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『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[東日本大震災(東京の私の思い・30 「何故、余震が起こるのか?」)]

2011-04-13 22:56:19 | 保守の一考
☆今日も残業でした。

 実は、4/16から新体制で、現在の上司が異動する。

 で、明日(4/14)は、現在の上司が休みで、明後日(4/15)は私が休みである。

 そして、今日、私は、他の従業員が簡単には出来ない作業を行なっていたのだが、定時になっても上司から「残業依頼」がないのだった。

 姿も見えなかった。

 でも、私の仕事を代わってくれる者もなく、私は、勝手に残業した。

 つまり、現在の上司は、私に「残業依頼」をするのが億劫だったので、もう異動して私に会わないことをいいことに、私をほっといて、ずらがって(帰宅して)しまったらしいのだ^^;

 私は、大体の場合において、残業の申し出を断わったことなく、いつも二つ返事で応じていたのに、そんな私に上司は「残業依頼」を言い辛かったのであろうか?

 確かに私は、いつも下半身裸で仕事をしているが、だからと言って、人を見かけで避けるのは良くないと思う。

   ◇

 さて、下らない話からはじめたい。

 みんな、彼女にフェラチオ(口淫)をしてもらったことあるかな?

 してもらっていて、その刺激で、あまりにオチンチンが超勃起して、彼女の口から飛び出て、彼女の鼻っ面をデコピンみたいに強打してしまったこともあったことと思う。

 ・・・「地震」とは、そういうものなのだ。

   ◇

 地震とは、主に、地球を覆う、幾つものプレート(固い岩板:地殻+最上部マントル)の複合部で起こる。

 それらが、噴き出していたり、衝突したり、お互いに異なる方向にスライドしたり、沈み込んだりしての結果として地震が起こる。

 東日本大震災を生んでしまった三陸沖地震は、海溝沈み込み型である。



 写真の中の「日本海」の表記は、「日本海溝」と書こうと思って、「溝」の字が分からなかったので、後から調べて付け足そうと思ったら、忘れて写真を撮ってしまったので、皆さん、「日本海溝」との補完をお願います。

 もちろん、舞台は太平洋です^^;

 それから、なんで、日本なのに、「北アメリカ・プレート」なのかと申しますと、以下の図の如くです。



 青の斜線部分が「北アメリカ・プレート」で、偶然にも飛び出たツノ状の出っ張りが日本に掛かっているのです。

 日本の国土は、以下の図のように、四つのプレートが接合している上に存在しています。

 それらが、マントルとかホテトルの流れに乗って、押したり引いたりせめぎ合っていまして、地震が多いのもムベなるかな、なのです。



 さて、日本の東北の乗っかっている「北アメリカ・プレート」西部突端は、「太平洋・プレート」に沈み込まれています。

 どうしても、「北アメリカ・プレート」も引っ張られます。



 引っ張られた「北アメリカ・プレート」は、ある一定の限界で「反作用」を起こします。



 この時、地震が起こるのです。

   ◇

 ・・・陸と海が平穏に存在していました。

 

 しかし、海のほうで、陸の乗っかっている「北アメリカ・プレート」が、日本海溝に沈みこむ「太平洋・プレート」に引っ張られ、大きな歪みを生じさせられます。



 プレートの歪みは、正常になろうと跳ね返ります。



 これが地震です。

 海溝附近で起きたので、その振動は津波を生み、揺れとともに、陸を襲います。



 かように、震源地のほうは、傷を残しつつも、最大の運動は終えた。

     

 しかし、その周囲の土地では、多くの歪みを、「点」や「線」の形で残している(オレンジで強調)。



 その「歪み」が、常態に戻ろうと「反作用」を起こすのが、<余震>である。



 先ほどの、この図を見てもらえば分かり易いが、「北アメリカ・プレート」西部は、スティック状になっている。

 今回のスティック状の東で起こった地殻運動は、容易にその反対側(4月01日19時49分頃 秋田県内陸北部) に作用する。

 また、スティック状の突端(4月12日08時08分頃 千葉県東方沖)にも作用する。

 もちろん、スティック状の対岸の「フィリピン海・プレート」でも影響が起こる(3月15日22時32分頃 静岡県東部)。

 震源からスティック状の突端を中心に反比例に位置にあるユーラシアプレートの一部では、かなり頻繁に影響があった(3月12日03時59分頃~4時32分頃~5時42分頃 長野県北部)。

 本震が余震を生み、その余震の規模があまりにも大きいので、更なる余震を生んでいるのが現状。

 ちなみに、本震の前兆の地震を「前震」と言うのだが、3/11の本震の51時間前に、震源から数十km程と近いところで震源とするM7.3の地震が起きている。

 また、その前震にさえも余震があったのだ。

   ◇

 もう一つ。

 今回の地震で東京が大規模な被害から逃れたのは、「フィリピン海・プレート」の存在があるそうだ。

     《地殻の破壊、茨城県沖で止まった…その理由は? (読売 2011年3月24日14時45分)》

 <東日本巨大地震を引き起こした地殻の破壊が茨城県沖で止まったのは、フィリピン海プレート(岩板)によるものであることが、海洋研究開発機構の調査でわかった。
 地殻の破壊は、宮城県沖から北と南へそれぞれ進んでいったが、南下していった破壊は、茨城県沖と房総沖の境にある同プレートの北東端でちょうど止まったとしている。
 一般に、余震の発生領域は、地震を引き起こした地殻の破壊が起きた領域とほぼ同じであると考えられている。同機構がこれまでの探査で分かっていた茨城県沖の地下構造と、余震の発生領域を比較した結果、余震の発生領域の南限がフィリピン海プレートの北東端に一致していることが判明。同プレートの北東端が、地殻破壊の房総半島沖への南下を食い止めたとみている。
 日本列島の太平洋沖合では、東日本をのせた北米プレートに太平洋プレートが沈み込む一方、西日本をのせたユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込んでいる。
 しかし、関東地方では地殻構造が複雑で、北米プレートの下にフィリピン海プレートと太平洋プレートが沈み込む3重構造。茨城県沖は太平洋プレートの上にのるプレートが、北米プレートからフィリピン海プレートに代わる場所にあたっている。
 同機構の小平秀一上席研究員は「東海地震や南海地震の発生にかかわるフィリピン海プレートへの巨大地震の影響を評価していきたい」と話している。

                                >

 ・・・となると、心配されている、今回の地震の余震としての首都直下型巨大地震は起こらないな(適当な意見・・・)。

   ◇

 では、寝ます^^

                                                   (2011/04/13)

[東日本大震災(東京の私の思い・29 「レベル7(菅直人のかいた絵/レッテル貼りとチキンレース)」)]

2011-04-12 23:10:25 | 保守の一考
☆今日は、仕事が定時で終わったら、映画を観に行こうと考えていた。

 そしたら、朝、朝礼前に、職場の休憩室でNHK朝のドラマ『おひさま』を見ていたら、画面に地震速報が割り込んできた。

 おって、携帯に緊急地震速報メールが入った。

「く、くるか!?」

 私は身構えて待った。

 すると、かなりの揺れが建物を襲った。

 昨日夕の大きな揺れは、私は帰宅の運転中だったので、体感はなかった。

 しかし、今回は、非常に激しく感じ、長かった。

 はじめは軋みだったが、すぐに横揺れになった。

 『おひさま』主演の、究極に可愛い井上真央の鑑賞が中断したことに最初は不満だったが、

 あまりにもの揺れの長さに、「ここで、もう一押し起こったら、東京も崩れてしまう・・・」と不安になった。

 揺れがおさまり、三半規管の弱い私は「地震酔い」になりながら、朝礼に向かい、今日は「何故、余震が起こるのか?」について、ブログで分かり易く記そうと思った。

 ・・・が、今回の原発事故が「レベル7」とされてしまった。

 「世界最悪の原発事故」の一つだそうであるwww

 数ヶ月前の、アメリカの格付け会社による日本国債の低評価と同じ類(たぐい)である・・・。

 その「レッテル貼り」について、せめてもの対抗エントリーをしなくてならないと思った。

 「何故、余震が起こるのか?」のエントリーは明日にします。

   ◇

 朝の時点では、IAEAの査定で「レベル7」が決まったのだと思っていて、

 だが、私は、暫定基準値と言い、公的機関の「基準値」が、何の根拠もないいかがわしさを持っていると理解できていたので、例え、国際機関が相手でも、反論し、戦う所存であった。

 状況はなんら変わっていないのだ、言葉上の問題だけである。

 先週の金曜日は、約800人の来訪者が複数回閲覧してくれて、計3000以上のアクセスがあった。

 世界の人口に比べ、途方もなく少ないが、せめて、そんな閲覧者に向かって、私は私が正しいと思うことを主張し続けなければならない。

 レベル7は、チェルノブイリと同じレベルである。

 だが、日本においては、死者は出ておらず、生態系が狂うようなことも起きてない。

 今現在の状況ならば、今後もけして出ない。

 被害は、全て、「人が恐怖をイメージして起こしたリアクション被害」であると言うこと。

 政府や東電の愚直な発表と、それに伴う危険の可能性(道を歩いていて隕石にあたる確率みたいなの)を、マスコミが過剰に煽り、国民が「不安」をエンジョイしていると言う構図だ。

 だが、その「エンジョイ」が、どんどん日本国を追い込んでいるのを国民は知らない。

 マスコミに声が届く国民のおおよそは、東京在住の人々の価値観でしかない。

 私は、東京にも、福島並みの放射能が来ることを心から願っている。

 そしたら、東京人も、「リアクション被害(例えば風評被害)」のがんじがらめを知るだろう。

 全ては、東京のマスコミの「無責任」が、おそらく、東日本を不毛の地に変えさせる・・・。

 さすがの私も、ヒステリーと言う副次被害の数々に「こりゃ、今後、やばいんじゃないか!」と思っている。

   ◇

 でも、まあ、チェルノブイリの「核爆発」による被害者数は別格だが、

 スリーマイルなどでも、直接の死者は出ておらず、規模を考えると、福島はスリーマイルよりもはるかに大きいし、スリーマイルのレベル5以上は妥当だろう。

 そして、ある「集団」が、自分らの権力維持の為に、大震災中の大事件を更に演出させるために、戯れに「レベル7」に引き上げるも良かろう。

 ただ、知恵ある国民は、その作為を見抜かなくてはならない。

   ◇

 昨日、いつも豆知識を疲労してくれる「豆シバ」のCMで、いつもよりも哲学的な言葉を披露してくれたのを見た。

 生まれたばかりの<ベビしば>が、両親や親類縁者に囲まれた中で言うのだ。

「ねぇ、知ってる? 一番の幸せは、何も知らないことなんだよ^^」

 私は、それを聞いて、大笑いしてしまった。

 多くの大衆が、なにか隠しているはず(^^;)の、政府や東電に「情報公開」を求めている。

 しかし、大衆は、無知な者であれあるほど「情報」に溺れ、恐慌状態に陥る。

 私は、自分での情報の判断と決断の出来ぬバカな国民などは、「知らずにいろ!」と思うのだ。

 バカな国民の恐慌は、事実を歪める。

   ◇

 原発事故収束への道のりは、忍耐の期間である。

 最初から、その収束には数ヶ月間は掛かると言われている。

 その事故を巡る大きな物理的な環境の変化は、特にない。

 当初から、あまり何も変わっていないのだ。

 本来、しばらくは状況を見守るしかないのである。

 原発推進派・反対派、安全希望派・事故不安視派・・・、色んな考えの者が、揺れ動く感情をおさえて、我慢をしなくてはならなかった。

 我慢比べである。

 我慢比べは、大体において、先に動いたほうが負けである。

 だが、そんな「チキンレース」に耐えられないで、何ら現状が変わらないのに、「レベル7」などと言う「ちょっかい」を出されると、途端に怯えだして、それまで原発容認派であった者でも、緊張が切れて、反対派に鞍替えしちゃったりもするのである・・・。

