『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『おっぱいバレー』を観た(ブルマ太もも女子バレー^^;)]

2009-04-19 22:35:10 | 物語の感想
☆『おっぱいバレー』は、私の映画鑑賞の歴史で出会った(意識した)初めての「映画女優」と呼べる女優・綾瀬はるかの主演作である。

 私は、ほとんどテレビを見ないので、一番注目して見ている女優の一人と言える。

 何度も書いているが、私は、つくづく、綾瀬嬢の顔を見ると、「変わった顔だなあ^^;」と思うのだ。

 でも、その演ずる物語が展開すると、メチャ魅力的なのである^^v

          ・・・『僕の彼女はサイボーグ
          ・・・『ザ・マジックアワー
          ・・・『ICHI
          ・・・『ハッピーフライト
             (クリック推奨!!)

 で、こんな風に、綾瀬嬢を親しく見てくると、アダルトビデオ全盛で美人のおっぱいなど簡単に見られる世であっても、

 今回の物語のテーマとなる「綾瀬嬢のおっぱい」は、弱小エロ男子バレー部でなくとも、「女房を質に入れてでも見たくなる」ような存在なのだった・・・。

   ◇

 全編を見終えて思ったのが、両極端の思いであった。

     「意外にサッパリしているな」

     「意外に深いな」

 新任の国語教師・寺島(綾瀬)は、男子バレー部の顧問を任される。

 しかし、そのバレー部は、限りなく帰宅部と同義であり、メンバーは、思春期らしく、エロいことしか考えていない。

 何とか彼らにやる気を起こさせたい寺島は、売り言葉に買い言葉・押し売り言葉に押し売られ言葉で、「勝利したらおっぱい見せる」と約束してしまい、物語が動き出す。

 私は、もっともっとドラマチックに盛り上げて、この後が展開されると思ったのだが、割と現実的な進行で、あらゆる要素(試合、おっぱい、教師の責任)が収斂してしまうのが意外だった。

 でも、その「さっぱり」具合…、力の抜き具合が、私にはとても好感だった。

 昭和五十年代前半の北九州は臨海工業地帯を舞台とし、その映像こそが風情とばかりに、それ以上のデコレイトはしないでケレンなく映し出していく。

 私の昭和五十年代前半時の年齢よりも、メンバーたちは、やや年上設定なのだが、そこに配される「少年ジャンプ」や「明星」、「11PM(私も、よりによっての「釣り特集」には泣いた^^;)」や「月刊PLAYBOY」などのギミックはよく分かる。

 私は生徒サイドがメインで、その友情がコテコテに描かれると思っていたので、作り手が、その少年たちに過剰な演技をさせない「さっぱり具合」にも心地いい軽快さを感じた。

 一番笑ったギャグが、大会一回戦を不戦勝し、それでもおっぱいが見れると意気盛んなメンバーに、メンバーの一人がいった言葉「不戦勝でおっぱい見てもスッキリしないだろ」に対しての、唯一無二の純粋おっぱい戦士である<デブ>の一言「見れば、スッキリするよ^^v」!!!^^;

   ◇

 意外に深いと感じたのは、綾瀬先生の過去が丹念に描かれている点だ。

 生徒に嘘をつかないと言う、綾瀬先生のこれまでや、

 綾瀬先生が、教師を志すに至ったエピソード、

 そして、そのかつての恋も、ちょいとアダルトな雰囲気を醸しつつ語られたのには、私たちが綾瀬先生に夢中になるには良い展開であった^^;

 また、ただの少年たちの「憧れのおっぱい先生」と言う記号的な存在でしかないと思われた綾瀬先生が、「ツンデレ」口調の似合う、かなり個性的な性格であることにも驚いたし、

 それを綾瀬はるかが見事に演じている点も、その女優としての魅力の再確認をさせるに至るのだった。

 思えば、新任の挨拶で寺島先生が、朝礼台の上で、「高村光太郎…」といった時点で、その先が読めてしまい、それから最後まで、「パンツの穴」的なネタで、私は笑わされ続けました。

