日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* あいさんの詩集より *

2014年05月12日 | 詩・エッセイ・短歌・小説

 

~ 執着 ~

 病気さんが 言ったの

もう そろそろ 捨てようか


何を?


自分でも 少しは 気付いて居るでしょ


ん・・・ まぁ・・・


きついようだけど はっきり言うよ!


その こびり付いた 見栄や我!!


!!!!!



もう 半世紀生きて来たんだから 充分じゃない?

ん・・・ ん・・・ (汗)


自分で 勝手に作った 理想の自分


そんなの 追いかけて ステキ?


歳と共に どんどん老いて行く その顔 その体


様々な物への執着 勝手な価値観



分かっているの 分かっているの

心の中では 分かっているの


でも・・・

もう少しの間・・・


あなたの人生だから 強制はしないけど・・・


ん・・・


・・・・・


ねえ


無理に 捨てるのでは無く

いつの間にか 無くなってた


そう

そんな 形ではダメ?

そんなのでは ダメ ?


ねえ ? ・ ・ ・ ・ ・



2011年6月21日 

中に私がひまわりと孫たちを撮った写真をブログで見て、ブログのお友達の笠原道夫さんとあいさんがそれぞれに浮かんで作った詩、
それを再度載せて下さっていた。

あいさんのご主人様には(もちろんあいさんにも)お会いしたことはないけれど、孫たちですと言う意味で顔を隠さず写真を載せた。
写真をどこに保存してあるか、前のパソコンの中か外付けのハードディスクか、もう5年も前のなので探すのに時間がかかった。
幼い孫たちの顔、この中の一枚が”タキイの種”の”ひまわりと子供の笑顔”友人が応募して優秀賞をいただいた記念のものでもある。

出会いって不思議、出会いって必然。
彼女亡き後、写真詩集を作らせていただける幸せは、色んな方へメッセージとして届けられている。
あいさんらしい遺言である。
23冊目、明日の月命日に届く。


* 母の日はカーネーションで・・ *

2014年05月11日 | イベント

今夜は次女宅へ招かれた。

自転車で行く交差点、赤信号で止まった。 角っこには、ちょうどお花屋さんがある。
信号待ちの時には、ついつい眺めてしまう。

小学生の低学年らしい男の子が、黄色いガーベラを2本ラッピングしてもらって嬉しそうにお店を出た。
(ガーベラが好きなのかな、お母さん)
子供を抱いた若いママが、カーネーションの花束のラッピングを待っている。
(子を持って知る親の恩・・感謝いっぱいだろうなぁ)
車が止まって、サングラスをかけた顔にはひげ、おまけに黒いTシャツに迷彩柄の短パン、サンダルはいたちょっといかつい若いお兄ちゃん。
お店の前に並んだカーネーションを、選んでいた。 
カーネーションと、そのお兄ちゃんの組み合わせがなんと面白く可愛かった。
(えらいえらい・・お母さん喜ぶよ)

誰もが今日はお母さんのために・・その微笑ましい光景に、思わず頬が緩んだ。

ずっと前、プレゼントは品物ばかりでカーネーションがなかったとき、ちょっと寂しい気持ちがした。
「お母さんは何もいらない、一本でいいからカーネーションが欲しいわ」
そう言ったことがあった。

長女夫婦から、息子夫婦から、次女夫婦から・・
今年はカーネーションをもらった。 
そして、つばの広い麻混の涼しげな帽子、晴雨兼用の日傘。 まるで申し合わせたようなプレゼントだった。
嬉しいなぁ。 

カーネーションは母親の特権。
今日だけは、私は主役。

 色やアレンジがそれぞれ違ったカーネーション。

これから大いに役立つものたち。

 

モンブランとチョコケーキはルピノー。

 ろうそく? それも孫たちがふうー! なんでやねん。


* 三冊目の句集 *

2014年05月07日 | 詩・エッセイ・短歌・小説

 
4月の後半、ブログの友達からご自分の写真を添えた句集が送られてきた。

心に風が吹くとき>のブログのお友達から。

だらだらと書き綴る私の記事とは違い、短い言葉の奥にいっぱい詰まった川柳は年々重厚で高嶺の花。
3冊目は、彼女の今の見えない言葉が見えてくるようで衝撃だった。

彼女の何気ないような日常や風景を切りとった写真が、句の情緒を倍加するようで、
私はかねがね(こんな写真が撮りたい)そう思っているのだ。 感性の違いを存分に感じる。

