日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 老いてもなお・・ *

2008年01月02日 | 雑感

 

午前みんなして義父の墓参りに行く。 三年前の大火の後の山はまだ無残な姿であった。
朝米寿の義母と二人で話す時間があった。 以前から兄嫁さんが良くしてくれるとは言っていたが、
昨年からはしきりに感謝だ、本当に幸せだとしみじみと言う、少々勝気な母だったのだが。
布団の上げろしさえもしてもらうようになった今、随分と小さく弱く見えた。
この母の手で5人の子供を、夫も育てられた訳で・・そう思うと母の小ささが愛おしく思える。  

少し遠慮がちに「実家に・・」と、4時頃車で15分ほどの私の実家に行く。
こちらでは両手をついて挨拶、慣例。 娘たちは夫の実家の方が気が楽だでいいと言う、そうかも知れない。



しかしいつも歓待してくれる兄夫婦、料理上手な兄嫁さんのもてなしにそれが伝わる。
娘たちの旦那さんは長男だが、長女の結婚の報告や内祝い持参で今回は帰省に同行した。
来年は互いの嫁ぎ先の家に行かせなければ。

母84歳、兄嫁さんが介護で週一泊り込みがあるが、洗濯や兄や甥っ子の食事の世話をしている。
老いていても気持ちがいつもピンとしている母、人の悪を語らず、何があろうともプラス思考、
そんな前向きな生き方を貫いてきたからではないだろうか。 
見てきているはずの娘でありながら、情けないかな私はその何分の一の気も持ち合わせていない。
しかし今からでも遅くはない、母に少しでも近づけるように努力をしなければと思う。
と言うのも帰るたびに母から言われるから「気がついたときから努力したらええんよ」

因島の妹の家族もやって来て、夜は総勢14人の賑やかな正月の祝いの宴。
この帰省、夫の方でも私の方でも一番のご馳走は『なつめ』の存在かも知れない。
なんでも食べて誰にでも愛想を振りまいて、賑やかで笑顔いっぱいでみんなの中心にいた。
特にまだ孫のいない双方の兄たちには、たまらない存在だったような。

女たちの会話にはどうしても、親や介護の話になる。 介護の仕事に携わっている兄嫁さんが、
身近で色々な施設の現状を目にしていて「お母さんだけは、絶対そんなところには行かせない」
きりっとそう言ってくれた言葉が嬉しくて(いつもいつも母をありがとうございます)目頭が熱くなった。
そんな兄嫁さんも膝が悪くなり、私が飲用し良くなり勧めたグルコサミンの薬を飲んでいる。
毎朝、義父の遺影に手をあわせるとき、兄嫁さんの膝が良くなりますようにの願いが叶いますように。