日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 淡路花博2010花みどりフェア(国営明石海峡公園&メイン会場) *

2010年04月24日 | 風景・お出かけ

昨日ホテルの部屋へ案内してもらい、ベッドに横たわる「この感じいいわ~、今までで一番やわ」
すかさず長女が「ヘブンリーベッド、40万もするんやで。 雲の上の寝心地って書いてあるわ」
この夫婦はあっちこっち良くホテルに泊るので、私のようにそんな感想は出ないであろう。
5日前にもここに泊ったのだから。 雲の上で寝たことはないが、本当にそんな表現なのだ!
旅の満足感の中には寝心地もポイント、高さといい、もう最高、できることならずっと寝ていたい。

が、そうもいかないのだ。 6階以上のせっかく目の前に広がる大阪湾、日の出を見ないてはない、絶対。
長女が持参していた小さ目のノーパソで、日の出時刻を検索、「五時過ぎやわ」
普段は起きている時間だが、一応残り2名の為にも目覚ましをセット。

「出てきたよ~」2名は眠そうにベッドからおもむろに起き上がる。 「おお・・」夫が先に反応した。
カーテン全開で休んだので、静かに明けて行く太陽がまるでスライドショーのようであった。

辺りを照らしながら、みるみるうちにあがった。

 

カメラを向ける、ブログを始めて1年半くらいは私の写真を使っていた夫。
いつまでも女々しく・・それにプライドもさることながら、子供達からプレゼントされて自分で撮るようになり、
意欲も出てきて今では写真をあれこれ講釈するようになった。 マンネリ化した私をしのぐ勢い?
(そんなもん夫の辞書にはなかったよね、確か)変貌した還暦夫の後姿に思わずくすっと笑ってしまった。

7時からの朝食バイキングを早々と済ませ、国営明石海峡公園へ向う。



期間限定宿泊の特典、一般の開園は9時半なのに、嬉しいことに8時から入園できるのである。 
料金も大人400円→280円、子供80円→50円でお安くなり。 (6歳未満は無料)
この公園の駐車場は500円なので、900円で一日が楽しめる。

長女は通称、検索の達人。
PCでも携帯でもちゃちゃっと実に巧みに細やかに鮮やかに、お得情報もそつ無く検索してのける。 
何かにつけ、記憶力も抜群で何処へ行くにも重宝する。 (やるな~)まるで特技、誰もが認める特技かも。

まだ開園まで5分、バイキングには結構人がいたのに散策には誰も来ていない。
はじまりはじまり。

最初に目に入った「せせらぎの広場」 ネモフィラのブルーの中に咲くかわいいチューリップ。 

ムスカリはもう終わりかけ・・整列したポプラ並木の、傾斜に植えられた花々の色合いが素敵!
「わ~、すごい!」この言葉を何度言ったことだろう、勝手に出てくる。 
だって、誰もいないのだ、この広い公園には! 独り占め、いや3人占め!

5日前はまだチューリップもしっかりと咲いていたようだが。

夫も娘もそして私も、それぞれが思い思いにシャッターを押しまくり! 

昨日はまだお天気が思わしくなくて、小雨も降ったりと・・でも今日は絶好の花日和! 

「移ろいの庭」
チューリップの中に、10基の風車。 素敵なエリアである。
まるでオランダのミニチュア版。

ちょっと異国情緒の漂う場所。 なんってったって誰もいないんだから。
青い空、青い海。 のどかな時間が流れる。

もうそろそろ終わりかなぁ。

「陽だまりの丘」
絨毯のように敷き詰められたデージー。 陽がささないと開かない・・時間が早い精か、開ききっていない。
陽がさした場所だけが、鮮やかな色合いで咲き競っている。  

「せせらぎの広場」
木立の中を歩くと、あちこちでうぐいすの鳴き声が聞こえてくる。
3年前の5月、みんなでこの場所にやってきた思い出が懐かしくふわっと甦ってくる。



長女は新婚さん、長男のところは愛ちゃんが(息子は仕事だったが)1歳になったばかりのひろとを連れ、
次女夫婦は9ヶ月のなつめを連れてきた。 あれから孫が2人も増えて・・賑やかな我が家ができて・・。
夫が撮っていた場所、こんな夫の心のひだ・・心地よくて嬉しくて、幸福いっぱい。 