読んだときドキッとした。
贈られたその2日前にご主人を亡くされた友人の通夜と葬儀に参列したばかりだったから。よけいに身につまされた。
茶碗を割る音が胸に刺さるようだったあの日。 在りし日のご主人と最後の別れと思うと、その音は物悲しかった。

頂いた川柳・・自分事と重ねてしまう・・

以前の泣き笑いの彼女の歌と違い、言葉が出ない。

 

私にもいつ来るであろうそんな時のことを、本当に思ってみたりする年代になった今・・
三冊目の句集は衝撃だった。

だから・・大事、夫がそばにいる今が大事、今日が大事、今が大事。
「明日夫がいなかったらと思うと、今日を精いっぱいを尽くすのよ」
何年も前早くにご主人を見送った友人の言葉を時として思い出す。
年数をかけていい夫婦になる・・なんて未だに、確立できずにいるのだから。

必然なのだろう。 momiさんとの出会いも、送って来てくれたことも。
彼女のブログの川柳を読んでも、あまりに気持ちが手に取れるほど分かるのでコメントができないでいる。

お礼のメールの後
「みくさん、ご自分と重ねちゃダメじゃあん」なんて彼女らしい返信があって思わず笑った。
少しほっとした。

 


* お帰りなさい サファイヤ・プリンセス *

2014年05月06日 | 風景・お出かけ

4月29日、8日間のクルーズに出発したサファイアプリンセスを見送ったが、その旅を終え本日14時帰港。

夫の(暇半分、興味半分、ブログネタ半分)に誘われ、天保山へ。
13時25分、歓迎の放水を初めて見た。
連休の終わりなので、観光客も加わり雨の出港と違い、大勢で賑わっていた

「来るよね貝ちゃん」とブログ友達の話をしながら、階段に腰かけて船を待つとき、早速声がかかった。
貝ちゃん。 しばらくぶりなので世間話に花が咲いた。

船を見る人はマーケットプレイスの歓迎デッキに、写真を撮る人は桟橋付近で待機。

近づいてくる豪華客船・・なんだかワクワク・・ドキドキ。
重装な船首からの眺めもいいが、

 私は横から眺める船体の雄姿が好きだ。

4月29日大阪港→沖縄→長崎→釜山→鹿児島→大阪港 8日間クルーズ。

 

 <サファイヤプリンセス>
全長 290m  全幅 37.5m  総トン数 115,875トン  巡航速度 22ノット(41Km/h)
乗客定員 2,670人  乗組員 1,100人  船籍 バミューダ

資料によると、日本で建造された客船としては、史上最大で、三菱重工長崎造船所で造られた大型客船。
今年10周年と言う事で、阪急交通公社がチャーターし企画した大阪港発のクルーズを企画したようだ。

 旅の終わりを出迎え演奏で盛り上げてくれるのは、扇町総合高校の吹奏楽部のメンバーさん。

港区のゆるきゃら”みなりん”もお出迎え。
14時接岸。

甲板や各部屋に乗客の方がみんな演奏のおもてなしに、しばし郷愁に浸る。
演奏が終わるたびに「ブラボー!!」「ありがとう!」「お帰りなさい!」 そんな声が行き交う。

若い人たちの笑顔や演奏を聞きながら、知らない同士でも迎える人、迎えられる人が心がひとつになる瞬間、
ふるさとの曲が奏でられると涙ぐみたい感傷になるのはなぜなんだろう。

親子連れのお父さんが「こんな大きな客船が沈没したんだね、怖いね」
(いえいえお父さん、これはセオル号の23倍ですよ)思わず言ってしまいそうだった。

連休の終わりを惜しむかのように、観光客で賑わっていた。



帰り車から眺める豪華客船・・まるでマンション。



連休夫の卓球仲間さん、広島は音戸へご夫婦で帰省。
いつも釣りを楽しんでは、大きなトロ箱に魚を入れキャリーカーに積んで、新幹線で持って帰りいつもおすそ分け。
帰省し釣りをしている最中、携帯で今の釣り状況を話し持って帰る旨を連絡してくれる。 有難く貴重な仲間である。