 ネット上にも、そのような忍耐のない者が多い。

 「強靱なる精神を持つ狂人」とも言われる私は、「レベル7」決定と言われても、最初の基準として「人体に影響を与える数値」を注視しているので、何ら、心が揺れ動くことはない。

 だが、ネットには、日々、真新しい情報に惑わされ、コロコロ主張を変える人もいて、その迷走には目を覆うしかない。

 そういった人物は、現実に即した思想と、物事の根源を見据える視線を持ち得ないのだな。

 だから、言い訳ばかりの人生になる・・・。

 そして、そんないい加減な主張を偶然に見かけ、選択肢がそれしかなく、同調しちゃう奴も非常に多い。

   ◇

   《レベル7引き上げは専門家の判断…首相 (読売 2011年4月12日(火)21:15)》

 <菅首相は12日、首相官邸で記者会見し、東京電力福島第一原子力発電所事故の暫定評価の「レベル7」への引き上げについて、「専門家の判断だ。何かが遅れた、(事故を)軽くみたということは全くない」と述べ、対応に問題はないとの認識を示した。・・・>

   《原子力安全委、3月23日にレベル7の可能性認識 (産経 2011/04/12 20:56)》

 <原子力安全委員会の代谷誠治委員は12日、経済産業省原子力安全・保安院が福島第1原発事故の深刻度を国際評価尺度(INES)の暫定評価で「レベル7」としたことについて、3月23日の時点でレベル7に相当する危険性があると認識していたが、これまでに暫定評価の見直しを保安院に求めなかったことを明らかにした。・・・>

 ・・・これらの記事を読むと、発表はあくまでも日本の安全・保安院に拠ることが分かり(パニックを大きくすることは分かっているだろうに・・・)、

 そして、菅が、その判断に絡んでいることが分かる。

 何故、今、「レベル7」の発表をしたのか?

 簡単なことである。

 菅が、地方選の敗北を誤魔化すためである・・・。

 菅は、被災地視察も、選挙戦終盤で行なって見せた。

 こいつ、こんな絵ばかりをかいて生きている。

 もはや、状況の「一発逆転」などはあり得ないのに、「まだ大丈夫、まだ大丈夫」とストーカーのような心理で権力に固執している。

 純粋な政治意識は、とうに喪失しているらしい・・・。

 おそらく、余震は、こいつが首相を辞めない限りは収まらないだろう。

   ◇

 明日は、「何故、余震が起こるのか?」です。

                                         (2011/04/12)

[東日本大震災(東京の私の思い・28「差し押さえと松本零士作品」)]

2011-04-11 22:07:58 | 保守の一考
☆今年の桜なんだけど、いつもの年より綺麗じゃない。

 何でかと考えたのだが、なんか、ピンクが濃いのである。

 私の考える桜色とは、白くて白くて、白さが重なって赤みがほのかにあるといったものである。

 もしかして、地震の与える心的影響や、いわゆる「自粛」によって、桜並木を強調していた提灯などが出ていないからかとも考えたのだが、

 それを同僚のグリーンマンさんに言ってみたら、「うん、そうなんだよね!」と同意を得たので、私個人の心象の問題ではなさそうだ。

 ところで、グリーンマンさんは、エントリー[映画ファン達に情報を乞う! (『ウナ・セ・ラディ東京』について)](クリック!)で登場してくれたのだが、

 松竹に、映画『ウナ・セ・ラディ東京』鑑賞希望の熱い手紙を送ったところ、「現在のところ、再公開もソフト化の予定もないですが、松竹チャンネルにリクエストを出してください」と言う要旨の、便箋一枚にたっぷりと書かれた返信が送られてきたのを見せてもらった。

 グリーンマンさん本人は、「事務的な返信だ」と憤慨していたが、

 私やSさんは、「いやぁ、松竹は丁寧にこんな返信をくれて良心的だ!」と感心しました^^

   ◇

 さて、私は、現在、中村家の財政を取り仕切っているのだが、色々と忙しく、家に届く手紙をちゃんと見ていない。

 昨日、何か市役所から封書が届いていたので開くと、私、何やら、収めていない税金があった様で、

 【差し押さえに向けて自宅を訪問します】とのこと。

 督促・催告状も、私は見ておらず、払っていると思ったが、いきなりの「差し押さえ」とは尋常じゃない^^;

 しかも、今回の知らせについての問い合わせは4/8までとのこと。

 既に過ぎていたのである・・・。

 どんだけ、公文書に注意を払っていないのかと言う問題である^^;

 私は、昨日に電話するも、日曜日で役所はやっていなかったので、今日の朝一で連絡する。

 ドキドキしていた。

「もう、差し押さえの準備に入っています」と言われたらどうしようと思った。

 いちお、我が家屋はまだ、母親の名義である。

 私の名前で「差し押さえ」が来たら、何を「差し押さえ」られるのだろう・・・?

 私所有の膨大な量の書籍だろうか、もしくは、私所有の大量のアダルトビデオだろうか・・・、パソコンは取られるだろう・・・。

 400冊はあろう手塚治虫コレクション(初版)も、超プレミアがついている<藤子不二雄ランド>(初版)も、「ジョジョ」「ドラゴンボール」「ワンピース」(初版)も、

 数百冊の講談社ノベルス・本格ミステリ物(初版)も、

 プレステージの『高貴美少女学園』シリーズも、『じゅーだいいえで体験記』シリーズも、『WATER POLE』シリーズも、『働く女』シリーズも、

 アートSMの峰一也監督作品の数々も、

 また、レア機「NINTENDO64DD」に代表されるゲームのハード&ソフトの数々も、

 そして、パソコンもノートパソコンも、

 その他、無数の細かいアイテムの数々も、

 全て、「没シュート」されてしまうのだろうか?

 ゾッとした。

 と、同時に、所有物を全て失った津波直撃の被災者の気持ちを思った。

 私は、「差し押さえ」の予告があっただけで、これほどまでにうろたえているのである。

 日頃、「中国との戦争上等!!」などとのたまっているが、戦争が起こったら、少なからずの被害が私の家にもあるだろう。

 きっと、少なくとも、コレクションの一部は焼けるだろう。

 多分、悔しいと思う。

 ・・・いや、この話をそこでまとめるつもりはない。

 人間と言うのは、全てを失ったら、それはそれで「吹っ切れる」ものでもある。

 やり直しは利く。

 ・・・、・・・だが、まあ、私は、本日すぐに市役所にテルした。

「次の休みに役所に持っていきますね^^」

 ・・・一件落着と相成った。

   ◇

 最近、職場の小百合嬢に松本零士のマンガ『元祖大四畳半大物語』を借りてたのだが、この頃の松本零士の描く女性の色っぽさに夢中になって読んだ。

 描線が繊細なんだよな。

元祖大四畳半大物語 1 (朝日コミック文庫 ま 30-3)
クリエーター情報なし
朝日新聞出版


元祖大四畳半大物語 2 (朝日コミック文庫 ま 30-4)
松本 零士
朝日新聞出版


 で、仕事中とか、ボーッと松本零士作品を思っていたのだが、

 私が、何で、被災地の仙台行きを止めたか(クリック!)の、罪悪感が生まれた原初の理由が分かった。

 若い頃に読んだ、松本作品『銀河鉄道999』の1エピソードがあったのだ。

 「永久戦闘実験室」の回だ。

 銀河鉄道999に乗って、鉄郎とメーテルは旅を続けていて、とある星に停車した。

 で、ホテルに入り、食事を摂っていると、目の前のカーテンが開き、そこにはガラス越しに戦場の姿が見えるのだった。

「こりゃ、すごいや、よくできた立体映画だな!! ホログラムかな」と鉄郎。

 メーテルは語る。

「窓の外は本物の戦場よ・・・・このホテルの売り物ね。・・・この星が観光収入を得るためにね。このホテルを建てたの」

 そして、後に鉄郎は叫ぶ。


    「人の血を見てメシなんかくったってうまいもんか!!」

 ・・・私もそう思う。

 だから、宮城行きはやめた。

 しかし、そこに、人間の、悲劇にまつわる感情が介在しないならば、行くもありだったのだが。

 もっとも、私は、現実とフィクションの区別はしているので、ディザスター映画『2012』などは楽しみますよ。

 また、「999」の旅には、地震だらけの星<震動惑星>なんてのもあったなぁ。



   ◇

 今日の産経新聞を読んでいたら、こんな記事が!

   《大連立へ 小沢氏、自民接近 (2011/04/11)》(クリック!)

 ・・・まあ、非常に、大連立の報道は流動しているが、私は、数ヶ月前に、保守派の非難を承知で、自民党の、民主党小沢派との大連立への希望を語っている。

 現時点の私は、自民党が、菅主軸/小沢主軸のどちらと組めば「御し易い」のか計りかねているが、

 なんにしても、自民党が民主党に取って代わるチャンスとしての大連立だけは、自分なりに模索している。

 私は常に、思考の天秤を持っていて、どんな選択が、日本に少しでも益になるかをクールに考えている。

 非現実的な、思想の100%成就などは考えていない。

 今は、とにかく、自民党の与党復帰を願っている・・・。

 小沢が悪でも、政治哲学がなくても関係ない。

   ◇

 しかし、今日も揺れるなぁ・・・。

                                                    (2011/04/11)

[映画まとめて語り 『漫才ギャング』]

2011-04-10 22:11:36 | 物語の感想
☆最近、あの、ロシアの娘二人組のお騒がせグループ<タトゥー>が解散しましたよね。

 まだ頑張っていたんだ、の思いはある^^;

 それで思い出したんだけど、私が、今週末に封切りの『エンジェル・ウォーズ』が気になる衝動ってのは、

 <タトゥー>のデビュー時に、ちょいと心を揺り動かされた気持ちと似ていることに気付いて・・・、

 非常にげんなりしました・・・^^;

 ・・・それから、「映画まとめて語り」と題しつつ、一作しか語らないですみません。

 一作品の感想を書いたら、今夜は疲れてしまったのら

   ◇

   『漫才ギャング』

   

 ずーっと笑った。

 「お笑いは<間>が全て」と言われるが、それを見事に実践した作風であった。

 主役の二人は、どちらもお笑いの人材ではない。

 しかし、そこでのネタも面白いが、何よりも間が見事で、

 今回は、小学校4年生の姪を連れて行ったのだが、姪は、理解できないネタもあるだろうに、ツッコミ役の絶妙の間で、私ともども笑い続けていた。

 事情はあれど、彼女や相方と分かれた芸人の飛夫(佐藤隆太)が、先行き見えない中、留置場で知り合ったのが龍平(上地雄輔)で、

 飛夫は、龍平との会話の中に、龍平のツッコミ役の才能を見い出し、コンビ結成を申し出る。

 龍平は、目標のない人生をケンカに明け暮れていたのだが、飛夫の申し出を二つ返事で受ける。

 龍平は、ドレッドヘアーで、両肩にタトゥーを入れていて、一見、とっつき難いのだが、実際はとても気のいい男である。

 この龍平の個性が、いつも変わらない佐藤隆太が演じるところの役柄の個性に比べ、かなり魅力的だ。

 上地雄輔が優しげに、ちょっと不器用な笑顔を浮かべる表情が素晴らしい。

 さて、物語は、そんな龍平のツッコミに魅かれた飛夫が、二人での漫才の道を突き進む話なのだが、そこに、龍平のこれまでの敵対ヤンキーグループとのいざこざや、元相方の借金取りとの絡みがメインとしてある。

