日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* いつかは・・ (二十日、土曜日) *

2006年05月22日 | 雑感

四月から二年間、二十七軒ほどの一戸建てが立ち並ぶ地域の班長を仰せつかった。
共同募金集めが初めての仕事で、ひとつ筋を違えるとお顔も知らない方との関わりを終えたばかり。
向かいの筋のあるお宅のご主人のお母さまが亡くなられたことを、近所の若夫婦が伝えてくれた。 
最近例がなく、こう言う場合は如何なものかと町会長さんに尋ね、急きょ香典を集めさせて頂くことに。
班のみの行事もなく結構プライバシーには深く触れないような感のある我が地域だけに大変である。
しかし事が事だけにほとんどの方は気持ち良く協力いただけてほっと胸をなでおろす。
行ける方々八名で通夜に参列。 73歳であられた様子今の時代まだまだお若いのに・・。 
通夜の折、香典は受け取られない趣旨であられ、汗する思いで集めたのに又返しにまわらないと。

夫の方にも私にも、田舎には互いに八十を過ぎた母がいる。 
多少の医者通いはあるものの、双方の兄夫婦が大切に見て下さっているお陰さまで、元気である。
しかしながら年が行くほどに、思いもかけない時間の電話の音には、ひやりとする時がある。
「嫁さんには特に世話をかけないように、せめてもの子孝行」と、特に健康には気をつけている母。
いつまでも元気でいて欲しいと思うのはやまやまなれど、いつか・・いつかは悲しい思いをする
そのときがくるであろうことを思うとき、日々、義姉たちには特に母のお世話をして頂き心からの
感謝の思いを馳せなければいけない自分である事を改めて思う。

挨拶しか交わすことの無かった方々とも、お金を集めさせていただいたりする事がらの中で、教えられ
学ぶことも多々。 お世話させて頂きながら、お世話して頂いていた方たちのご苦労も感じなければ。 

お医者様の帰り(最近こんなのばかり)見かけたまるで桔梗のような花。
天国へ召されし方を偲びつつ、見送る思いを表すかのようなそんな花の色に思えた。