『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『エクスペンダブルス』『インシテミル』を観た]

2010-10-24 23:26:44 | 物語の感想
☆観た映画の報告が全く追いつかない事態が発生しています。

 『悪人』とか『BECK』とか、「見ごろ食べごろ笑いごろ」じゃなかった^^; 『食べて、祈って、恋をして』とか、観たけど、もう書かなくて良いよな!^^;

 また、『メッセージ そして、愛が残る』を観れなかったのは痛いな。

 それは、タイトルが楳図かずおの傑作『わたしは真悟』を髣髴とさせるだけでなく、作品の紹介写真を見ると、「美赤ちゃん」が出ている気配があるのだ。

     ・・・かわいいホッペ&くびれたお手手^^

 それから、最近、甥っ子や姪っ子が夕方に見ている番組『ピラメキ~ノ!』で、究極美少女に出会ったので報告しておく。

     ・・・海宝真珠ちゃん☆

 ・・・この子、もう、ベッキー・クルエールがおばさんにしか見えないくらいの可愛さだべ?

 私ゃ、この子のためなら死ねるな!

 海宝真珠について、もっと知りたい同志はこちら(クリック!)を見るぜよ!

 これからも、海宝真珠ちゃんのリスペクトは続くぜよ!(何故か、竜馬・・・^^;)

   ◇

   『エクスペンダブルス』

   

 スタローン率いるオールスターキャストの傭兵軍団のアクション作品だ。

 正直、私の期待に応えてくれる作品ではなかった。

 原因は二つ。

 一つに、主人公らの情動が、今回のミッションと重なっていないからだ。

 意味が分からない方も、それまでのスタローンの『ロッキー』や『ランボー』の、直面した闘い・戦いへの、主人公の人生との密接な関係を思えば、理解できよう。

 目の前の闘いが、主人公の生き方を代表していないから、「エクスペンダブルス」の闘いは、対象と自己の間に一線が置かれていて、それが見ている私たちの気持ちを燃え立たせないのだ。

 しかも、オールスターキャストで、登場人物に比較的等分に登場の時間を配しているので、つまみ食い感覚が起こり、こちらに、「スタローン的な単純明快な感動」も「アクションの痛快さ」も充分に与えてこない。

 ジェイソン・ステイサム演じる男が、その彼女に「君が寝ている姿だけでも満足する男さ」の、聞き様によっては、ダサさとも名言とも聞こえるセリフや、

 傭兵から足を洗ったミッキー・ローク演じる男が、何か、ありきたりにも聞こえる戦場での話を感傷的に話すところなどが、いかにもスタローン節(脚本)であったが、どうにも、スタローンらしくないテーマの拡散と霧消が感じられた。

 私は、この作品、非現実的な傭兵設定など捨てて、いっそのこと、非現実を貫いて「空賊」にでもしたら、メチャ、その設定においてはリアルな物語になったと思う。

 それから、ここで予言しておくが、おそらく、シリーズ物になろうこの作品の二作目か三作目では、ミッキー・ローク演じる彫り師は戦場に復帰し、そして、死ぬだろう。

 面白くない第二の要因としては、アクションがよく分からない、がある。

 カット割りが細かくて、アップが多くて、「動きの構図」が、こちらの頭に理解できなくて、全然面白くない。

 スタローン作品とは思えない。

 その短いカットでの、ジェイソン・ステイサムの機能的な動きや、黒人仲間の無敵ロケットライフルなどには感動するものの、だったら、もっとゆっくりとアクションを見せてほしかった。

 ジェット・リーとドルフ・ラングレンの無差別級ファイトなど、薄暗がりの闘いで、なにがなにやら。

 しかも、これも今後の成長なのだろうけど、ジェット・リーがあまり強くない設定なのも、何か不満だ。

 でも、敵に寝返ったドルフ・ラングレンが、結構ないがみ合いの果てに、最終的にはまたも仲間におさまっているのは、奇妙ではあるが、戦場をともにした仲間にしか分からない寛容が感じられて良かった。

 悪の城が、コテンパンに崩壊させられるのは、正直、ぶったまげた!

 続編? ・・・もちろん観に行くよ!!!^^v

   ◇

 で、次に紹介する作品も、『エクスペンダブルス』と同じく、その作品の最も力を入れなくちゃいけない箇所を蔑ろにした作品だ(『エクスペンダブルス』ではアクション描写)。


   ◇

      『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』

     

 『カイジ』『ライヤーゲーム』のヒットの流れにあやかりたい「閉鎖空間高賞金獲得ゲーム(引き替えは命)物」だ。

 ・・・が、この作品には、「閉鎖空間高賞金獲得ゲーム(引き替えは命)物」につきものの「心理戦」や「ミステリー要素」は全くなかった。

 ただ、オチに関連するのだが、奇を衒った殺人シーンが、ゲーム参加者間に巻き起こり、生き残り戦が行なわれるだけだ。

 閉鎖空間には、暴力的なロボットがおり、参加者の各部屋には、それぞれに一つの多様な凶器が設置されている。

 はじめから、「さあ、殺し合いをして下さい」の空間なのである。

 理不尽な変わったゲームが閉鎖空間で行なわれ、その結果、殺人が起こってしまうのではない。

 はじめから、「さあ、殺し合いをして下さい」の空間なのである。

 ホリプロの何十周年記念作でもあるとのことで、その芸能プロダクションのオールスターが出ているようだ。

 でも、みんな、何らかの形で「汚れ」である。

 記念作で、タレントのマイナスイメージを形作ってしまうって何なんだろう。

 主人公の藤原竜也は、まともなキャラクターであるが、その演技は、もう他の作品で何度も見せられて、ちょっとやり過ぎの感が見ている私に起こり、マイナスイメージだ・・・。

 綾瀬はるかは、段々と、その顔が強烈に見えてきてしまった^^;

 エピローグでは美しく見えたが、役柄で裏切られてマイナスイメージだ。

 石原さとみも「アンニュイ釘師」と化すし、平山あやは「切首(せっしゅ)バトルアックス使い・血みどろ」になるし、・・・この作品、タレントの奇矯なシーンがたっぷりだ^^;

 ただ、シェルターのような地下閉鎖空間は、静謐な怖さが醸し出されていて、私はそれだけでも楽しかった。

 ロボットもリアルに出来ていて、恐怖の存在として見れる。

 文句は多いが、二時間飽きることはなく楽しめました^^

                                            (2010/10/24)
コメント (4)
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