雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

キャパシティ。

2009-07-01 20:35:37 | works
今年も後半戦に突入しました。昨日宣言(?)したとおり、本日からちょっとだけ根性を入れ替えて山積みになっている仕事に取り掛かりました。あれもこれも、やらなければならないことはあるのですが、とりあえずは昔の西川きよしのようにできることからコツコツと…の心境ではあります。仕事に関しては、あとで振り返ると、どんなに無理!と思われたことでも結局は何とかなってしまうものなのですが、振り返る心境になれるまでは「本当に大丈夫かなぁ」などと弱気になるもの。これは仕事に限ったことではないのですが、1人の人間のキャパシティには限りがあるので、自分にできることを一生懸命頑張りつつ、同僚や後輩をどれだけ信頼して仕事を任せられるかが重要になってくる。ワタクシは他人様にものを頼むのがとても苦手で、自分でやった方が気楽だし、その方が自分で責任を取ることもできるなどと思ってしまう欠点があります。

それでも、若い頃に比べるとかなり図太く(これを年の功というのでしょうか?)なってきて、後輩に任せて結果を待つことができるようになったとは思います。3,4年ぐらい前までは後輩に仕事を任せるなどという発想が全くできず、全部自分でやろうとキャパを超えて仕事をしようとして、結局身体を壊すという悲惨な目にあったりもしました。自分も悲惨だけど周囲から見てもはた迷惑な働き方だったんですよね。後輩や部下を育てられない典型だったなぁと、今はその頃のことを客観的に見ることができるようになりました。ワタクシは、根本的に人間がアホにできているので、自分が痛い思いをするまでは周囲の迷惑を顧みることができない。先輩と呼ばれるような世代になってくると、自分が事務処理をできることももちろん必要ですが、後輩を育てるということも、仕事としてはかなりの位置を占めるようになってくるわけですよね。

ま、痛い思いをして初めて自分のキャパシティが分かったというのもかなりお馬鹿な話です。でも、自分だけではとてもできないと思えることでも、何人かで分担すればできるようになる。カイシャという組織に属するのは厄介なことも多々ありますが、組織力で何とかするという発想ができるのはいいことだと思います。部下なり後輩を信頼して任せてみるというのも俯瞰で見れば前進なのかもしれない。女性は物事を俯瞰で見るのが苦手だといわれるし、ワタクシも目先のことしか考えられない人間ではありますが、一歩引いたり高いところに上って全体を見ることは、特に仕事上は必要なことです。ワタクシも手詰まりな状況の時は、カッカせずに引いてみるように心がけたいと思ってはいます。言うは易し行うは難しではありますが、しなやかな女性というのはきっとそーゆーこともできてるんですよね。道程はかなり険しいですが、できることからコツコツと、ですね。