   ◇

 最終的に、おっぱいは見ることは叶わない。

 私は、初勝利した後に、おっぱいを見ようとするメンバーに、不良の先輩が「お前ら、野暮なことすんじゃねえ!」と一喝されて約束がポシャるか、

 初勝利の結果、女の子にモテモテで、先生のおっぱいどころでなくなる、

 あるいは、合宿の時に、先生のシャワーシーンを偶然に見てしまい、罪悪感で約束を断る・・・、

 てな展開を考えていたのだが、一番現実的な、でも一番つまらないオチになってしまった。

 でも、この作品の魅力を損なわなかったけどね。

   ◇

 しかし、メンバーの同級生の女の子・大後寿々花は、可愛さに磨きがかかっている!!

   

 綾瀬嬢のおっぱいは拝めなかったが、寿々花さんのブルマ姿の太ももが眩しかった。

 おじさんはね、あのような華奢で細い、バネのような、両の内側に「えくぼ」のある太ももが大・大・大好きなんですよぉ~^^;

                          (2009/04/19)

   ◇   ◇   ◇

 (お詫び:2009/04/20)

   すいません、間違えました!!!

   大後寿々花は、中学時代の寺島先生を演じていたそうです。

   これは、美少女ハンターとして、とてつもない不覚です。

                          (2009/04/19)

[映画『マックス・ペイン』を観た]

2009-04-19 20:28:05 | 物語の感想
☆ほとんど予備知識なく、派手なアクションを見れそうだったので、楽しみにして映画館に赴いた。

 ハードボイルドな雰囲気漂うニューヨークを舞台にした、過去に傷を負うはみ出し者の刑事の物語だ。

 一匹狼故に、ややマッチョながらも、探偵的な活動で捜査を続けている。

 町には、ギャングやマフィアが跋扈し、

 常に天候が崩れていて、映像的にスタイリッシュな暗色に統一されている。

 それが、主人公マックスの心象を表わしているのは歴然。

 演じるはマーク・ウォールバーグで、渋く演じている。

 こうして、書いていくと、要素はやや月並みだが、面白そうだ。

 ・・・確かに、作品の構成は、面白そうな要素で満ちている。

 しかし、それが何故か、作品自体の面白さと繋がらない。

 何故か?

 私は考えた。

 この作品、どうやら、ゲーム作品の映画化らしく、その雰囲気をなまじっか踏襲しているので、

 映画単体として観る者には物語への感情移入がしにくいのだと思われた。

 何ちゅうかな・・・。

 ゲームは、自分が能動的に参加するので、ある程度シチュエーションさえこしらえれば、後の感情は、プレイしている個々人の心で補完されるのである。

 しかし、映画作品ならば、誰が見ても、映画文法的には納得できる答えを展開に内包していなくてはならない。

 それは、物語全般を通した主人公の「悲しみ」といった一言で語れるものでなく、主人公の一挙手一投足に無限に内包されてなくてはならないものなのである。

 この作品には、それが「微妙に」欠如している。

 あくまでも、「微妙」なのである。

 匙加減をうまく調節すれば、傑作にもなり得た作風なのであるが・・・。

   ◇

 また、この物語では、ある精神高揚剤が麻薬的扱いでワルの間に浸透している。

 その幻覚作用、…悪魔が飛び交う世界が、映像として表現されている。

 観ている私は、当初、その悪魔が幻覚映像とは知らないので、最終的には、この悪魔がマックスと対決するのかと思って期待したのだが、物語の終盤で、その種明かしがされた時、非常に落胆した。

 せっかくの豪勢な悪魔映像なのに、それがただのヤク中の頭に去来しているヴィジョンに過ぎないと分かったときは、シラけた・・・。

 また、「ダイハード」並みの火薬量をアクションに用いながらも、その炎の量に見合う必然性あるアクションがないのも、私には解せなかった。

 元が、ガンシューティングゲームらしく、そのガンアクションには力を入れているように思いつつ、その動きがスローモーションで強調されると、余計に分からないという倒錯・・・。

   ◇

 お目当ての、オルガ・キュリレンコは、相変らず、美しい。

 世界で一番ワンピースが似合う女だと思う。

                           (2009/04/19)