 で、龍平のツッコミだけでなく、物語は、各シーンで、登場人物の漫才的掛け合いが形成される。

 飛夫とシャア専用デブ、飛夫と借金取り、元相方と借金取り、シャア専用デブとデブ拓、飛夫とデブ拓、シャア専用デブと龍平・・・、

 編集の見事さもあるのだが、その全ての間が実に見事で、笑わずにはいられなくて、二時間強の長尺の作品だが、私はもっともっと見ていたかった。

 借金取りの、得体が知れないが憎みきれない男を宮川大輔が好演している。

 例えば、お笑いのないシーーンでは、この宮川大輔演じる、ずーっと怖かった男が、何故かいい役を担っていたりして、ちょいとジーンとさせられたりして、

 また、飛夫の別れた彼女である石原さとみとの復縁エピソードだったりして全く飽きさせない。

 ただ、石原さとみ演じる元カノは、とても可愛いが、ちょいと「都合のいい女」過ぎる。

 リアルな感じはあるのだが、それは、男が思い描きつづける「彼女」としてリアルなんだろうな。

 それと、格闘シーンや、敵対チームの順列の描写なども、妙に、一筋縄ではなく面白かった。

   ◇

 私の小4の姪っ子は、その年齢にしては、この作品的な「最終的には気のいいヤンキーや、お笑い青春物語」が好きなようだ。

 憧れがあるらしい。

 先ず、『ルーキーズ』を楽しみ、ならばと私が借りてきてやった『ガチ☆ボーイ』なども楽しんでいた。

 どちらも、佐藤隆太が出ている。

 姪っ子は、佐藤隆太が好きというよりも、佐藤隆太みたいな男が翻弄される世界観が好きなのだろう。

 昨夜も、佐藤隆太が教師・北野広大役の「熱中時代」を録画してたみたいだ。

                                                      (2011/04/10)

[映画まとめて語り『ナルニア3』『レッツゴー 仮面ライダー』]

2011-04-09 23:59:59 | 物語の感想
☆いきなり関係ない話で恐縮なのだが、実は今日、レンタルしていた映画DVDを返しに行った。

 だが、家に携帯を忘れ、そのDVDの入った袋を車のボンネットに置いて、いったん家に戻り、忘れ物を持ってきてから、再びレンタル店に出かけた。

 しばらく道を走っていると、車のボンネットで何かが跳ねて落下、タイヤで、その「何か」を踏んづける感触があった。

 瞬間、私は全てを思い出して、身の毛がよだった。

 すぐに車を停めて、車に踏んづけられたレンタル袋を拾いに戻った。

 レンタル袋の中の、DVDケースは粉砕されていた。

 しかし、外から見る限りでは、ディスクは、奇跡的に割れていないようだった。

 車に戻り、自分で見るのは怖いので、助手席の娘っ子に確認させる。

 娘っ子は、「これは平気、これは平気」と一枚一枚、確認していく。

 ・・・しかし、「あっ、この『パタリロ! スターダスト計画』は表の方に傷がついている!」と言った。

 私は、それを擦ってみた。

 すると、傷がなくなった。

「これは汚れだったんだよ。てゆ~か、鼻くそだな^^」と、五枚のディスクの一枚も傷がついていないので、私はホッと一安心でギャグを言う余裕も出てきた。

 しかし、『パタリロ! スターダスト計画』を借りていたことがバレて、私は恥ずかしかった。

パタリロ! スターダスト計画 [DVD]
クリエーター情報なし
東映ビデオ


 レンタル店に持っていき、私はケースを粉砕させたことを謝った。

 店員は至って人当たり良く、ディスクを一枚一枚確認し、「問題なしですね^^」と笑ってくれた。

 こっちは罪悪感たっぷりなので、その優しい対応に非常に救われた。

 「ファミリーブック あきる野店」をリスペクトしておきます!

 私は、一時期、ここの中古AVのめぼしいものを買い漁った者です^^;

高貴美少女学園 42 [DVD]
クリエーター情報なし
プレステージ


 この子、メチャ可愛いです^^v

   ◇

   『ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島』

   

 正直、大震災が常に頭の半分を占めていて、娯楽作品しか見る心の余裕がなく、3Dも目が疲れるし、字幕読むのもめんどいので、「通常上映・日本語吹替版」で観た。

 非常に面白かった。

 今回、現世から召喚された少年少女らは、ナルニア国の海に浮かぶ島々を、カスピアン王子率いる<朝びらき丸>に乗船して駆け巡り、悪を打ち倒すことになる。

 限りある作品の時間尺の中で、幾つもの島を巡り、見せ場を作っていくと、どうしても、各島でのエピソードが「四コマ漫画」的に簡略されてしまうものだが、

 それぞれのエピソードが、他のファンタジー作品での既視感を起こさせるようなこともなく、実に個性的なギミックに彩られているので、心に残って、重層的な旅を演出していると思った。

 『ナルニア』はファンタジー作品の古典なのに、後続の作品はあまり真似てないね。

 かなり新鮮であった(今回の展開は、『三つ目がとおる』の<イースター島航海>篇を思い出させたが)。

 先行して諸島に旅立った七人の貴族がいるのだが、それらが全員死んでいるとか、全員が生きているとかの一辺倒ではなく、あるエピソードの中では貴族は生きており、他のエピソードの中では死んでいると言うことに代表されるような、カタログ的でない不揃いな描き方が、私には非常に好感なのだ。

 今回、初登場のユースチスだが、最初はナルニア世界を信じられず、都会っ子の様な生意気さを見せ続けるのだが、その彼が次第に成長していく様は、定番だが、安心して見られる流れだ。

 彼はドラゴンに変化させられるのだが、彼の心が反映されたドラゴンは、途中から彼の表情にしか見えなくなってくる不思議^^

 巨大なドラゴンとしての生き方にも徐々に目覚めていき、少年の心の「成長」と二重写しに描かれている。

 今回、ナルニア世界から卒業するペべンシー兄妹だが、妹の方が、女の子にとっては重要な「容姿」について、テーマ的な決着をつけているのだが、

 お兄さんのほうは、果たして、ナルニア世界でのテーマ的な決着をつけられたかは不鮮明だ。

 しかし、この作品に出てくる少年少女たちは、他のファンタジー作品での美少年・美少女じゃなくて、なんか、その辺にいそうな普通の少年少女たちなんだよなぁ。

 今回のヒロインの女の子など、私、最後まで可愛いと思えんかった^^;

 クライマックスの海戦には非常に感心した。

 帆船<朝びらき丸>が対決するは、巨大な海蛇なのだが、なんちゅうか、いかにも、モンスター同士の「格闘」と言うものが、船と巨大な海蛇の間で成立しているんだよね。

 充分に手に汗握らされるし、巨大ではあるが「海蛇」と言う動物的に動きの想像がつくものを、モンスター的な脅威に昇華させてくれてもいた。

 ・・・さて、<アスランの国>と言うものは、<死後の世界>なのだなと理解できると、

 ネズミ戦士のリープチープの<アスランの国>への旅立ちはとても寂しくもある・・・。

   ◇

   『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー 仮面ライダー』

   

 私は基本的に「ウルトラマン」派で、「仮面ライダー」は「V3」までしか熱心に見た記憶がない(チョイ見でも「スカイライダー」まで)。

 が、今回の作品は、そんな私にぴったりの物語だった。

 現在のライダー・オーズが悪と戦っていると、ライダー・電王が、時を越える電車<デンライナー>に乗って現われる(「電王」はかなりのブームになったので少しは知っている)。

 今回の敵の謎は40年前の世界にあると看破した電王は、オーズとともに<デンライナー>に乗って40年前へ・・・、仮面ライダー・一号/二号が、悪の秘密結社ショッカーと戦っている世界である。

 そう、私にとって懐かしい世界である^^

 うまいのが、舞台に土管一つなどを配置して、いかにも40年前のような設定を醸している点だ。

 40年前の事件はとりあえず解決し、現在に戻ると、そこはショッカーに支配された世界に変貌していた。

 オーズの相棒のアンクが、現在(つまり、未来)の重要なアイテムを過去に落とし、それをショッカー構成員が拾い、首を傾げながら、「キーキー」言いつつ、ブラック将軍に献上、それをショッカー組織が研究し、最強の怪人を誕生せしめ、一号/二号を屈服させ、40年かけて、世界に権力を伸長させていたのだった。

 この後、やはり失敗するのだが、もう一度、現在を修正すべく、<デンライナー>は40年前に飛ぶ。

 そこが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』の「過去の世界にいる自分を見つめるもう一人の自分」状況で楽しかった。

 未来の世界は、「ともだち」の支配する世界と言うか、「ゼブラシティ」のような様相で、

 町はショッカー一色、「在宅介護ショッカー」の看板には笑った^^

 全世界をショッカーが牛耳っているので、国連会議もショッカー幹部の会議である。

 圧巻である。

 錚々たるメンバーが円卓に集い、椅子に座りきらないキング・ダークが涅槃仏のようにアポロガイストの背後に横になっている姿なんてたまらない。

 この国連ショッカー連合は、石ノ森章太郎の「仮面ライダー」原作の「ショッカーが日本政府だった」という衝撃の事実の発展系として素晴らしい絵面である。

 キング・ダークは、クライマックスでも、それだけでも威容ではあるが、ラスボスの大威容を引き立てる役でも活躍するが、

 ショッカー首領を倒したと思ったら、地平線にキング・ダークがドスンドスンと登場したのは面白かったなぁ。

 40年前の怪人たちが、ザコ扱いではなく、何ら問題なく現代のライダーを苦しめている姿もいい。

 ヒルカメレオン(ブラック将軍の本体)などは、オーズを翻弄していた。

 カメバズーカは、<デンライナー>を完全破壊していた。

 ジェネラル・シャドーが、死ぬ間際に、ショッカーではなく、「デルザー軍団に栄光あれ!」とか叫んで爆死するのは、シリーズ上の文法の遵守が見られよう。

 最終的に、全てのライダーが終結し、ラスボス<岩石大首領>と決戦に至るのだが、

 その前の、全てのライダーのカタログ的な紹介&一活躍で、楽しくも、物語性が逸脱し始めてきていたのだが、

 更に、この時、オールライダーは「トウッ!」と全員で空に飛ぶ^^;

 そこで、「スカイライダー」以外のライダーが空を飛ぶことに違和感を感じるも(スカイライダーでさえも途中から飛行はやめた)、その後、それぞれがバイクにまたがったので、超ジャンプと看做すも、だが、乗り込んだバイクは、そのまま空を飛び始めるのだ^^;

 そして、一号が藤岡弘、の声で「この40年間の思いを知れ!」とか言う。

 40周年だからかな^^; と思うが、作中でも40年間、一号は洗脳され続けてきたので、そっちの意味に取ろうと思った^^;

 が、そのセリフの後に、空飛ぶライダーバイク軍団が、「40」の人文字を作り出したのは、さすがにやり過ぎと思いつつも、「まあいいや」と心が広くなっていた私であった^^;

 そして、空飛ぶライダーバイク軍団は、次々と<岩石大首領>の腹をぶち破るのだった。

 私は呆気にとられて見終えるのだった・・・。

 しかし、後半の「大味」を考慮しても、最高に面白かったのだ^^v

 明日も、「映画まとめて語り」を続けます^^

                                                     (2011/04/09)

