日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 心結び・・花結び・・(18日) *

2008年01月22日 | 風景・お出かけ

三人娘(43年前の)の一人が三宮に着く12時前に間に合うように、長女夫婦が車で送ってくれた。
厄年以来18年ぶり。 懐かしくはあるが、年賀状や携帯のお陰でその年月の長さをを感じさせない。
「T美、変わらへんね」 (でも、それなりに年はとってるけれど)もちろん私だって。
でも仕事柄気持ちがぴんと立っている。
有馬温泉行きのバス乗車時間は40分、「景色楽しんでバスで行ったら」と言った長女ではあったが、
景色??見ていない!同乗の皆さま、ごめんなさい、おしゃべりの声大きくなかったかしら。
温泉街到着、あたりは紅葉の時期とは違い、さすが太閤の時代から古くて地味・・って感じ。 
温泉宿や名物炭酸煎餅を焼くお店が軒を並べる。 「おなかすいたね」お蕎麦を食べで一服、
プリントアウトしていた地図で旅館を探す。 日頃から職場にウォーキング、足が強いT美歩くのが早!
「あった!」有馬温泉御幸荘”花結び”、チェックインまでラウンジでお茶を頂きながら話しは続く。 



旅館の名前通り、あちこち花が活けてあり心和む。 エレベーターの扉の絵が素敵だった。

葬式が入り7時頃かもといっていたU子、ご主人が交代してくれ早く来れると言う。
その間T美が滝に行きたいと言い、それに宿の近くに秋に行った”瑞宝寺公園”があるので早速散策。  
仲居さんが「昨日の朝は雪化粧でしたよ」と言われたが、滝の近くには思いがけない名残りの雪に喜ぶ。 
滝?って少し拍子抜けしたが一応鼓ケ滝公園の滝、セイ君からのクリスマスプレゼント軽量の三脚、
持参して良かったと、私たち以外は誰もいない滝をバックに二人肩組んで写真が撮れて嬉しい。

瑞宝寺公園も二ヶ月前の紅葉の艶やかさとは唖然とするくらいの冬の装いではある。



しかし「人けの無い閑散さもまた、紅葉を想像しながらいつか来る楽しみもあるし、いいわ~」と言う。
(あ・・良かった、そんな風に味と感じてくれる大らかな彼女、さすが)
夫が後で来るU子に温泉行きのバスの時間教えてあげよと言っていると娘からメールあり。
三宮で時刻表をもらっていたので電話するとタイミング良く新神戸へ着いた所で15分ほどでバスがあり、
旅館へ戻って間もなくU子が温泉の送迎車で笑顔満面で到着したのが6時過ぎだった。
「わ~懐かしい!」手をとりあった、再会するのは40の厄年の時以来、18年ぶり・・。
部屋に入りながらもう話は止まらない、話していないと貴重な時間がもったいないとばかりに。
「話は後で温泉温泉!」 7時半に頼んだ食事まで金泉、銀泉、露天風呂・・楽しむ。



スリムであろうがメタボであろうが、三段腹だってそんなのな~んも気にならないのが同級生。
「背中流しっこしょ」T美が言う。 (良かったなぁ・・)あの時を思い出しながら書いている今涙が出そう・・。
ああ・・口は止まらない。 良かったね、嬉しいわ~誰もが連発。

部屋には食事の用意が出来ていて、しかしコースで運ばれるのにしゃべる方が多くて困る仲居さん?
私たちの旅の意味に「素晴らしいですね、分かりますよ」と笑顔で運びきって、「お任せします」と。 



こんなに食べられないねと言いながらも懐かしさで延々と続く思い出話に、すっかり全部いただいた。
18年の年月もさすが、会った瞬間に中学時代にタイムスリップ、ご無沙汰は即座に解き離れる。
何気ない夫の助言でU子はバスに乗れたし、みなそれぞれ家族が気持ち良く送り出してくれて感謝。
夕食の途中夫にかけ、二人に電話に出てもらう、夫と二人の男性とグループ交際していた仲だもの。
亡き父と同級生のU子の父上とも話した。 父よりも30年長く生きておられ、話すうち
思わず父の優しい声を聞いたようで感激に涙が溢れた。
短大を出てずっと栄養士の道を歩むT美や、小学校教師の道で二年前教頭の職を辞したU子。
それぞれの仕事や家族のこと、その苦悩や頑張ったこと、ちょっといい話などなど話はつきない。 
18年前の厄年の時の会では、こんなに互いの生活の内面を深く語り合うこともなかったので、
それぞれの話に、感心したり感激したり。  プレゼント交換したrっり。

食後は「カラオケにいこっか!」大阪からの先客もいてデュエットしたり楽しい時間であった。



カラオケで再会の感激が余計に気分を盛り上げ、あ・・声を出すっていい、気持ちのリフレッシュ。 
しかし二人とも仕事柄どんな場面でも行け行け、その積極性とノリには、さすが仕事柄かな、
う・・ん、とてもかなわない私。 11時過ぎ膳が下げられた部屋には布団の用意がしてあった。
上げ膳据え膳、こんなこと女にはたまらない最上の喜びだわ~。 年中料理、布団敷きだもの。
寝る前にまた温泉へ「温泉ののマーク、三回入るんよ」「ほんま?そう?」 (あ・・なんと言う幸せ)
露天風呂は有馬の空気の冷たさに、金泉、銀泉で火照る身体が程よく押さえられて・・気持ちい~。
月が凍りそうな紺碧の夜だけど、湯煙に心地よい三人の思いが揺れる心結びの一夜。

布団へ入っても話は尽きない、もう寝ようかと言いながら誰からとも無く、またぽつり・・、また話が続く。
T美とU子は近いので、時々会っているし二人ならともかく三人で泊まるなんてな、やっと叶った。
T美が半ば強制で決めた一泊旅行。 嬉しいね・・良かったね・・何度繰り返したことだろう。 
感激や温泉のせいか、いつまでも身体がほかほかで汗ばむくらいだし、中々寝付けなかった私。