朝日新聞の読者感謝デーで坂戸の文化会館で「おくりびと」が上映されるということなので申込、見てきました。
6月に山形へ旅行をしたときに寄ったお食事処のおかみさんがロケ話を色々と話してくれたのです。
酒田の町がロケ地と言うことなので私が見たところも出てくるのかと思っていましたが私が酒田にいた時間はほんの少し、街を歩いたのも夜だったので、どの辺がロケに使われていたのかもわかりませんでした。
チェロ奏者の主人公が楽団の解散で職を失い、故郷へ帰ったのです。職探しをしていて「旅のお手伝い」という募集広告で旅行会社の添乗員か、事務の仕事かと応募してみると事務員は1人だけ、すぐに採用になり、急に仕事が入り、何もわからずにつれて行かれて戸惑う様子など笑えるところもありました。
だんだん見ているうちにストーリーに吸い込まれて行きました。いろいろと経験して納棺士がいかに大事な仕事かと解ってくるのでしょうね。
奥さんには自分が納棺士だということは言い出せないで隠しているのです。でも納棺士の仕事のビディオをとるためにモデルになったことで奥さんは知れて出て行てしまうのです。
6歳のときに分かれた父親が亡くなったという知らせに顔も忘れてしまっているけれどとりあえず親族ということで、安置されているところに行くのです。
葬儀屋さんが来て乱暴に扱うのを見て、思わず叫んでしまうのです。「やめてくれ」って。
納棺士という仕事は恥ずかしいから、皆に言えるような恥ずかしくない仕事をしてくれと言って出て行ったのに、奥さんが「主人は納棺士なのです。」と認めたこの言葉涙が出てきました。
6歳のときに分かれたままで顔も覚えていないということなのだけれど丁寧に納棺の仕事をしていくうちに、だんだんとお父さんの顔を思い出していく様子とっても感激的な場面でした。涙が止まりません。
この映画色々な部門でアカデミー賞をもらったのですよね。
夜次男からファックスがありました。プリントをしようとしたけれど、プリンターを検査をしてくれとか、紙を給紙してくれなどのメッセージがでてプリントができない。
息子のところに「今のファックス、なんて書いてあったの」と電話
をしました。(何だか童謡のヤギさん郵便のようですね)
「遅くなってしまったけれど孫の大ちゃんがおじいちゃんお誕生日おめでとう。遅くなってごめんね」と書いてあったのだそうです。
息子からすぐに主人の携帯に大ちゃんと陽ちゃんが「おじいちゃん、お誕生日おめでとう」といいながら拍手
をしている動画が届きました。
5日遅れのお誕生日おめでとうのメッセージでしたけれど、主人とっても嬉しそうでした。