雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

待望論。

2009-07-04 17:32:35 | …and so on
今日は雨も降らず、ちょっと蒸し暑い1日となりました。ワタクシの自宅の最寄り駅近辺には、選挙カーが入れ替わり立ち替わりうるさいことこの上ない。都議会議員って、そんなにいい職業なんだろうかと素朴な疑問。国会と違って1年中やってるわけじゃないし、1回当選してしまえば都庁の官僚から下にも置かない待遇を受けるらしいし、いい商売ではあるんでしょうね。国会議員センセイほどの責任もなさそうに見えます。区議センセイほど地域に密着してなくてもいいから、エラソーに見えるのは間違いない。中途半端といえば中途半端なポジションではありますが、それゆえに何をしていてもいいのかも知れず。昨日、ワタクシの住んでいる区に民主党の某代表がやってきて街頭演説を行ったらしい。ワタクシはまだ仕事中だったので、見たくても間に合うような時間ではなかったのですが。

それで思い出したのが4年前の郵政選挙のときのこと。当時、ワタクシが住んでいた巨大団地に当時の小泉首相がやってきました。SPはもちろんのこと、地元の警察も総動員のものものしい警備ではありましたが、その頃の小泉人気はすさまじく、この団地のどこにこれだけの人がいたんだろうというくらいの人、人、人でした。8月の終わりぐらいだったと記憶していますが、かなりの炎天下の中、一目小泉さんを見て、写真を撮ろうとしているデジカメやケータイ片手の人々で、団地のショッピングセンターがあふれ返っておりました。ワタクシは、それを知らずにフラフラ買い物に出て、小泉さんが来るらしいという噂を聞きつけ、その群衆の中の一人になりました。たぶん、郵政改革の話をしていたんだろうとは思いますが、話の内容は全く記憶に残らず、小泉さんが着ていたとてもきれいなクリームイエローのYシャツの色だけを鮮明に覚えております。

ワタクシは、個人的には、小泉さんはやりたい事をやりっぱなしのまま、あとは野となれ山となれ…的に政権を放り出したイメージがあって、みんなが言うほど立派な政治家だったとはあまり思っていないのです。ところが、そのあとを継いだはずの3人の首相があまりにも無責任なことばかりやっているので、それに比べたらあくまでも消去法で、まだマシだったかなぁとは思う。でも、世襲問題にしても自分の息子が出る次回の衆議院選挙に関してはうやむやになったりしているので、やっぱり何だかなぁと思ってしまいます。骨太の方針とか何とか言ってはいたけれど、本当の意味で骨太な人だったのかどうかについては、ちょっと疑問も残ります。でも、今のお坊ちゃま首相みたいに漢字が読めない(?)などという、政治家としての資質以前の問題で疑問符がつくような人にはいい加減にげんなりしていることも確かです。だから、政治家引退表明をしているにもかかわらず、未だに小泉待望論が消えないという変てこなことになっているのかもしれません。もっと、この人こそはという人材は、この国にはいないんでしょうかねぇ。