケメンに物申すことなど言わない言わない~^^;
ただ、一緒に行った娘っ子は、キャーキャー言って見ていたけど、その娘の一番の好みは、人間に友好的なヴァンパイア一族を束ねるリーダー、カーライル・カレンなのだそうだ。
私は、カーライルは、デイブ・スペクターに見えてしょうがなかった^^;
私の好みは、予知能力を持つ短髪ヴァンパイア娘、アリス(アシュレイ・グリーン)である。
この子が、クライマックスの戦いで、主人公の傷ついた身体の血を見て、本来の吸血一族の「食欲」に目覚め、理性をなくしそうになる様が、なかなかそそる展開だったと思う^^
◇
観終えて、私は、この作品が全米の女子に支持された理由がよく分かった・・・。
女の子は、自分の住む平凡な世界とは別の、高次な集団に属すことを夢見るものだ。
あるいは、そんな違うレベルの集団を憧れで見つめたいと願っている。
後者においては、平凡な身分でありながら、そんな「有閑倶楽部」みたいな集団に引き上げられることさえも妄想している・・・。
この物語は、そんな夢見る乙女対象に作り上げられている。
うん、あからさまなコンプレックス商法だ。
だが、それは悪いことではない。
世の中の芸術や美術、文学や音楽、ほとんど全てが、大なり小なり、人のコンプレックスを刺激して成り立っている。
だから、可愛いけれど内向的で、抜群の美人とは言えないべラ(クリステン・スチュワート)が、何故か、美しいヴァンパイアの青年に見初められるという設定は必然であったのだろう。
◇
昔懐かしい『ツイン・ピークス』のような、針葉樹の森が豊かな、北の小さな町が舞台である。
ここに、離婚した父親を訪ねた主人公べラが、通い始めた学校で、正体を隠しているヴァンパイア一族の青年と知り合い、恋に落ちる・・・。
よくあるありきたりな話ではあるが、セピアの色調で彩られた物語は、ありきたりの展開をありきたりとないがしろにすることなく、やや、ゆっくりとではあるが丹念に語られて、勢いに任せた作品ではない安定感がある。
何よりも、この作品の肝、やや内向的なベラの「初恋」へ至る経過は、よく描けていた。
ただ、この子、全編を苦悩顔で過ごすんだよな^^;
離婚に伴う環境変化で悩み、エドワードと知り合っての疑惑、そして、恋することへの不安・・・。
ほとんど笑顔を見せることはない。
ああ、何で、恋は私を不幸にするの?
不幸こそが、女の求めてやまないものなの?
そんな感じ^^;
私は、このべラのような娘の、恋に至る不安感と、恋に安心してからの猪突猛進振りというものを、これまでの人生の中で何度か見て来たような気がする・・・。
キスシーンのためらいの仕草なんて、とてもリアルだと思った。
◇
人間の血を吸うことをやめたエドワードをはじめとするカレン家の人々は、狙われたベラを守るために流浪の吸血ヴァンパイア・ジェームズと戦い、勝つ。
その、あまり大風呂敷を広げない戦いに好感。
各ヴァンパイアが、それぞれ異種の超能力を持っていそうなのも、超能力バトルの好きな私にはたまらない。
ヴァンパイア最高速のテレパス・エドワード。
予知能力者のアリス。
五感が研ぎ澄まされているジェームズ。
一件落着し、『ハイスクール・ミュージカル』でもお目見えした若者の通過儀礼<プロム>の場にてチークを踊るエドワードとベラ・・・。
それを冷ややかに見つめるジェームズの情婦・ヴィクトリア・・・、PART2につなぐ最高の引きである。
この見事な「引き」を、「ベッドで安静にしているピッコロ大魔王」の図をPART2への「引き」にした、『DRAGONBALL EVOLUTION』のスタッフに見せたいものだ^^;
また、『トワイライト』には、ヴァンパイア族と、人狼族の確執という、隠されたバトルの火種がある。
インディアン居留地に住む人狼族・ジェイコブは、ベラと親しい。
ベラを挟んだ、三角関係バトルは、今後、避けられないだろう・・・。
(2009/04/05)
で、その未完成エントリーは、昨夜の時点は、とりあえず凍結しました。
TBで飛んできてくれた方、読めなくてすいませんでした。
今、仕事を終えて帰宅、昨日のエントリーを思い出して、完成させましたので、改めてお読みくだされ^^;
◇ ◇ ◇
全米のティーンエイジャーの娘っ子が熱狂の作品だそうだ。
だから、私も、アメリカン・チアガールの気分になって見てみよう。
・・・昔(20年ほど前)、『週刊プレイボーイ』で、とあるライターが、故・三浦和義に教わったマスターベーションとして、こんな方法を記していた。
自分が「ズリネタ」の女になったと想像し、行うのだそうだ。
なかなか、興奮すると思う・・・^^;