下ごしらへは夫、私は料理。
鯛は、お刺身、鯛めし、湯引き、メバルは、から揚げ、煮つけ、ユッケに。
夫は煮つけが一番だと言う。 かなり嬉しい。 他のは誰がやっても一緒だが、煮つけは私の味付け次第。
次女一家も呼んで賑やかに食べた。

連休の終わり、新鮮で贅沢な海の幸で頂く料理、ごちそうさん!


 


* 子どもの日は雨、涙雨 *

2014年05月05日 | 雑感




3月30日の、鹿児島に経つ愛ちゃんとひろとゆいちゃんを見送った朝は、風をともなった激しい雨だった。
愛ちゃんは5月の連休に帰ってくるが、ひろとやゆいちゃんには当分会えないと思うと、みんなが涙した。
あの時、ひろとは我慢しているのか複雑な表情だったが、ゆいちゃんはみんなの呼びかけに何度も何度も思いっきりの笑顔を見せて手を振った。
列から外れこちらに近寄って来たり、分かっているのかどうなのか、あどけないそんな姿がよけいに涙を誘う。
飛行機が離陸するまで雨の中を待ちながら、みんなで見送った。 

今日は涙雨やね・・そう言いながら。

朝6時に家を出て、長女、次女、なつめかんた、私たち夫婦6人で関空へ向かう。
雨の予報で、いるかもと何本も持って行った傘が役に立つ羽目になった。
やはり今度も涙雨・・やね。

8時発の飛行機は前と違って見えない場所だったので、メールして離陸を待たず関空を後にした。
孫たちの時と違って涙は見せられないが、お嫁さんに来てもらったのに、してあげられることがいっぱい無くなってしまう・・、
そんな思いで胸がいっぱいのお見送りだった。

帰り泉佐野の青空市場へ寄った。 時間が早かったせいか魚もあまり豊富でなかったし娘と早々と車に引き上げた。
夫が中々帰って来ない。 お魚を目の前に、去りがたい夫の気持ちを察していた。 
やっぱり・・片手に袋を持っている!
「鯖2本、これバッテラにして!」 
(お店の鯖を見ているとき、そう言われる気がして早々と車へ戻ったのに~)

買い物の帰り、りくろーおじさんのお店に立ち寄った。
店内でも飲食できるし、外でも食べられるようになっていた。
パンやチーズケーキを買って、飲み物はサービスおかわり自由な大人気のお店。
お庭には何種類もの花が、雨に濡れて鮮やかさを増していた。

長女が「せっかくやから今から帰って荷物取ってきて、神戸へお見舞いに行ったらどう」と言ってくれた。
荷物を取りに帰り、病院の近くのスーパーで介護用品やデザート、週刊誌、おにぎりなどを買い揃えた。
私だけ降りて、夫たちはハーバーランドへ行った。 



連休に行くねとは言っていたが、夫人は嬉しそうだった。  
休日故の同室の方たちへの家族や知人のお見舞いはきっと多い、寂しいだろうと思っていたから行くねと言っていた。
痛みがまだとれないらしいし、寝てばかりいるので腰も痛いしカードやリモコン操作もままならず、TVも見ないし楽しみすらない入院生活。
大病院では一人一人にそんなことにまで、手がまわらないであろうが、高齢化社会のひとつの寂しい難点でもあるだろう。

2時間くらして、夫や娘や孫たちが病室に入って来た。 (孫あっちは本当は病室には入れないけど、顔を見せるだけに)
雨と言えども子どもの日車がハーバーランドの駐車場へ入れないままに、諦めて引き返してきたのだと言う。
多いお見舞い、夫人の笑顔、私は嬉しい。 

あちこちへ寄り道、少しでも子どもの日だし・・と寄ってくれる長女には感謝である。
南港大橋からこの時期見える、なんとか組のクレーンに釣った鯉のぼり、一日雨の子供の日。