[東日本大震災(東京の私の思い・27「断念/天然or人工放射能/何様か?」)]

2011-04-08 22:05:56 | 保守の一考
☆昨夜の余震(なのかねぇ・・・)は長く大きかった。

「まだかよ! まだ、東北を苦しめるのかよ」

 と、テレビの速報で、震源地が宮城県沖と知り、私は呟いた。

 ・・・それでも、私は、翌日の仕事が早いので、すぐに布団に入り、寝るのだった。

   ◇

 有休は取ってあるのだが、来週の仙台行きは、やっぱやめるわ。

 なんか、色々と考えて、朝、以下の記事を読んだら、行く気が失せた。

   《被災地に車の列 目立つ渋滞 見物人立ち入りか (河北新報 2011/04/08)》

 <宮城県沿岸部の被災地に向かう幹線道路で渋滞が目立ってきた。ガソリン供給や道路事情が改善され、通勤通学や自宅確認に車を使う被災者が増加。被災地の見物が目的とみられる一部の車も混雑に拍車を掛けている。
 東日本高速道路によると、三陸自動車道利府塩釜―利府中インターチェンジ(IC)間の交通量は週末だった2、3の両日、前年同期比で2~3割増え、6日は5割増の約2万1200台が通行した。仙台東部道路の山元―亘理IC間も3割ほど交通量が増えている。
 三陸道の鳴瀬奥松島IC付近は朝夕を中心に激しい渋滞が発生。県警交通規制課によると、亘理町の国道6号や東松島市の国道45号、石巻市蛇田の県道でも渋滞が起きている。
 同課は「公共交通機関が完全に機能していないことに加え、ガソリンが比較的入手しやすくなり、移動手段に車を使う人が増えた」とみる。
 県警は渋滞が捜索、復旧活動の妨げにもなりかねないと判断。県トラック協会や県レンタカー協会など関係9団体にチラシ1200枚を配り、交通量の抑制に協力を求めている。
   ◎警察検問「復興の妨げ自粛を」
 東日本大震災の被災地に「見物人」とみられる人と車が入り込み、緊急車両の通行や行方不明者の捜索活動に支障が出ている。マナー違反の行為も目立ち、自治体や警察は良識ある行動を求めている。
 津波で沿岸部が壊滅的被害を受けた宮城県亘理町。町災害対策本部の関係者は「3月末から町民以外と思われる人が増えている」と明かす。路上駐車して壊れた堤防などの風景や捜索、がれき撤去活動の様子を撮影する姿が目立つという。
 車の擦れ違いの妨げになり、町は6日に一部地区で通行制限を開始した。自宅に向かう町民には通行許可証を発行している。町は「通行制限の人員を配置する余裕は本来ない。興味本位で見に来るのは遠慮してほしい」と話す。
 津波被害が甚大な仙台市若林区荒浜に続く県道でも警察の検問が始まった。県道はがれきの撤去作業が進んで海岸線まで開通し、一般車が増加した。住民の車、緊急車両以外で進入する人は身分証の提示を求められることがある。
 「見物人」の中にはごみを捨てて帰ったり、遺体の写真を撮ろうとしたりする人も。県警は「被災地では今もライフラインの復旧作業や捜索活動、救援物資の搬入が続いている。一刻も早い復興のため、不要不急の車の乗り入れは自粛してほしい」と呼び掛けている。>

 ・・・そもそもが、私の純粋な献身の気持ちは、その衝動のパーセンテージ的には、それ程低くはない。

 行ったならば、被災者の為に、出来うる限りの最高のことをしてあげられるだろう。

 私は、カンボジアやラオスでも、個人レベルの人間が出来る30倍以上の「ボランティア」をしてきた。

 ラオスのとある村などでは、私と友人のイチロー氏の名前は、その村の歴史に名が残っているだろう程だ。

 だが、他の方以上に、東日本大震災と言う状況への興味も大きかった。

 自分の気持ちとしては、「興味本位」なれど「興味本位」での現地入りには後ろめたさがある。

 けして、不遜な興味ではなく、歴史的な事象に対しての知的好奇心があった。

 だが、今現在、心の中で計算をすると、私は、自衛隊などよりも、「ごみを捨てて帰ったり、遺体の写真を撮ろうとしたりする人」のカテゴリーに近くなってしまう。

 私は、仙台に住む若鷲家族や、遠刈田温泉に住む親戚一族が心配で、

 特に若鷲キューピーちゃん(7歳)を愛していて、自分が持っていない「3DS」をプレゼントに持って行きたいくらい会いたいのだが、今回はやめる。

 仙台には、もう少ししてから、例えば、風俗街が復活するくらいの復興を見せてから、現地にお金を落とすために、ソープ目当てに訪れようと思う。

 ・・・せっかく取った有休は、震災や被災者とは関係のない、ちょいと、マイカーで遠出をして来よう。

   ◇

 昔、アセロラドリンクを飲んでいて、その缶に書かれていた「レモン4個の天然ビタミンC(うろ覚え)」と言うフレーズを見て、

 私は、「少ないじゃん」と思った。

 例えば、ビタミンC1000とかの商品もあるし、それに比べたら少ないだろう、と。

 でも、よく考えると違う箇所があった。

 「天然」と言う文字だ。

 どうやら、「天然ビタミンC」と「合成ビタミンC」では、身体への吸収力など、健康への度合いが違うのだそうだ。

 ・・・で、私が考えたのは、「自然放射能」と「人工放射能」とは異なるのだろうか? という問題だ。

 結論から言うと、「自然」でも「人工」でも、それぞれの放射性物質、そこから出る放射線はまったく同じもので、

 強さや量の違いはあれど、放射線の性質や物質に与える影響は変わらないのだそうだ。

 だから、自然界に存在する(した)、今回の福島第1原発の放射能漏れ以上の数値を、「自然放射能と人工放射能では、人体に与える影響が違う」と言う奴の言葉は嘘である!

 私は、最近、この事故の問題点は、「事故で(人の手を経て)、微量であれど放射能を漏れさせてしまった」、そこしかないような気がしている。

 量が問題ではない、人類にとって忌むべき放射能を、人の手を介して漏れさせてしまった…、そこである。

 何とも、戦後民主主義の「如何なる戦争も反対」に似た雰囲気である。

 「戦争」についても「原子力」についても、端っから、「悪」扱いをされているのだ。

 「理由は考えるな、とにかく怖れよ!」と言う<思考停止>がそこに存在している。

   ◇

 日本赤十字に届いた義援金を政府が被災者に差配すると言う問題についてだが、

 なんちゅうか、民主党政府と言うのは、「自分らが、この領域に手を出したら異常!」と言う概念がないのだろうか?

 赤十字は国際機関であり、「日本」と組織名に付いていても、日本赤十字は、先ずは国際組織を、政府よりも高次に見なくてはならないと思うのだ。

 これは、そのほうが便利とか、スピーディーとかの問題があっても優先されるべき道理である。

 その不可侵領域のお金を、我が物顔で取り扱おうとする民主党政府の思考回路には、首を傾げるしかない。

 これって、平成21年の、小沢一郎による、天皇陛下と中国の習近平国家副主席とのゴリ押し会見セッティングと同義の異常行為である。

 小沢一郎には、「政治力ではどうにもならない領域」が、少なくとも日本には多数ある、と言う概念が欠如しているのだ。

 産経の阿比留瑠比氏のブログのコメントに、いい文章があったので、転載する。

 この文章では、民主党の、現在の長である菅直人について語っている。

 < Commented by 一閑 さん
 ・・・(前略)・・・菅が会見で国民に対する説明・依頼・命令を行わず「メッセージ」というやつを発信したがる理由は何だろう...といろいろ推察しましたが、単に責任回避(枝野官房長官に擦り付け?)のみならず、畏れ多くも自らが天皇陛下同様の"権威"も有する人間であると"本気で"信じてるのではないか?と思えるのです。
 無論他人の非難を生業としてきた菅に"心的影響力"なんぞ皆無ですから、結果として"虚しき独り言"若しくは"中身なき恫喝"に終始するのかな?と...首相が国家権力を代執行する責任を負う事で明治以降日本の国体が形成されて来た側面を思えば、これもまた「政権交代の悪夢」なのかなと考えます。 ・・・(後略)>

 たかだか、愚民交じりの民主主義において、ある一定の期間の政治を任されたに過ぎない存在が、

 自分らの「独裁」が許されたと思って、好き勝手にしやがることよ!

                                                       (2011/04/08)

[東日本大震災(東京の私の思い・26「人類と放射能の不幸な出会い・1」)]

2011-04-07 23:28:52 | 保守の一考
☆今日も残業でした・・・。

 疲れています。

 こんな時は、海宝真珠ちゃんのことを思い出そう。

    ・・・可愛さの完成型! でも、この写真の胸は盛ってるべ!

 彼女のブログを見ると、彼女は、家にあった文房具をお兄さんやお姉さんとまとめて、市の物資収集に持っていったそうだ^^

 外見も可愛くて、心までも可愛いとなると、欠点がないじゃあないですか!

   ◇

 疲れているので、書きたい話をうまく運べるか分からないですが、書きます。

 意固地左翼(この期に及んで民主党を支持してる)の鳥越俊太郎だが、ガイガーカウンターを片手に、福島第1原発直近まで取材に行ったそうだ。

     《鳥越俊太郎「福島原発」超接近取材「予想より放射線量低い」(2011/4/ 5 12:06)》

 <ジャーナリスト・鳥越俊太郎が4月4日(2011年)、ブログで福島第一原発周辺の取材報告をした。
「誰もやらないなら自分で見てくるしかない」と4日早朝に東京を発った鳥越。原発から30キロ地点で警察官のチェックを受け、なおも車を走らせるうちに、公衆トイレで娘宅に行く男性と出会った。この男性、東電の協力企業の社員として第一原発で働いていた経験があり、原発から8キロのところにある自宅にも向かうというので、行動をともにすることに。
持参した計器によれば、そこでの放射線量は2マイクロシーベルト。東京と比べれば格段に高いとはいえ、「予想をはるかに下回る数字」に驚いたという。さらに男性に案内され、原発の排気筒が見える場所まで接近すると、
     「さすがだなぁ、ここでは118マイクロシーベルトを記録。
      でも1000マイクロシーベルトぐらいを予想していたので、
      風の向きのせいか値が70台に下がったときは本当かなと疑ったくらい」
周辺で屋内退避している家庭を探したが、町はまさに「ゴーストタウン」状態。この光景に「キチンとモニタリングして避難のあり方を決めた方がいいのではないか」と疑問も抱いたという。>

 まあ、新聞読めば分かっていることだが、名前が売れている人が実際に訪れて確かめてくれると、なかなか説得力がある。

 文中の最高数値は118マイクロシーベルトだが、それでも、何ら恐れることのない数値で、胸部X線CTスキャンの<60分の1>程の放射線量だ。

 産経新聞が連日載せている「人体に影響する放射線量」図表の、人体に悪影響を及ぼす最低ラインとしてある「血中のリンパ球減少」が始まる数値と比べると、<4200分の1>である。

   ◇

 ちなみに、人間は、日常生活を送っているだけでも、自然に放射線を浴びており、1年間に浴びる量は2.4mSv(ミリシーベルト/世界平均)程度である。

 2400マイクロシーベルトである。

 ブラジルのガラパリ地方は、高放射線地帯で年平均5500マイクロシーベルトの放射線が検出されていますが、その高濃度放射線物質である砂浜の黒砂は、健康に良いとされ、砂風呂として療養に使われてもいるのだそうだ。

 イランのラムサールでは、平均ではなく最高値だが、26万マイクロシーベルト(260mSv/y)で、日本の年平均(0.43mSv/y)の600倍の放射線量がある。

 だが、世界的に有名な温泉保養地である。

   ◇

 ネットで調べれば、その文章が拾えるだろうと買わなかった、今日発売の『週刊新潮』の記事に以下のタイトルがある。

   《あなたが子供だった時、東京の「放射能」は1万倍!
    ――福島県出身者に降りかかる放射能差別。だが、半世紀前、東京の放射能は1万倍だったことをご存じか!》

 面白い記事だった。

 うろ覚えですまないが、

 東京は、世界でも最も古くから放射能測定が行なわれ続けてきていて、半世紀前の、世界の核保有国各国で行なわれた大気圏内核実験の影響もあり変動が大きく、現在の自然放射線量の一万倍を記録した時期もあったそうだ。

 よく、今回の原発事故の放射能漏れが、少なくとも現在までにおいては「人体に影響がない」とされていることに対し、「影響は数十年後に現われる」などと根拠なく言っている人がいるが、

 だったら、かつて一万倍の放射能を被曝している東京人からは、さぞかしガン患者が続出していることだろうね。

 福島県人や福島の生産物を忌避する者は、ならば、先ず、自分を差別しろ!

