
私 けっこう閉所恐怖症気味のところがあって 狭いところが苦手。
なので 映画館で映画を観るの あんまり好きじゃなくて…。
どっちかというと 映画は家でのんびり観たいタイプ。
途中 一時停止とかして お茶を飲みながら…
他の用事とかしながら…自由に観たいんですよね。
ところで。
以前公開されて大変話題になってた映画「ゼロ・グラビティ」。
観たいなあ…とは思っていたんだけど。
私が大好きな映画評論家の町山智浩さんが この映画についてこんな話をされてたんですよね。
・・・・・・・・
町山:ずーっと見ている間、息が本当に苦しくなっちゃってね。
あの…高所恐怖症の人とか閉所恐怖症の人とかは、本当に見れられないぐらいの映画なんですよ。
・・・・・・・・
これを聞いて (ああ…わたしには絶対ムリだわ~~。)
と 諦めてたんです。
そしたら!
昨夜テレビでやってたじゃないですか!
「ゼログラビティ」を。
家で見るんならね 気楽なもんです。
危険なシーンの時は 目をそらせばいいわけだし 最悪ダメだとなればやめればいいだけだから…ね。
というわけで ゼログラビティ 観てみました。

その結果…
最後まで 画面から目をそらしたりすることなく なんとか無事に観られました。
とはいえ なかなかスゴイ映画でしたけどね。
・・・・・・・・
映画の内容は 主演のサンドラブロックのほぼ一人芝居に近い映画。
そして ストーリーは極々シンプル。
宇宙で遭難したサンドラが 無事に地球に還れるかどうか?
ただひたすらそれだけ。
でも 宇宙というものに対して全く無知な私。
とにかく宇宙の悪気のない(?)凶暴さに驚き 絶句!
そして 人類の知識や存在そのものが 宇宙空間では なんとちっぽけで無意味なものか…を痛感してしまった。
最近 よく言われてますよね。
何年後かには一般人の宇宙旅行が実現する時代になると。
日本でも何人かの有名人がすでに登録してるとか…
けっこう具体的な話を聞くんですよね。
でも この映画を見ても みんな気持ちは変わらないのかなあ?
と ホントに心から思ってしまった。
とにかく私は…
ありえない!絶対ムリ!!
でしたね。
・・・・・・・・
では 最後に。
この映画のなかで私が1番ドキドキしたシーンをご紹介。
それは サンドラが宇宙に放り出されてしまい 広大な宇宙空間を漂うシーン。

宇宙には音が存在しないから 宇宙服の中で聞こえる音は自分の心臓の鼓動だけ。
でも 宇宙空間に放り出されるなんて あり得ない状況に 脈は早打ちし 呼吸は荒くなります。
そして 画面からは呼吸音だけが…
「ハー…ハー…ハー…ハー…」
これが永遠と続くんです。
見てるこちらまで息が苦しくなります。
そして…焦りと共にだんだん荒くなる呼吸。
すると宇宙服の中の酸素が急激に減っていくんです!
そして あっという間に残り10%に。
人間って こんなとき益々あせるじゃないですか!
落ち着かなくてはいけない!
分かっているのに…
「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」
どんどん呼吸は荒くなっていく…。
そして酸素はどんどん減っていく…。
周りは真っ暗くて無音の宇宙空間。
聞こえるのは自分の心臓の鼓動と叫び声だけ…。
はあ…。
このときが 観てて1番しんどかったなあ。

・・・・・・・・
というわけで 結論としては ビビリの私は 映画館で観なくてホント良かったな と。
映画館の大画面と大音量で観るのは やっぱりムリでしたね~?!
観終わったら妙に疲れてるし。笑
・・・・・・・・
そんなわけで「ゼログラビティ」を観るときは 冷静に客観的に観るように心掛けるといいかなと。
感情移入しすぎると 息が苦しくなりますから…ね。


酸素を…
じゃなくて エサくれにゃ~っ!!