日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 一度古墳の周りを歩いて見たかった~!(in23日)*

2010年01月24日 | 風景・お出かけ

大仙公園めぐりを終えたのが12時前。 午後はかの有名な仁徳天皇稜へ行く予定にしている。 
向かいのカフェレストラン”もず野”へ。 
一人で食事なんて滅多とない私、とっさに決めた1000円なりの週替り定食を注文。
ミニステーキとポテトサラダ、クリームコロッケとアスパラガス、クリームスープとライス(月曜は血液検査なのに)
 
前の席の老夫婦がずっと話をしている。 後にやってきた50代夫婦、珈琲するのにいっさい会話はなし。
私は珈琲を追加して香りを楽しみながら、それとなしに二組の夫婦を眺めていた。
奥さまはちょっと横向いて黙々と珈琲を、ご主人は煙草2本吸った。 (なんか話すことあるやろう・・)
(え~、何処へ来たのか知らないけど話すことないん? )見ていてこっちが息がつまりそうだった。
かたや老夫婦、ずっと話っぱなし。 楽しそうに笑い声が聞こえてくる。
「昨日のバナナは美味しかったね」「ほんと美味しかったな」「あそこのお孫さん可愛いねえ」「色黒いけどなぁ」
単に日常のありふれた会話なのに、お互いがきちんと返答していて会話が続く。 笑いながら楽しそう。
(珈琲夫婦が話した!)と思ったら2人おオトイレ。 ご主人は済ませるとさっさとレストランから出て行った。
後から奥さまがウェアをとりに席へもどって、急いで出て行った。 (旦那さん、待ってあげればいいのに)
なんかね~対照的な夫婦、うちはどうなんやろう。 夫はきちんと返答する人ではないけど、
それに夫は会話を求めてはいるようだが、2人ともあまりしゃべりの上手な夫婦ではない。 
けど、会話って大事、潤い。 いずれは2人になるんだものね、見せられ考えさせられた光景であった。

仁徳天皇稜、わが国最大の前方後円墳。 小学校の教科書に載っていて誰もが目に焼きついている形。
知識もなく考えてもいなかったが、どこかから眺められるのかと思っていたが、立ち入れるのは入り口まで。



正面から左方向・・堀を囲む松並木である。 (歩こうか? さっき、レンタサイクルあったけど?
メタボは歩かなあかんやろ、ウォーキングにはもってこいか?)自問自答しながら、歩くことにした。

ウォーキングロードとして整備されていて、ジョギングしている人に何人かとすれ違った。
周囲は堀があって丘陵は木々がうっそうと(でも形を維持するのに、たまに手入れしているんだろうけど)
時には石碑があるがこれといって写真に撮るほどのものは無く、とにかくテクテク・・テクテク・・・。

うっそうとした丘陵に目をやりながら(は・・これが古墳なのか・・・)面白くもなんともない周囲を歩く。
静かに咲く山茶花の赤がほっと私に笑顔をくれる、せめてもの救い。 

 (あ~、疲れた~なんにもないじゃん)
所々に↓のような石標、正面まで1250m反対方向に正面まで1600mなど。 正面はスタートした地点。
進んでも引き返しても変わらない。 もうこうなったら、廻ってやろうじゃないのと開き直り。

あ~想定外とはこのことか。 余り綺麗でもない堀や古いと思われる木々に(徳川時代からある?まさか・・)
悠久の昔が少しちらちらと見え隠れするような、いや、そう思ってみないと味気なく廻りきれないし。

ねこちゃんが「何をぶつぶつ言うてはんの・・ はようお周り 日が暮れるにゃん」
じっと道の真ん中に座って私をちょっとさげすんだような目で見る、動かない。

 サギがまたこれ対照的な二羽、右・・ひと気のない堀で哀れな気がした。 (長く生きたんだろうな)

なんだかんだ思いながら、1時間近く歩いてスタート地点が見えた!(あ~やっと着いた~)
本当は一度前方後円墳の周りを歩いて見たかったのよね~!
なんて嘘。  
(なんや、見られるのは外からだけで、な~んにもないんや)気付いたときはすでに遅し。

古墳って上から眺めるからいいのよね、歩いたってな~んにも。
☆からスタートして一周。 くたくた・・でも、ピラミッド・秦始皇帝稜と世界三大墓なのだ。
ましてやわが国最大、そんな古墳の周りを歩いた達成感はちょっとしたものだ。 
(ってたいそうに言ったって、周囲は2・85キロ3キロ弱なんだもの、人前で言ったら笑われる) 

 タイミングよく、次女から電話「どんな具合?」「ちょうど終わったよ~」「こっちも終わったしそっちへ向うね」
暖かい缶珈琲を買って、向かいの大仙公園へ再び。 ベンチに座って一息、もう歩けない~。
おじさんが4人、何処からかテーブルや椅子を運んできているが将棋でもするのかしら。
なんだかそこはゆったりした時間、ふふふ・・それもいいだろう、楽しいに違いない。
右手は後から知ったが、古墳。 あちこちに古墳がある。 ただのこんもりした場所だが歴史なんだな。



もう一度仁徳天皇稜へ引き返し掲示板を改めて読んでいたら、ボランティアの男性が近寄って来られた。
「どちらから? 実はここね・・正式名は”仁徳天皇百舌鳥”と言って」などと色々説明してくれて堺のPRも。
今頃あちこち名所へ行くと、ボランティアの説明人がおられて色々教えてくれて知識が広がり有難い。

私、いかに運動不足か・・。 翌日から足に身がいって歩行にも階段降りるにも痛く、後遺症が続いて膝が悪化。
やっぱり歩かないと、足は弱って行くなぁ。 仁徳天皇稜はもういいけど、大仙公園には是非行きたい。
公園の中にはいくつもの小高い丘風な古墳、いっぱいあるんですもん、古墳めぐりもいいかも。
久しぶりの一人歩き、写真は今一だったけれど、相対的には良かった~!

鳩が言ったわ~「みくはん、まぁこれに懲りずにまたおいでなはれ、新しい発見がおまっせ」 28日記