 他国の核実験で東京が一万倍の放射能を被曝しているのならば、それは日本全体の被曝と同義だからだ。

 つまり、それならば、あんたも被曝者だ。

   ◇

 昨日の産経一面では、「僕らの園庭 大丈夫かな…」と題し、幼稚園の庭を放射能測定する写真が載せられていて、

 11・0~10・0マイクロシーベルトの結果数値に、校長先生はコメントで、「本当に厳しい結果だと思う」と語っていた。

 なんでだよ、全く厳しい結果じゃないじゃん!

 このような校長先生のコメント及び、それを載せる新聞が風評被害を拡大させている。

   ◇

 また、その前日には、福島県浪江町の積算放射線量を鑑みた結果、安全委員会が「屋内退避必要なし」との見解を示した記事が載っていたが、

 そのような報道をすること自体、その地域が監察の対象になっていることが知れ、「魔女狩り」の如き風評二次被害を起こしてしまっているような気がする。

 「無罪」であることをニュースとして取り扱うことそのものが、「無罪」の者を追い込んでしまうことがあることを、私は、今回の大震災の報道において、まざまざと知った・・・。

   ◇

 この話は、その内、続けます。

                                                      (2011/04/07)

[東日本大震災(東京の私の思い・25「六角堂/教科書/暫定基準値20倍増し辛」)]

2011-04-06 23:56:21 | 保守の一考
☆タイトル写真は、私の家の居間に、ずーっと飾られている、茨城県の<六角堂>を描いた絵画です。

 この<六角堂>も、津波で根こそぎ持っていかれちゃったんですよね・・・。

   ◇

 今日はバイトで、町田を回りました。

 人手が多く、お店も賑やかで楽しい街です。

 作業を終え、町田市役所の前のベンチに腰を下ろし書類を書いていたら、小学校一年生ぐらいの女の子2人に話しかけられた。

 芦田愛菜をちょっと神経質にした感じの極上の美幼女だ。

 私は、話しかけられた子に夢中で、もう一人は背景だった^^

 私は地図を見ていたのだが、それを覗き込み、「地図だ! 引っ越してきたの?」と聞いてきた。

「いや、仕事だよ^^」と答えると、「そうか、仕事の事情か…」と大人ぶって去ろうとした。

 私は、その子が可愛かったので、もうちょい話したかったのだが、歩いて行ってしまうので、とりあえず、「地震には気をつけるんだよ!」と訳の分からないことを言ってしまった。

   ◇

 で、話が変わるが、そもそも、このブログは、全体の三分の一のエントリーは映画鑑賞の感想が締めていた。

 最近、節電で、近所のシネコンのスケジュールも曖昧で、早い時間に上映が終了してしまうシネコンもあるが、ボチボチ映画も見ているので、近日、レビューをまとめて書く。

 で、近所のロリコンこと私だが、最近、『SOMEWHERE』で人気を博している美少女エル・ファニングについてなのだが、実の姉のダコタ・ファニングよりも可愛いともっぱらの噂だが、私の見立てでは「それには異論あり!」である。

 まあ、今のダコタ・ファニングは成長してしまい、大人になってしまったが(私言うところの「おばさん」)、少女時代のダコタ・ファニングは、それはもう「神経質」っぽくて可愛かった。

 少女を表する時の「神経質」は、「繊細」とか「脆い」とかと同義であり、危険な匂いを感じさせる意味も付加させている。

 エル・ファニングは整っていて可愛いが、その魅力は、男が(ロー・)ティーン・エイジャーに求めるような可愛さである。

 私が言いたいのは、「美少女」の括りならばダコタ・ファニングの方が上であると言うこと。

 では、町田の神社とお寺の写真^^

     
       長栄稲荷社


       妙延寺

   ◇

 さて、本題だが、もう一時間後には寝なくちゃならないので、足早に記す。

 石原慎太郎が「花見(など)の自粛」を言ったのは、

 彼なりに、「天罰」発言に後悔し、その裏返しに、逆サイドからの見方を強めの言い方でしているのだろう。

 保守派には、このような、カウンターの発言をして、その威力が強過ぎて反感を買ってしまうということがよくある。

 だからと言って、「ちゃねら~」が都庁前で「花見」デモをすると言うのは、さすがに、他にすべきことがあるんじゃないの、と思う。

 こんな状況下で、石原慎太郎をバッシングすることが何よりも優先されると言うのが凄いなぁ。

 でも、私は、これ以上、この問題に触れない、そのデモの旗振り役が怖いからだ^^;

   ◇

 これまでの日教組主導の左翼教科書は、全て、現在の価値観で、歴史上の事象を断罪していた。

 それにアンチテーゼを唱えたのが、「新しい歴史教科書をつくる会」であった。

 今でこそ、地に堕ちた「つくる会」だが、当初は、真っ当な運動体であった。

 そのリーダーの西尾幹二は、

「歴史を学ぶのは、過去の事実について、過去の人がどう考えていたかを学ぶことなのである」

「歴史を学ぶとは今の時代の基準からみて、過去の不正や不公平を裁いたり、告発したりすることと同じではない。過去のそれぞれの時代には、それぞれの時代に特有の善悪があり、特有の幸福があった」

 と語っている。

 それは尤もだが、

 西尾幹二と言うか、「つくる会」は、そのカウンターだけを押し出したので、それまでの左翼社会の反発が強かった。

 先ほどの石原慎太郎と同じで、カウンターのみで押し切ろうとして、風当たりが強くなった。

 で、「つくる会」は、限りなく崩壊した。

 私は、「つくる会」と袂を分かった「日本教育再生機構」に賛同した。

 「日本教育再生機構」は、歴史を断罪するつもりなどは全くないが、もちろん、現在の視点での歴史の考え方も、必要だと考えてもいる。

 左でもなく、そのカウンターとなってしまった右でもない・・・、それが、「保守」なのである^^v

 その「日本教育再生機構(≒教科書改善の会)」の教科書が、4/30に検定を通った!

 その報告は、私の元に早いうちに入ってきていたのだが、発表の解禁日時もあり、ヤキモキしている間に、ちょいとエントリーする余裕がなくなってしまっていた。

 この大震災の中で、明日の日本の子供たちを指導する教科書の存在は、ハード面としては最重要である。

 以下、「日本教育再生機構」の八木理事長の声明。

     《育鵬社中学校「歴史」「公民」教科書の検定合格にあたっての声明》


改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会
(略称:教科書改善の会)
代表世話人 屋山太郎
一般財団法人 日本教育再生機構
理事長 八木 秀次


一、扶桑社の教科書事業を引き継いだ、同じフジサンケイグループの育鵬社による中学校歴史教科書・公民教科書(正式書名『新しい日本の歴史』『新しいみんなの公民』)が、このたび文部科学省の検定に合格しました。両教科書は、平成18年に改正された新しい教育基本法、および平成20年に改訂された新しい学習指導要領の趣旨に最も適した教科書を目指して、教科書改善の会および日本教育再生機構が側面支援するかたちで作成されたものです。
今回、メンバーを一新した執筆者や監修者、現役教師らによる総力をあげた指導と熱意ある支援によって、最新学説をふまえながらも、中学生にわかりやすく、教員が教室で充実した教育を行えるように、教科書としての完成度を飛躍的に高めた教科書となっています。この教科書の合格を多くの支援者や関係者の皆様とともに心より喜びたいと思います。

二、教育基本法も変わり、学習指導要領も変わりました。教科書も変わるべきであり、今回の法改正に最も準拠した教科書が今年の夏に全国で採択されるべきです。そのさい、新・教育基本法の第2条(教育の目標)に「伝統と文化を尊重」し「国や郷土を愛する…態度を養う」とあり、学習指導要領の総則にも「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し」と新たに規定された内容が、今回の教科書採択における最重要ポイントとなります。この点、育鵬社は、扶桑社教科書の実績をふまえた上で、今回の法改正の趣旨をじっさいに教科書に具現化するよう、あらゆる工夫を凝らした教科書になっています。

三、東日本大震災をめぐる報道では、世界中から日本人の優れた国民性や道徳性を称賛する声が寄せられました。しかし、これまでの教科書は必ずしも日本人の美徳を十分に伝えるものではなく、むしろマルクス主義やその新たな変形といえる特定のイデオロギーが教科書に持ち込まれていました。また昨年夏に採択された小学校教科書においても、今回の法改正の趣旨とはかけ離れた内容が数多く含まれています。新・教育基本法に「国家及び社会の形成者としての資質を養う」(第5条の2)とする「義務教育の目的」とは相反するイデオロギーの教科書が未だに使用されています。
しかし育鵬社は、法改正の趣旨に忠実に従い、次の世代の日本を担う子供たちが、高度な文化や文明を営々と築いてきた祖先や先人に深く感謝し、そうした優れた歴史に自らもつらなり、日本の再生に立ち上がる「国民の志の育成」をめざした教科書となっています。

四、「戦後最大の国難」といわれる非常時が続くなか、今回の採択を担当する各教育委員会および私立中学校の責任は、かつてないほどに重大になっており、今ほど日本人の精神性を受け継ぐ教育が求められている時節はないと思われます。各教育委員会や私立中学校におかれては、どの教科書が次世代を担う日本の子供たちに最もふさわしい教科書なのか、近隣諸国の妨害や内政干渉、特定の政治勢力や教職員組合の圧力などに負けることなく、また旧来からの教科書会社との慣行などに引きずられることなく、自らの見識と責任で最も優れた教科書を選ぶことにご尽力いただきますようお願いいたします。

五、文部科学省の検定結果については、例年のとおり近隣諸国などによる教科書内容への激しい抗議や記述の変更要求などが予想され、また特定の教科書を狙い撃ちにした採択妨害が、国内外の諸勢力を通して全国で繰り返される恐れがあります。文科省では、日本国の教育と国家主権を守るために諸外国の抗議に対し毅然とした態度をつらぬき、全国における採択妨害の動きを未然に防止するように新たな通知を発するべきです。
 また新通知においては、新・教育基本法および学習指導要領に最適の教科書が各地で採択されるように、各教育委員会にむけて、従来のような形式的な採択資料や基準でなく、今回の法改正の内容を十分にふまえて教科書内容にまで適切に踏み込んだ採択資料および基準の作成を求めるべきです。
さらに、新通知によって教育委員会の採択権限をしっかりと守り、教職員の影響下で採択が決定されないよう、「開かれた採択」とする従来からの文科省の方針を周知徹底した上で、採択資料や基準を作成する選定委員および教科書調査員への教職員以外の保護者や一般人の任命、あるいは教科書提示会での「アンケート意見」の活用など、一般国民の意見や声が採択により適切に反映されるよう制度を工夫改善することが必要だと考えます。

※なお、育鵬社教科書は4月下旬にも一般書店で市販される予定であり、近隣諸国や国内の一部勢力の批判が当を得ていないことが国民の皆様にご理解いただけると存じます。

以上

   ◇

 話を戻す。

 なんで、西尾幹二の、納得できる言葉を引用したかと言うと、この地震の経緯の中で、「後出しジャンケン」のような発言をしているネット上のヤカラがいて、私にはどうしても許せないのだ。

 こちとら、毎日、精神も体力もすり減らして、その一瞬一瞬にプライドを賭けて、言論しているのである。

 しかも、私は、大筋を絶対に外していない。

 この大変動の時代、一刻一刻に膨大な事実が流れている。

 この時点が「現在」であり、三日前,一週間前はもう「歴史」である。

 そんな「歴史」を、後から批評して、あたかも自分が真っ当な意見を吐いていると思っているヤカラがいて、私は非常に腹が立つ。

 お前! ちゃんとタイムリーに意見を発表してないだろ!!!