名残りのソメイヨシノもちらほら、八重桜やつつじが選手交代。
この頃すでに何人ものスタッフのおばさんたちが、終わったり痛んだ花がらを摘んでいたし、
係りの方たちが作業の準備にかかっておられた。 国営っていくつもある訳ではないが、相当な手入れ。

この場所はもう一度写真が撮りたくて・・。
ポプラやチューリップが青空に映えて、とっても綺麗なんだもの。 今日で良かった、晴天で!

「花の饗宴」のエリア。 フラワーアイランドと化し。 

ポプラ並木の緑にチューリップがいっそう映えて美しいのも、この「花の中海」のせい? 

ホテルのバルコニーからも見えていた、左手のあの鳥は?

「花花鳥」 阪神淡路大震災からの再生と復活の祈りを込めた不死鳥。
高さ4m、長さ30m、パンジーが埋め込まれて豪華。

もうこの頃は、開園が始まり多くの人が押し寄せて・・カメラを向ける人が多くなった。
1時間、ほぼ貸切状態の公園、思い出しても夢のような・・。

 

三脚をたてて、今やどこにでもおなじみのおじさま達がぐっと増えてくる。 
中海ではスワンボートが出番を待って整列。 かもさんも芝にあがって日向ぼっこ。 

東浦口ゲート。 そばの大型駐車場へは観光バスが次々と到着、大抵はシニアクラスの団体さんである。
その賑やかなことと言ったらない。 私よりずっと元気なおばちゃまがいっぱい。
どこへ行ってもシニアクラスの人が楽しむ姿が多いが、長年日本を支え家族を支えてきた人たちである、
(ご苦労さまでした) 微笑ましく眺めながら(どうぞ存分に楽しんで下さいね)とこころで語りかける。
入り口の「タコトピアリー」の前では、撮影日のプレートがあって。

せっかくなら山の上のプロムナードガーデンへと、娘が還暦夫婦を気遣いさっと有料のロードとレインで。
メイン会場の中の「花の村」や「兵庫うまいもんフェア」、「野外劇場」を通りながら、花木林苑へ向う。 



ロードトレインは土日祝日のみらしい。 到着後大阪湾を望み帰路の時間を待つまでの時間展望を楽しむ。
野外劇場から聞こえてくるゴスペルのリハーサル、歌声がこだまして素晴らしい緑とのハーモニー。

帰りも乗って昨日から一番行きたかった場所へ! 
英国のロンドン郊外のコッツウォルド地方の民家をモチーフに再現した「花の村・マルシェ」 

アンティークな雰囲気がほんと、(ここは何処?なんて思わせるようなこの場所もすっかり異国情緒たっぷり。
絶対に絵に描きたい場所。 描こう!

ウェルカムボード的存在、会場案内の貝の浜。
淡路夢舞台には多くの水辺があるが、底にはアコヤ貝が綺麗に敷き詰められている、その数100万枚。
五国の庭は阪神・播磨・丹波・但馬・淡路と、兵庫県の5つの国をテーマに花と緑を演出しているそうだ。

これも特典だが、普通チェックアウトは11時だが、お昼1時までなのでゆっくりと会場の散策ができた。
安藤さんの設計、素晴らしい部屋、おしゃれなホテルに満足で12時過ぎチェックアウト。

 「まだベッカムのあのシャツあるかなぁ」夫が言うので、長女が車を出してくる間一階へ降りた。
撮ったものの、どれがベッカムさんのサインだか、どっちがベッカムさんのシャツなのか。



「これは撮っておかなあかんやろ~」車が多い中、警備員さんがにらむ中、夫は車から降りて撮影。

さすが、綺麗かったよ~、淡路国営明石海峡公園、花みどりフェア。 あわじ花博10周年記念イベント。
さぁ、今日はお天気だから(多いやろうね~)覚悟の上で、あわじ花さじきへ!          29日記