夫を見送ってゆいちゃんを迎えに行くべく、お化粧を始めようと言う時電話が鳴った。 夫からだった。
「定期入れその辺にあるか」探したが見当たらない。 思い当たるふし、出かけたショルダーバッグの中にあった。
「あったよ」「持って来てくれい」「お金払ったらいいやん」「４６０円もったいないわ」
「スッピンやのに」「ほんなら途中まででええから持って来て」 会社ぎりぎりか遅れるなら私は４６０円を出す。
スッピンにとりあえず眉毛だけ書いて自転車を走らせた。 待ち合わせで定期を渡したあと、近所のご主人に会った。
こんな時にかぎって会う。 １日の朝から滅多とない定期を忘れるなんて、何と言う８月のスタートだ。
これだけでなく、朝起きて一番に大大輪咲いているだろうかと、１日に咲いたら幸先いいわと思っていた。
が、前日夕方水遣りのタイミング悪かった精でぽっきり根元からまるで切ったように、そして蕾はポトリ。
落ちていたのでがっかり。 縁起悪～い。
お昼２時回って夫から電話があった。 次女がパートから帰る時間なので次女にかかった。 （なんでやねん）
私は電話に出ない人のレッテル貼られているし、こんな突然の夫の行動に性格を察してノリノリになる娘だからから。
「ＰＬの花火に行こうか？」 殆ど決めて電話してと言うものだった。 あいちゃんが３時過ぎ迎えに来て話すと
「行きます！」 夫が自分がその気になっているイベントに、誘われて良い顔しなかったらそれはもう不機嫌になる。
そんな父親を知り尽くしている次女は「機嫌良く行こうや」私はどちらでも良かったが、なつめやかんたに何処からでも
小さくても花火を見せてやりたい（天神祭と同じである） 急なのでおにぎりいっぱい買って用意した。
夫が少し早い目に帰宅し、愛ちゃん親子を迎えに行き、６時過ぎ出発。
いつもの場所や辺りはすでに人がいっぱいで・・今年はちょっと無理。 孫たち４人が初めて楽しむ花火だから広い方がいい。
まだ少し明るいうちに食べるおにぎりの美味しい事。 座って三脚たてて・・（あ！老眼鏡忘れた！文字が見えない！）
待って７時５５分最初の打ち上げ花火がドドンを繰り返しながらあがった。
（わ～！！）花火が上がりだすと前の人は立つし、後ろの人は前へ寄って来るし・・三脚なんか座ってなど撮れない！
私も三脚持ってレリーズでスイッチ、買っていたけど使ってないし慣れていないし。
待ってくれない花火が試運転なんてね、いい度胸である。 三脚もさほど役にたたない。
ちょうど花火全体の真ん中には、年々大きくなった桜の木が２、３本、ただ眺めているしかないし。
同じような場所にいる人たちからは「あれがなければね・・」とか「切ってくれたらいいのにね」とか会話が聞こえて来る。
いえ、この木たちはこの辺では桜の季節、お花見の恰好の場所かも知れないよ。 私たちも思ったけど。
前に人がいっぱいで、三脚は思うように用を足さない。
載せられるような写真はない、恥ずかしながら・・雰囲気・・。
木が返って写真の下手さを、カバーしてくれている。
以下３枚夫の写真
同級生の花火写真は素晴らしい、それを見ると落ち込む。 しかし目の前で見る、音といい・・すごい迫力。
音が胸をつくようだ。 目の前に次々と広がる、まさに光の芸術である。
夫のコンデジの方が綺麗のとれているから何ともはや。 
驚き・・ 歓声・・ 拍手・・
最後は空が真っ赤に埋め尽くされるほど、うまく撮れていないけど。 この瞬間、真昼のように辺りが明るくなった。
もう半ば写真は諦めたので、見て楽しんだ。 最初からそれでも良かったかなあ。
雰囲気・・もちろん
音と光の芸術、ＰＬ花火大会、１時間で２万５０００発。
写真は昨年の方がまだましだった。 もう最近は心に余裕の無い写真ばかり。
来年は早く来ようか・・場所取りに、１人でも。
でも４人の孫たちが一緒に結構楽しんで、最後まで元気いっぱいだったので（良かった）心が救われた。
行きはばらばらでも帰りは皆一緒なので、過去には３時間近くかかった時があったが、渋滞も殆どなく１時間少しで帰られた。
たいてい行事と言えば夫の思いつきとか、とっさの行動ではあるが、今回も（やはり行って良かった）
昨年の”ＰＬ花火大会 ” gooさんには、こんなサービスが。 同じ月日その頃の画像をエクスポートしてくれる。
簡単にできるフォトアルバム。