 結果が分かってからなら、正しいことも語れるわぁ!!

 しかも、発表日時を、数日前に改ざんしたりしている。

 例えば、4/1の野球の試合の結果予測を4/2に書いて、日付は3/31にしたりすると言う卑怯なことを仕出かしたりする。

 私は、腹が立っている。

   ◇

   《年間の被曝限度量、引き上げを検討 原子力安全委 (朝日 2011年4月5日)》

 <・・・原子力安全委員会は5日、放射線量の高い地域の住民の年間被曝(ひばく)限度量について、現在の1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げるべきか検討を始めた。放射線の放出が長引き、「長く生活する観点で考えないといけない」とし、現実路線への見直しを検討する・・・>

 この一点だけでも、皆さんが恐れている放射能とやらが、いかに、「言葉上だけの恐怖」であることがわかろう。

 ホント、非現実的な基準で、多くの人が苦しめられ、惑わされ、悩まされているんだぜ。

 これぞ、「言霊の国・日本」の悪い点だ(私は日頃は「言霊」の長所ばかりを語っているのだが)。

 さっさと、全ての基準値を改定しろ。

 もう、死者が出ちゃっているんだけどね。

    《年間被ばく限度、引き上げ検討=原発事故の長期化想定―官房長官(時事 2011年4月6日)》

 ACのCMで、オシム監督が「スピードが命なんだよ」と言ってるじゃん。

 前監督は、素早い対応で脳卒中の兆候からカムバック出来たんだよ。

 枝野さんも頑張って、素早く出来る処置をしてから、ゆっくりと今夜は寝てくれ!

   ◇

 毎日、多くを詰め込んでいるつもりだが、書くことがいっぱいあり過ぎる!!!

 私も頑張ります・・・。

                                                     (2011/04/06)

[東日本大震災(東京の私の思い・24「施し」)]

2011-04-05 22:57:44 | 保守の一考
☆かなり体調は回復しています。

 今、花粉症のほうはおさまっています。

 多少熱があるみたいなのですが、二日連続で残業もしまして、ちょっと無理したほうが、私の身体にはいいようです。

 断わろうかなとも思ったのですが、どうも、私は、何にしても依頼されると断われない性格だ^^;

 もし、女ならば、色んな男にやらせちゃうタイプかも知れん^^;

 でも、私自身もエンジョイしちゃうかも知れない。

 で、中には暴力的な男もいたりして、さすがに、その暴力に耐えかねて法に訴えたら、

 事情聴取の中で、捜査官に「あんたも楽しんだんだろ?」とか言われて、

 深く傷つくかと思いきや、妙に納得してしまったりして、そして、・・・(以下ry

   ◇

 さて、職場(支店全体)で義援金を募ることになった。

 いいことだと思う。

 もちろん、希望者のみだが、今回の希望者は多そうだ。

 また、私の働いている会社の東北の支店も、かなりのダメージを受け、業務の再開の目途も立たないようだ。

 故に、本来、その東北の支店が担当していた山形向けの出荷が、こちらの支店に回され、最近、忙しくなっている。

 だから、私、多少熱があるみたいなのですが、二日連続で残業もしまして、ちょっと無理したほうが、私の身体にはいいようです。

 断わろうかなとも思ったのですが、どうも、私は、何にしても依頼されると断われない性格だ^^;

 もし、女ならば、色んな男にやらせちゃうタイプかも知れん^^;

 でも、私自身もエンジョイしちゃうかも知れ・・・(以下ry


   ◇

 さて、知り合いからメールが来た。

 その人は、ボランティアで宮城に行ったのだそうだ。

 その「ボランティア」とは、特殊な物を扱うので、その方らの正体がバレちゃうので詳しく話せないが、いわゆる労働力提供のものではなく、物品の提供活動の範疇にある。

 すぐに電話をした。

 私は、ここに色々詳しく書きたくも我慢しているが、特に聞きたいこととして、

「行くのに苦労したか?」

 が、あった。

 現場に行くことには苦労はなかったようだ。

 高速(東北道だろう)に、地震の被害による歪みが数ヶ所あったが、特に問題ないそうだ。

 渋滞もなかったそうだ。

 で、私が問うた「何日間行ったの?」の言葉に答えた一言が素晴らしかった。

「日帰りで行ったんだよ」

 日本は広くて、でも、近い。

   ◇

 さて、以下の、ネット上で拾った文章中の「施し」と、「ボランティア」とは、意味がかなり異なりますが、ここでは、その内容の似た点だけを読み取って下さい。

 《曾野綾子さんの連載エッセイ「小説家の身勝手」(WiLL2011年4月号)より
  ユダヤ律法を集大成したマイモニデスによると、施し方には八段階があるという。
  以下、程度の悪いほうから並べる。
  (8)いやいや施す人
  (7)施すべき金額よりも少なく施す人
  (6)乞われてからはじめて貧者に施す人
  (5)貧者から乞われる前にちゃんと気づいてその貧者に施す人
  (4)寄付を受ける人が寄付者の名前を知っているが、寄付者は与える人の名前を知らない場合
  (3)寄付者が寄付を与える人の名前を知っていて、寄付を受ける人が寄付者の名前を知らない場合
  (2)施す者と施される者との名前が知られない状態で施しがなされる場合
  (1)まず金を与えて貧者を援助するよりも、ローンを貸与して彼を貸主の商売仲間に入れ、仕事を提供して自立できるようにしてやること
  マイモニデスは、十二世紀にスペインのコルドバに生まれ、エジプトで宮廷付きの医師として働く一方で、
  ユダヤ居留民の長として働いた人だというから、最高のやり方は、援助の金を与えるのではなく、資金を貸し付けて自立させるということであった。
  出典はラビ・ピンハス・ペリーの著書「トーラーの知恵 現代を生きるためのユダヤ人の聖書観」とのことです。
                                  (終わり)》

 私は自己顕示欲がかなり強い人間だが、それ以上に、「ボランティア」なり「施し」をするにあたり、

 「対象の喜ぶ姿を見たい」がある。

 だから、上記の(2)の賢者にだけはなれない。

 (1)の賢者にはなれる可能性はある。

 だが、私は、自分が善行を施す相手を見たい。

 例えば、相手が幼女だったとしたら、その子が喜ぶ姿を見て、自分も喜びたい。

 そして、その姿を目に焼き付け、その後、何度も何度も心の中で反芻しニヤニヤしたいのだ!

   ◇

 だから、私は、仮に「日帰り」と言う短時間であろうとも、対象との接触を考える。

 「短時間(一瞬・刹那)で何が出来るんだよ!」と思う方には、以下の文章を送る。

 これを読めば、私の考え方はこうなんだよと分かろう。

   ◇

   [やりきれなさに、つかのまの努力を…(2004/04/06)]

▼昨日は、夜勤なので、夕方近くに家を出ると、秋川の土手際の桜並木は、まだまだ咲き誇っていた。
「何だよ^^ まだ咲いてるじゃん」と思いつつ、自転車を走らせる。
 しばらく進むと、農地開拓の石碑があるのだが、その前に、老夫婦がおり、何やらお爺さんの方が、必死になって石碑の後ろに回り込んでいる。
 私は、自転車で通り過ぎながら、その石碑の背後を覗き見る。
 ・・・と、可愛らしい男の子(二歳くらい)がニコニコしながら立っていた。
 どうやら、老夫婦は、孫が一瞬の隙に、どっか行っちゃったので慌ててたのだろう。
 桜の葉が散る、午後の情景だった。

▼その男の子の笑顔があまりにも良かったので、私もニコニコしながら、良い気分で桜咲く農道を進んでいたら、思い出してしまった。
 感情とは複雑なもので、良い気分になると、それを±0にするような作用を施す。
 朝の新聞に載っていた記事を思い出してしまった。
 朝に不愉快、と言うか、絶望的な気分にさせられたのだが、夜勤ゆえに昼の間眠っていたので忘れていたのだ。
 産経新聞の「性的虐待」の記事だった。
 私は、児童虐待とか、そう言った記事が嫌いなので読まないことにしているのだが、つい、目にとまって読んでしまったのだ。
 いや、ここで繰り返さないけど、嫌な話だった。
「嫌な」などと言うと、被害者に申し訳ないのだが、ダメだ。

▼私は大体、子どもが好きなので、このような話が本当に苦手だ。
 私の家族もとても子ども好きだ。
 いつも、「虐待」のTVニュースなどが流れると、家族で暗澹たる気持ちにさせられる。

▼(余談)私の家族は、姪のミカンちゃんをとても甘やかしているが、甘やかしすぎて、返ってミカンちゃんはしっかりした子になってしまった。
 私が、あきんどさんの子どもを可愛がるのは、みかんちゃんを可愛がるのと同じである。
 これが、フドーさんの長女さんとなると、別問題だ。
 大学生の女の子に、あまりにも「可愛いですね、デヘへ」などと言い続けると、何か下心が見え見えじゃないすか^^;
 その点、ミカンちゃんやツブラちゃんは子どもなので、可愛くて当たり前なのでよろしいですね^^
 この「天才バカ板!」で、私の彼女など、女性の写真が現われないのは、そのような理由です。
 のろけてると思われちまう。

▼で、話を戻しますが、虐待とかの話を聞くと、もう、それは個々の家庭と言う<隔離した世界>で行なわれているので、どうにも、私なぞが助けに出る幕がなく、自分の無力を思い知り、そう言った情報は耳を塞いで遮断するしかないのです。
 世の中には、何で、そんな不幸な目にあう子どもがいるのだろう、と深く悩まされてしまう。
 何で、俺は、曲がりなりにも<幸せ>なんだろう、と・・・。
 昨夜の夜勤は、その記事を読んでしまったばかりに、ずーっと嫌な気分だった。

▼以前に、テレビに、とある若い女の子の画家が出演していて、こんな事を言っていた。
 その女の子は、イジメやら自殺未遂などを経験して、絶望的な青春を送ってきて、でも、どうにか生き長らえた末に、画業に生き甲斐を見出したとのことだった・・・。
『辛い境遇にある子が、私の絵を見て、一瞬でも安らぎを感じてくれたら・・・』と・・・。
 私は思ったものだ。
『一瞬の幸せだったら、根本的解決にならねえじゃんか・・・』
 でも、何故か、その女の子絵描きの言葉は、ずっと心に残っていた。

