懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺き民家 鳥取県若桜町の茅葺き民家

2012年07月09日 | 茅葺き民家
鳥取県若桜町は兵庫県に接した山間地、人口3700人、1970年に比べると半減している。

これはどこの過疎地にも見られる現象であるが中国山地に面した所は人口減少が大きい。
その理由は雪の多さ、収入の少なさ。山陽側に行けば工場が立ち並び働き場所が沢山あった。
故郷を捨てる人が多くなった。


私も健康であれば過疎、限界集落を巡り写真に記録したかった。各地へ訪れれば過疎の暮らしの実態や地元の人の意識も聞くことができる。マスコミで報じられた事と違う事が聞きだせるかもしれない。何事も自分で行き見て聞いて判断することが肝心だとおもう。

若桜(かさ)の山筋の集落を訪ね歩き茅葺き民家を撮影した。

若桜町も展示していたC12形蒸気機関車を補修復元して若桜鉄道を走らせる計画がある。
若桜鉄道はJR因美線から若桜を結ぶ第三セクターの路線、電化していないのでうるさい電柱もなく鉄道ファンが撮影に来ることであろう。

東日本大震災後、被災地の被害の凄さを迷惑も顧みず撮影に行った人は多いが震災前の三陸の港町をくまなく歩き記録した人はほとんどいない。
高田の松原が健全だったころの写真さえほとんどでてこない。
それでもホームページを見ると誰もやっていない事をコツコツやっている人が世の中にはいるものだ。人のやっている事ならばすぐに真似をして始める人はいるが自分で道を開くのは難しい。
やりだしたら半年やそこらで投げ出しては何にもならない。
最低10年は継続させたい。私は10年も生きられないと思うので「今更やっても仕方がない」の諦めが強く何も新しい事に挑戦しない。