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『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『ガフールの伝説 3D<日本語吹替版>』を観た]

2010-10-01 13:28:28 | 物語の感想
☆短信の速報です^^;

 で、いきなり余談だが、都民の日で、イケメンが多く出る『大奥』の公開日と重なり、<MOVIX昭島>は若い女の子で盛況だったのだが、正直、あまり可愛い子がいないので驚いた。

 イケメン好きに美少女なし!!!

   ◇

 なかなか面白く、その3D・CG映像技術は最先端であろう。

 その毛並みの表現なんて、凄いものだ^^

 フクロウの世界を描くこの作品で、フクロウたちの顔が不気味だったのだが、すぐに慣れた。

 それと同時に、物語にも夢中になっていく。

 これは、正に、『銀牙 -流れ星 銀-』のフクロウ版的な内容で、非常に正調の少年ジャンプマンガ的なノリで面白い作品であった。

 「ジャンプマンガ」的というのは、熱血バトルをベースに、古今東西のエンターテイメント作品のいいトコ取りをしている作風で、

 『スターウォーズ』や『ハリーポッター』などの良さがうまくミックスされていた。

 ただ、この作品の手触りとしては、そのフクロウのビジュアルに圧倒されて、最近のピクサー作品などで見られるようなお手軽シリーズ物とは別の、オリジナルなイメージが楽しめる。

 (日本の作品ではないが)昨今流行の、「萌え」や「キャラクター重視」や、エピソードの「カタログ化」も排されており、そこも好感の作品だった。

 ただ、子供向けの作品だが、緩急に欠け、やや話がハード過ぎて、息を抜くシーンに欠けたきらいもある。

 3Dアニメらしい、明るいシーンをもっと増やすことによって、この作品は優良作になり得たと思うのだが・・・。

 時折、主人公の活躍に際し、叙情的な、ジョン・ウーのようなスローモーションが入るのだが、そこが効果をあげているとは言い難く、出崎統が使用法を失敗した時の「止め絵シーン」を見ているような気分にもさせられた。

   ◇

 この作品を見た方で、そのフクロウの世界に妙に魅力を感じた方は、是非、手塚治虫作品中、私的には五本の指に入る傑作『鳥人大系』を読んでみて欲しい。

     

                                          (2010/10/01)