▼カンボジアの奥地に行ったときのことだ・・・。
 ビデオカメラを持って、傍若無人に、村人の生活を撮影していた。
 カンボジアは真っ平らなので、雨季になると、川はすぐに増水する。
 で、雨季が終るとしばらくは、辺りに水溜まりが点在している。
 ・・・小さな水溜まりを、ボロっちい網でかいているボロ服をまとった女の子がいた。
 水溜まりにいるかも知れない魚を掬っているのか・・・。
 私が近づいて微笑を向けても、愛想笑いするでもなく、ブスッとした顔で一瞥し、つまらなそうに網を操っていた。
 その水溜まりを見ると、あまりにも小さな水溜まりで、水深も2センチ程しかあるまいと思え、魚などいないのは歴然だった。
 が、女の子は、網を使い続けていた。
 痩せぎすで、可愛さの欠片もない貧相な女の子だった。
 この辺りは、生計の立てられない貧民層の住む場所だった。
 私は、ポケットから、大粒の飴玉を出して、三個ばかしあげた。
 でも笑顔は見られない。
 飴の包みを取り、コリコリと舐めていた。
 それを見ていた弟が遠くからやってきた。
 姉は、自分が貰ったものを弟に分けていた。
 私は、慌てて、弟にも渡す。
 ・・・でも、笑顔は見られなかった。
 私は、間が持たず、ビデオカメラでぐるりを撮影し、その場を去った。
 ・・・青い空に白い雲が白々しかった。
 あまりにも、ジャングルの奥地に行くと、暗色になれた子ども達は、旅行者の明色の服装を見ると、やたらに興奮してつきまとったりするものだが、この女の子は違った。
 何か荒んで見えた。
 確かに、田舎にはリアクションに乏しい子どももいるのだが、この女の子は、何か色んなことに疲れているように見えた。
 ・・・私は無力だった。

▼撮影したビデオは、日本に帰ってから早回しで見て、重要なトコだけ、丁寧に見た。
 くだんの女の子の箇所は早送りして見なかった。
 だけど、カンボジアの少女の寂しげな顔は、私の脳裏にずっと焼き付いていて、常に私の行動の「限界」を知らしめてきた。

  ≪世の中には、お前(私)なんかがどうにも出来ないことが無数にあるんだ≫

▼・・・・・、・・・・・最近、そのビデオを見直した。
 私は、とある場面を見て、狂喜乱舞した^^
 何と! テレビ画面に映し出された例の女の子は、笑っていたのである!
 私と対面していた時はムスッとしてたが、私が、女の子からの愛想を諦めて、手持ち無沙汰のうちにカメラを撮っていたら、その時、やっと心がほぐれたのだろう、大粒の飴で片頬を膨らまし、画面の隅で、弟と笑いあっていたのだ。
「うひゃひゃ^^ 笑っているじゃねえか! 笑っているじゃねえか! 笑っているじゃねえか!」
 私は、自室で大笑いした^^
 その時、女の子絵描きの言葉が心に蘇った。

  『辛い境遇にある子が、私の絵を見て、一瞬でも安らぎを感じてくれたら・・・』

「その通りだよ。あなた(女の子絵描き)の言うとおりだよ。絶望の境遇にいる子どもを、根本的に改善させようなんて、今の俺には無理だ。でも、一瞬の楽しさだったら、与えられる^^」
 私は、一つ、学んだ・・・。

▼ただ、これだけは言っておく。
 私は、子どもには優しく、とことん可愛がるが、その範囲は、高校生までだぞ!
 それ以上の女の子は、違った意味で可愛がるのじゃ~っ!
 ウヒャヒャヒャヒャ(エロス^^)
                                              (2004/04/06の再掲)

   ◇

 片山善博総務相がテレビ番組で、日本赤十字に届いた義援金を「政府が差配する」とのたまったとのこと。

 このことについては、明日にでも書きたいが、「勘弁してよぉ!」と思った。

 横山弁護士のように「もう、やめてぇ~!」と叫びたくなりました。

 また、新聞を読んでいると、母親と内縁の夫に、ポリ袋に入れられ酸素欠乏症で死んだ3才児の記事や、十ヶ月の赤ちゃんに殴る蹴るの暴行をした男の記事が載っていたりして、ホント、気が滅入る。

 赤ちゃんや幼児を死なせた人間には極刑を与えて欲しい。

   ◇

 そんな中で、ちょいと、判断に苦しむニュース。

     《自民党の野中元幹事長が離党(2011/04/05)》

 自民党内の「民主党的なる顔・存在」である野中が出て行くことは嬉しいが、

 その理由が、全国土地改良事業団体連合会(全土連)の会長としてまい進したいからとのこと。

 民主党の「仕分け」の中で、土地改良事業費は大幅削減が決定しているが、野中は、仙石ら民主党と連携を深め、それを覆そうと暗躍しているらしい。

 この、日本の国土が混乱を来たしている中、全国土地改良事業団体連合会の長は利権を求め動き始めている。

 ああ、日本赤十字の義援金が、野中の愛人のマンション代に消えませんように・・・。

                                                  (2011/04/05)

[東日本大震災(東京の私の思い・23)]

2011-04-04 22:46:54 | 物語の感想
☆風邪がまだまだ治らないので、短信ですいません。

 昨夜は、借りていた『東京マグニチュード8.0』の4話までを見た。

 何らかの、今回の震災を考える上でのヒントになるのではと思ったのだ。

   ◇

 東京に起きた大地震の設定を、主人公である反抗期真っ只中の中一の少女の動向を通し、リアルにシミュレートしたアニメ作品だ。

 お台場に、弟のつきそいで遊びに来ていて震災に遭遇した主人公が、弟と手を携えて、世田谷の自宅に戻ろうとする物語だ。

 主人公・未来の、まだ早い思春期特有の他者嫌悪の姿が瑞々しくもあり、

 弟・悠貴の、地震後の、恐怖よりも姉と手を繋げる嬉しそうな顔の素直さが可愛い。

 二人と行動を伴にするお姉さん・真理さんは凛々しい。

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 まだ序盤なので、感想を書ける段階ではない。

 ただ、地震の揺れの描写などに、自分が経験した揺れと似たものを感じ、かなり恐怖を感じた。

   ◇

 作中の発生日時は、2012年7月21日 15時46分頃だそうだ。

 発生日時は、今回と、全然、近くないんだけど、なんか重なる点もあるんだよなぁ・・・。

   ◇

 この作品、かなり前から、見たい見たいと思っていたのだが、今回の大震災の前に見ていたら、

 私の地震に対しての心構えも変わっていただろうか?

 いや、今回ほどの規模のものは、「心構え」で対処し得るものではあるまい。

 作品は、あくまでも「作品」として見てしまっていたと思う。

                                                   (2011/04/04)

[東日本大震災(東京の私の思い・22 「伝説のコンビニ/新聞の価値」]

2011-04-03 20:58:21 | 保守の一考
☆昨日、熱が出て、ダウンしました。

 稲恭宏博士の言説で、私、ホッとして、張り詰めていたものが解きほぐされ、疲れがドッと溢れ、熱になって出たのだと思います(←自分で言うことじゃない^^;)。

 稲恭宏博士においては、来週か再来週の『週刊文春』とか『週刊新潮』でゴシップが載るのは必至だと思われますが、

 ・・・稲恭宏さん、貴方の主張は日本社会に広く知れ渡り、多くの方を救った・・・、だから、平常心で、これからもかぶいて下さい。

   ◇

 今日はバイトもなく、元々からの、久し振りの完全休日だったのですが、まだまだ体が辛く、映画を3作品くらい見溜めしようと思ったのですが、駄目でした。

 いちお、外に出てみたのですが、コンビニで新聞を買うのがやっとでした。

 昨夜、ベッドで朦朧としていたとき(昨夜か、本日の未明か分からない)に、かなりの揺れがありましたね。

「この期に及んで、まだ、揺れるのかよ・・・」と、私は夜中に一人呟きました。

 今日も、午後の4時39分に地震警告メールが入りました。

 私は身構えていたのですが、この時は揺れは感じなかった。

   ◇

 仙台の若鷲さんから、メールが届きました。

 忙しいでしょうから、地震後にメール連絡を取り合ってから、連絡しなかったのですが、稲恭宏博士の話は伝えたかった。

 そしたら、忙しい中で、わりと長い携帯メールをくれた。

   <返信遅れてすみません。
    これで安心して野菜を食べられますね。
    まさに目からウロコです。
    小生の住んでる所は、比較的安全な所で、震災らしい震災は受けておりませんです。
    皿が結構割れてしまいましたが、もともと、過剰ぎみに皿がありましたので、今は丁度良い位です。
    しかし、あの揺れの大きさと、時間の長さは、かなりビビリました。
    幼少の頃体験した、宮城県沖地震の比ではなかった気がします。
    唯一困っているのは、ガスが復旧しないので、風呂は湯を沸かして湯舟にウッスラと溜めて、入浴してる感じです。
    小生は今、コンビニで働いておりますので、震災当日から、働き続けております。
    真っ暗い中、懐中電灯とお客さんの携帯の電卓で会計をしながら頑張っておりました。
    お客さんは皆さん、協力的で、小生、少々ジーンとしてしまいました。
    コンビニ本部としては、早く二十四時間営業にしようと、無理難題を言ってきて、今は、大変忙しいです。
    ヘトヘトです。
    蘭さん、いろいろとお気づかい、ありがとうございます。
    蘭さんの住まいの方は、震災はどうだったのですか?
    大丈夫でしたか?
    ではでは。                        >

 若鷲さんの働いているコンビニは、仙台駅の直近なんですよね。

 私が『伝説のコンビニ』をフィーチャーしているのは、若鷲さんを応援する意味もありました。

     『伝説のコンビニ』(←クリック!)

