雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

ユニクロ。

2009-07-20 15:34:28 | …and so on
3連休が終わってしまいます。始まる前は本当に心待ちにしているのですが、いざ始まってしまうと、ボケーっとしているうちに3日なんてあっという間です。今日は、さすがに3日間ずーっと引きこもりではいかんと思い、終わりかけのバーゲンに行ってきました。池袋方面には誘惑が多いので、ちょっと方向をずらして某大型ショッピングセンターに遠征してきました。うちの近所ではお目にかかれないユニクロや無印良品などもありつつ、デパートはないので、衝動買いをしてもまあまあ許せる範囲の金額で収まります。サブリナパンツが欲しかったのでユニクロが第1目標でした。バーゲン自体は本当に終わりかけていて目ぼしいものは残っていなかったのですが、そうは言っても何だかんだと買ったので、結構購買欲が解消されました。ユニクロでも無印良品でもいいから服を買うことである程度のストレスが発散できます。昔と比べたら安上がりになったなぁと思うのですが。

ワタクシが30代の頃は、自分がユニクロで服を買うなんて想像もできない人でした。カットソー1枚1万円とかね。30代に通い続けた23区だと、4桁の商品はそれこそバーゲンでもない限りはあり得なかった気がします。今は、カットソーが5千円もしたらちょっと買うのをためらってしまう。我ながら、変われば変わるものだと感心します。結局は、どんなにいいカットソーであっても、ワンシーズンしか着ないわけです。ユニクロや無印良品で充分だと思うようになったのは、ある意味、年を取って昔ほど流行を追わなくなった結果でもあります。夏の間、家の中ではユニクロのTシャツが一番楽だし、どれだけ洗っても型崩れしないし。23区を着ていた頃は、夏の間は着るたびにせっせとクリーニングに出していました。今考えるとよくやってたよなぁと思うのですが、若かったからできたことなんですけどね。これは今も変わらないけれど、お酒も煙草もやらないし、もちろんギャンブルもやったことがないので、買い物が唯一のストレス発散の場ではあるのです。

23区のカットソー1枚を買うお金があれば、無印良品のカットソーなら確実に3枚は買えるのです。もちろん、生地や仕立ての良し悪しに目をつぶれば…の話ではありますけどね。ワタクシの40代は、ちょっとだけ苦労しながら、お金が無いなら無いなりの買い物の仕方、ストレスの発散の仕方を勉強しているといった感じでしょうか。いろんなことに躓いたからこそ、ユニクロのよさを知ることができたわけです。30代の勢いのまま40代に突入していたら、ワタクシはきっと一生ユニクロには縁のない生活を送っていたことと思います。それはそれで、ある意味幸せではあったのかもしれませんが、今の生活も悪くはないと思っています。人生がいつも順風満帆な人というのもひょっとしたらいるのかもしれませんが、大多数の人間は3歩進んで2歩下がることを繰り返しているのではないでしょうか。自分が後退局面にいるときに、それでもささやかな楽しみを見つけながら前を向いて歩いていければいいなぁと思う今日この頃。23区で買い物をするのはもちろん楽しいけれど、ユニクロにはユニクロなりの楽しみ方があると思うのです。