で、私も、アメリカのティーンエイジャーのギャルの気持ちになって、この作品を見ようと思うのだ、なんのこっちゃ^^;
だが、この作品のヒーローであるエドワード(ロバート・パティンソン)だが、私にはどうしても「フランケン」顔に見えるんだよなあ^^;
目の上のおでこ部分が、バランスを崩し、ややせり出し過ぎているのだ。
それさえなけりゃ、「美少年」なのだろうが・・・。
しかも、ヴァンパイア族ゆえに、ヒロインを、「食欲」を充たす対象として見てしまうので、やや不気味な挙動であること甚だしい。
てな訳で、私のアメリカン・ギャル感情同調作戦は失敗!^^;
同調作戦に失敗したが故に、私が、女子熱狂のイケメンに物申すことなど言わない言わない~^^;
ただ、一緒に行った娘っ子は、キャーキャー言って見ていたけど、その娘の一番の好みは、人間に友好的なヴァンパイア一族を束ねるリーダー、カーライル・カレンなのだそうだ。
私は、カーライルは、デイブ・スペクターに見えてしょうがなかった^^;
私の好みは、予知能力を持つ短髪ヴァンパイア娘、アリス(アシュレイ・グリーン)である。
この子が、クライマックスの戦いで、主人公の傷ついた身体の血を見て、本来の吸血一族の「食欲」に目覚め、理性をなくしそうになる様が、なかなかそそる展開だったと思う^^
◇
観終えて、私は、この作品が全米の女子に支持された理由がよく分かった・・・。
女の子は、自分の住む平凡な世界とは別の、高次な集団に属すことを夢見るものだ。
あるいは、そんな違うレベルの集団を憧れで見つめたいと願っている。
後者においては、平凡な身分でありながら、そんな「有閑倶楽部」みたいな集団に引き上げられることさえも妄想している・・・。
この物語は、そんな夢見る乙女対象に作り上げられている。
うん、あからさまなコンプレックス商法だ。
だが、それは悪いことではない。
世の中の芸術や美術、文学や音楽、ほとんど全てが、大なり小なり、人のコンプレックスを刺激して成り立っている。
だから、可愛いけれど内向的で、抜群の美人とは言えないべラ(クリステン・スチュワート)が、何故か、美しいヴァンパイアの青年に見初められるという設定は必然であったのだろう。
◇
昔懐かしい『ツイン・ピークス』のような、針葉樹の森が豊かな、北の小さな町が舞台である。
ここに、離婚した父親を訪ねた主人公べラが、通い始めた学校で、正体を隠しているヴァンパイア一族の青年と知り合い、恋に落ちる・・・。
よくあるありきたりな話ではあるが、セピアの色調で彩られた物語は、ありきたりの展開をありきたりとないがしろにすることなく、やや、ゆっくりとではあるが丹念に語られて、勢いに任せた作品ではない安定感がある。
何よりも、この作品の肝、やや内向的なベラの「初恋」へ至る経過は、よく描けていた。
ただ、この子、全編を苦悩顔で過ごすんだよな^^;
離婚に伴う環境変化で悩み、エドワードと知り合っての疑惑、そして、恋することへの不安・・・。
ほとんど笑顔を見せることはない。
ああ、何で、恋は私を不幸にするの?
不幸こそが、女の求めてやまないものなの?
そんな感じ^^;
私は、このべラのような娘の、恋に至る不安感と、恋に安心してからの猪突猛進振りというものを、これまでの人生の中で何度か見て来たような気がする・・・。
キスシーンのためらいの仕草なんて、とてもリアルだと思った。
◇
人間の血を吸うことをやめたエドワードをはじめとするカレン家の人々は、狙われたベラを守るために流浪の吸血ヴァンパイア・ジェームズと戦い、勝つ。
その、あまり大風呂敷を広げない戦いに好感。
各ヴァンパイアが、それぞれ異種の超能力を持っていそうなのも、超能力バトルの好きな私にはたまらない。
ヴァンパイア最高速のテレパス・エドワード。
予知能力者のアリス。
五感が研ぎ澄まされているジェームズ。
一件落着し、『ハイスクール・ミュージカル』でもお目見えした若者の通過儀礼<プロム>の場にてチークを踊るエドワードとベラ・・・。
それを冷ややかに見つめるジェームズの情婦・ヴィクトリア・・・、PART2につなぐ最高の引きである。
この見事な「引き」を、「ベッドで安静にしているピッコロ大魔王」の図をPART2への「引き」にした、『DRAGONBALL EVOLUTION』のスタッフに見せたいものだ^^;
また、『トワイライト』には、ヴァンパイア族と、人狼族の確執という、隠されたバトルの火種がある。
インディアン居留地に住む人狼族・ジェイコブは、ベラと親しい。
ベラを挟んだ、三角関係バトルは、今後、避けられないだろう・・・。
(2009/04/05)