 若鷲さんの娘・キューピーちゃんも、「風呂は湯を沸かして湯舟にウッスラと溜めて、入浴…」していると思うと、メチャ愛しいものよ^^

   ◇

 さて、こうして書いていると、体調の悪さがぶり返しているのだが、もうちょい書く。

 私は原発事故風評を考える中で、なんで、多くの国民が、何らかのメディアの言ってることを丸写しし信じてしまうのだろうかと考えてきた。

 ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」・・・。

 で、色々考えたのが、なんか、安易に言葉を弄している人は、新聞を読んでいないことに気づいた。

 いや、私は、新聞礼賛主義者じゃないよ。

 でも、先に挙げたメディアよりは、事象の客観性に優れているのと、

 ある一定の、事象の根底にある基礎情報が記されていることは、読む者に、独自の観点を生み出させる可能性を排除していないと思うのだ。

 「2ちゃんねる」は、各新聞の記事が表題に立てられて議論されているが、基礎知識の記事が付記されることはない。

 何よりも、ネット記事に対し、手に持ち、全体を見られる新聞媒体は、人間の情報受容の度合いにおいて比較できない優越があろう(しかし、それは時の流れで変わるかも。人間の視点の進化で)。

 例えば、先に挙げたメディアが「択捉産サトイモから基準値の1800倍の放射能」とか見出しに記したとする。

 先に挙げたメディアには、その「1800倍」がどのような意味を持つのかの詳細な説明はなく、ただ、見たり読んだりする者が「なんか知らないがヤバイ状況だ」と言う感覚だけは植えつける。

 でも、疑問を持つ者もいると思うが、その後に「竹島産サツマイモから基準値の2300倍!」とか「尖閣産タロイモから基準値の3100倍!」とか立て続けに言い募られると、当初の疑問を考える暇もなく、根本ないがしろの情報の渦に飲み込まれる。

 だから、ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」からだけ情報を得ている人には、素人としても最低限知っておかなくちゃならない基礎知識がない。

 で、そのような人は、何度も何度も、煽情記事を「上塗り」されて、なんちゅうか、普通に成長してきた人が真っ当に持っているはずの「情報選択の概念」を喪失しているのだ。

 それは、一昨年の衆議院選挙のときの「民主党ブームw」の時のようなものだ。

 あの時、「情報選択の概念」を持ち続けている人物たちが、必死で「民主党は危険な政党だぞ!」と言い続けていても、多くの国民が受けている、ワイドショーや週刊ゴシップ誌による「煽情記事の繰り返される上塗り」に抗し切れなかった。

 そして、あれから、一年半が経ち、数々の政治的粗相を犯し、そして、今回の大破局を迎えてさえも、民主党支持から抜け出せない人々さえいる。

 コロコロ主張を変える人間も最低だが、間違っているのが分かっていてそこに甘んじている人間も最低だ。

 稲恭宏博士に限らず、多くの専門家が、今回の福島原発の事故は由々しき問題なれど、その放射能被害はないと言っているのだが、

 それこそ、新聞記事からして「間違っているのが分かっていてそこに甘んじている」。

 だが、新聞は、ちょっとづつ、観点をずらしていっている。

 ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」も、一辺倒ではなくなった。

 政府が厄介だ。

「風評被害」に懸念の主張をしつつ、同時に「出荷規制」と言う矛盾を続けている。

   ◇

 それから、全く反対に、原子力や放射能のぶ厚い専門書を読んでいるだけの人も、正常な判断が出来なくなっている。

 つまり、極端な原理主義に陥り、今現在起こっている「特殊事例」に全く即応できない、涅槃の言説ばかりを念仏仏教のように唱えることになる。

 繰り返すが、私は新聞礼賛主義者じゃない。

 各新聞でも、反原発や原発推進派などの思想の違いはある。

 だが、最低限の基礎知識と、タイムリーな情報を落ち着いて提供できている新聞を、せめて、ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」などと並列に目を通すことは大事だと思う。

 そうしないと、人間としての真っ当な観点を喪失する。

 

                                                      (2011/04/03)

[東日本大震災(東京の私の思い・21 「『人災! 人災!』言い続けていた奴の所為で、確かに人災」]

2011-04-01 23:59:25 | 保守の一考
☆今日は、溜飲が下がった日だった。

 先ず、朝、早く起きてパソコンで、稲恭宏博士の緊急特別講演動画、その前半の45分ほどを見た。(下をクリックして、みんなも見て!)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(1)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(2)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(3)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(4)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(5)

     福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演(6)

 面白いし、正しいだろう。

     (テレビ出演時)全然問題ありません!稲博士の緊急提言 (こちらもクリック!)

 まあ、この人はプロ中のプロである。

 だが、私である。

 原発事故からこの方、私、専門知識がないのに、今回の事故での放射能が人体に良い効果があるとまでは言ってないですが、この方とほぼ全く同じ主張をしている。

 地震が起こってからの、私のエントリーを、日時を気にして読んで欲しい。

 この方の主張を知る前から、私の言ってることは一貫している。

 マスコミの放射能認識が、やや変わってきた節目までも、私は指摘している。

 この先生が、唯一、やや危険視した事故現場においての、β線炎症障害を起こした作業者二人(作業靴で濃い放射性物質と化した水溜りで作業をしていた)に対しても、私は、以下のように記している。

 <…朝のラジオで聞いたのだが、福島原発内での作業者が足らなくて、一説には日給40万円で募っているそうだ。
 それでも、なかなか見つからないとのこと。
 私がやるってば!!!
 私は、今現在の放射能数値を全く恐れていないのだ。
 ただ、私は、最低限、ゴム長靴は履かせてもらうけどね・・・。
 さすがに、福島原発の施設内は、かなり危険のパーセンテージが高いだろう。
 でも、それでも、エベレスト登山などよりも命のリスクは低い。
 大体が、私は、今の「放射能忌避」の日本の風潮に腹が立っている。

 大地震によって原発事故が起こった。
 想像を絶する地震だ。
 原発にも亀裂が入り、「人体に影響のない範囲の放射能漏れ」ぐらいは起こるの当たり前!!
 それを、殊更に、微に入り細に穿ってあげつらい、同胞を追い込む同じ日本人には腹が立つ!!
 ちゃんと、数値を見ろ!
 健康には、何ら影響がないんだぞ!
 ワイドショーやゴシップ雑誌の「煽り」に影響されるな!

 原子力用語には欠かせないプルトニウムも検出されたとのことだが、それは、かなり前に、「五つの放射性物質が確認された」とのニュースの、その発表の中の一つの元素名が明らかになったに過ぎないし、そもそも、海外の安全なる核実験の影響で日本で検出された程度の数値だ。
 だが、マスコミは、あたかも「新発見の新たな危機」の如く発表する。
 マスコミ論調を支配しているのは、東京在住の人間の価値観だ。
 私も含めて、自分が安全圏にいるので、遊び感覚でしか報道できないのだ。
 そして、自分らに影響が及んだとき、すぐに、現実的な判断を下す。
 東京の浄水場から放射能が検出されたときの、意外にクールな都民の対応に、皆さん、拍子抜けしたことだろう。
 そして、この問題はすぐに沈静化された。
 石原都知事の適切な対応もあったが、
 実際、今のマスコミで騒いでいるような放射能被害は、その程度なのだ。
 しかし、東京の消費者が騒いで、風評被害の農家からは自殺者まで出している。
 せっかく、大震災を生き残ったってのに!!!
   …>

 私、正に、神懸かっているでしょ?^^;

 初期の頃は、こう書いている。

 <…しかし、福島第1原発の事故からはじまる日本人の放射能に対しての過剰な問題意識はなんなんだろう。
 マスコミの煽り報道に影響されての、政府や東京電力への怒りには、そのお門違いに腹が立つ。
 先ずは、多くの国民に「地震に遭遇した運命」に対しての「怯え」「不安」に対しての怒りがあり、
 その延長線上に政府や東京電力への怒りがある。
 そこは、絶対に分断されて考えるべきなのに、多くの国民にその知恵はない。
 大自然への怒りの捌け口が、政府や東電になっている。
 もちろん、政府や東電には、事故発生後の凄まじい過誤の数々がある。
 確かに福島第一原発では大事故が起こっている。
 そして、まだまだ、大災害になる可能性を秘めている。
 が、国民には、生命にかかわるような直接的被害は出ていない。
 事故は起こり、それに伴い、多少の放射能が外部に出るのは当然のことだ。
 だが、その放射能は、今のところ、あらゆる角度から見て、人体に影響がないとの見かたが下されている。

 で、ここからが、私が、残業してヘトヘトでありつつも、書きたいことだ。
 ここでは、膨大な地震の被害は置いといて欲しいのだが、
 ならば、何故、多くの国民は、現在の放射能測定値を恐れ、逃げ、そこで採れた野菜、牧畜生産物、ひいては海産物をもだろう…、を忌避するようになってしまったのか?
 ここでは東電は関係ない、政府の過誤の数々はある。
 だが、最も罪深いのが、マスメディアと、その視聴者(メディア環境にない被災者は除く)である。
 この両者には、「より強い刺激」を「与え・求める」と言う相互作用があり、
 与える側は、自分らが渦中にいる大事件であるにもかかわらず、面白おかしく、考え得る最悪のケ-スの可能性を、説明の良心的配分を無視し、メディアで語り続けた。
 視聴者は、自分らが渦中にいる大事件であるにもかかわらず、嬉々として、冷静な情報受容を蔑ろに、ワイドショーが垂れ流すデマ(風評)を「現実」の如く頂戴する。
 視聴者のヒステリックは、「刺激が強いものを欲し、自分らの安全確認よりも、危険でいることこそを求める」段階に入っている。
 つまり、今回の原発事故の被害は、「マゾ的国民の自作自演」にあると考えている。
 何故なら、人体に影響のある被爆をした者は、原発内で活動した者の中の数人に限られている。
 外部には、深刻な影響は出ていないのである。
 だが、多くの国民は、そこから「危険の芽」をあさり、よだれを垂らして問題視するのである。
 私は、現地の住民が、政府の情報とマスコミ情報の板挟みになって悩んでいる頃から、「マスコミのあおりに騙されていたら、次はあんたらの土地の生産物に悪評が出てくることになるんだぞ」と、テレビを見ながら仲間に言い続けていたのだが、案の定の結果になった。
 そもそもが、国の定めた規制値が、何を基準に定められたか不明で(健康に害のある数値基準ではない)、例えば、ほうれん草など、普通の人間の摂取量では(その300倍でも)、到底、人体に害が出るレベルではない。
 出荷制限する段階にはない。
 桁が4つは違うだろう。
 「勿体無いから残さず食べなさい」段階の話である。
…>

 このほかにも、いっぱい書いているので、時系列に沿って読んでみて!

   ◇

 何故、私の観点には揺るぎがなかったのか?

 ポイントは3つ(+1)。

   ① 日本の科学力に絶対の自信を持っていた(それで駄目なら、地球壊滅)。

   ② 最初の危険視されていた数値(シーベルト)が、よく学んでみると、全く危険でないことが分かった。

   ③ 死者が出ていない。


   (+1) 私は、「爆発」のシーンをテレビで見ていなかった
               (あのインパクトある映像で多くの人が心に恐慌をきたした)。



 特に、②の数値の、あまりにも危険からかけ離れた「桁のずれ」には、私、ずっと疑心を持ち続けていた。

 それは、単位「シーベルト」から、単位「ベクレル」に移行したとしても、同じであった。

 それが納得出来ない限りにおいては、私は、全く恐怖を感じるつもりはなかった。

 ・・・ただ、私は、少しだけ不安はあった。

 情報から導き出される答えは、私にとっては「恐るるに足らず」だが、

 果たして、それが正しいかどうかの「証拠」はなかった。

 証拠と言えるものには、私の「天才」があるが、それはあくまでも自称であって、広域に理解されるものではない^^;

 だけども、私の中には「間違ってない」と言う確信はあった。

 その確信がある限りにおいては、同じ観点で語り続けようと思っていた。

     

 そして、そんな時は、ドラえもんが言うとおりに、「思いがけない道がひらけることもある」のだ。

 思えば、私、ここぞと言う、ネット上の言論勝負において、確信を持って挑んでいるとき、必ず、賢者が助けに現われてきたものだ。

 今回も、稲恭宏博士という人が、私の認識では突如として出現した。

 涙が出るほど嬉しい話であった。

 所詮は、実体のない危険であり、多くの人間のメンタルに作用していた危険に過ぎない。

 博士の主張が国民に浸透すれば、

 これで、先ず、大震災の原発パートは落ち着くだろう。

 私もホッとして、今日は、「放射能ヒステリー」のバカどもを気にやむ必要もなく眠れるし、家族の心配もなくなり、元々、私には不安感はなかったが、安心して、再来週の「現地入り」を実行できる。

   ◇

 また、私の「神懸り」は政局にも反映している。

 民主党と自民党の「大連立」が進みはじめたようだね。

 私が、保守派には反対の多い「大連立」をひたすらに望んでいることは知っているよね。

 望んでいるし、それが正しいこととも思っている。

 そんな奴は、私かナベツネくらいしかいないだろう^^;

 早く実行して、自民党の力で、一刻も早く、国を良き方向に導いてくれ!!!

                                                      (2011/04/01)