昼前にちょっと用事があって出かけていました。今日は用事を済ませたあと、人に会う予定を入れていたのですが、先方の都合で急遽駄目になり、用事が終わるとテンション低く帰ってきました。雨は降っていないけどめちゃくちゃに晴れているわけでもなく、この時期としてはわりと過ごし易い陽気です。何となくドタキャンもありかなぁと予想していたら、やっぱりそうなってしまいました。引きこもり気味のワタクシが人に会うときは、かなり自分のテンションを上げていかないとキビシイので、午前中もわりとテンション高めだったんですけどね。会う予定だったのは、4ヶ月ぐらい会っていない知人なのですが、ワタクシはそれでも超人見知り
なのでテンションを上げないと、会ってから先方のノリについていけないときがあるのです。無理にテンションを上げようとしているので、ドタキャンされると急激にテンションも下がります。
用事を済ませたあと、カフェでランチをしながら橋本治の「大不況には本を読む」を読んでいました。中公新書に書き下ろした評論です。まだ、途中までしか読んでいないのですが、やっぱり橋本治は面白いです。他の偉いセンセイの評論集をたまに読もうとしても、活字の上っ面だけしか読めずに途中で放棄することが多いのですが、橋本治だけは例外で「窯変源氏物語」以外の小説はそんなに面白いと思ったことはないのだけど、「宗教なんかこわくない」とか「三島由紀夫とはなにものだったのか」などは抜群に面白いです。橋本センセイ独特の全く読者に優しくない持って回った語り口が好きで、「ノルウェイの森」とはまた違った意味で「宗教なんかこわくない」は座右の書でもあるのです
。普段何にも考えずに生きているワタクシのような人間には、たまに橋本治を読んでいろいろ考えるのはいいことだろうと思っています。日本語自体は、他の評論家のセンセイ方とは違い、至って平易な言葉が使われていますが、言い回しが非常に独特なので、慣れるまでは何が言いたいのか全く分からないかもしれません。
個人的には、ボケ防止の頭の体操も兼ねて、時々ものすごく読みたくなる作家の一人です。最近は新書に書き下ろされていることも多いので、本屋に行ってぶらっと新書コーナーを見回し、橋本センセイの本が出ていると即買っております。村上春樹と橋本治って、確か同年代でいわゆる団塊の世代に属する人々です。ワタクシ自身は全く間に合わなかった学生運動が盛んだった頃、片や早稲田、片や東大にいたんですよね。方法論の違いはかなりあるにせよ、ワタクシはどちらも大好きなのです。お二人とも還暦を過ぎているので、昔だったら大作家の域に達しているのでしょうが、何となく大作家(例えば川端康成とか三島由紀夫とか)と呼ばれる方々よりはフットワークが軽そうだなぁというのが、お二人に共通する印象なのです。その理由の一つには、年齢的には20歳近く上ではあるにしろ、ワタクシもかなりリアルタイムで読んでいることもあるかもしれません
。昔の、いわゆる文壇の人々とはイメージが程遠いのも共通しているかも。お二人とも、還暦を過ぎてるとはとても思えないですもんね。新書=難しいというイメージを壊してくれたのは橋本センセイなので、これからもバリバリ書いていただきたいものです。

用事を済ませたあと、カフェでランチをしながら橋本治の「大不況には本を読む」を読んでいました。中公新書に書き下ろした評論です。まだ、途中までしか読んでいないのですが、やっぱり橋本治は面白いです。他の偉いセンセイの評論集をたまに読もうとしても、活字の上っ面だけしか読めずに途中で放棄することが多いのですが、橋本治だけは例外で「窯変源氏物語」以外の小説はそんなに面白いと思ったことはないのだけど、「宗教なんかこわくない」とか「三島由紀夫とはなにものだったのか」などは抜群に面白いです。橋本センセイ独特の全く読者に優しくない持って回った語り口が好きで、「ノルウェイの森」とはまた違った意味で「宗教なんかこわくない」は座右の書でもあるのです

個人的には、ボケ防止の頭の体操も兼ねて、時々ものすごく読みたくなる作家の一人です。最近は新書に書き下ろされていることも多いので、本屋に行ってぶらっと新書コーナーを見回し、橋本センセイの本が出ていると即買っております。村上春樹と橋本治って、確か同年代でいわゆる団塊の世代に属する人々です。ワタクシ自身は全く間に合わなかった学生運動が盛んだった頃、片や早稲田、片や東大にいたんですよね。方法論の違いはかなりあるにせよ、ワタクシはどちらも大好きなのです。お二人とも還暦を過ぎているので、昔だったら大作家の域に達しているのでしょうが、何となく大作家(例えば川端康成とか三島由紀夫とか)と呼ばれる方々よりはフットワークが軽そうだなぁというのが、お二人に共通する印象なのです。その理由の一つには、年齢的には20歳近く上ではあるにしろ、ワタクシもかなりリアルタイムで読んでいることもあるかもしれません
