先日「ハードロック/へヴィメタル界で歌が上手い人は誰か」という話を知人として、
興味を持っていろいろ調べて聞き比べたら面白かったので、
ちょっとここでまとめてみようかと。
まず「歌が上手い人」というのはどういう人か。
これは正直、感じ方次第であり人それぞれです。
いくら高い声が出ようと、
声量があろうと、
必死に歌っていようと、
叫んで血管切れそうな感じで高い声出してたり、
高い音域だと途端にピッチが不安定になったり、
一発(一声目)でピッチを合わせられない人なんかは、
個人的には「ただ苦しそう」に聞こえるので上手いと思わないのですが、
そういう人の中にも一般的に上手いという部類で語られてたりする人も居ますし、
一つのテクニックとは言え、
すぐ裏声に「逃げる」人なんかは、
個人的に上手いというより巧いという感じに思うのですが、
これを上手いと感じたり良いと思う人も多く居ますし、
思い出や演出などで上手いと思わせたりするのもあるように、
最終的には好みの問題になったりもしますので、
賛否両論出る事が多く、
明確に答えは出しにくいです。
でも歌で聞き手を捻じ伏せられるような、
「聴いてて圧倒されるくらい歌が凄い人」なら、
賛否両論が出にくく、
明確に答えも出しやすいです。
そういう歌い手はどんな人かと言えば、
間単に言うと以下の条件を兼ね備えた人だと思います。
音程をしっかりコントロール出来る。
音域が広い。
声量がある。
表現力がある。
という事で以上の4つを高いレベルで兼ね備えていて、
多くの人が理屈抜きに聴けば納得せざるを得ないであろう、
歌で聞き手を捻じ伏せられるような、
聴いてて圧倒されるHR/HM界のボーカリスト4人+aの動画を、
プチ解説交えて貼っていきます。
◆Mike Matijevic (Steelheart)
ハイトーンと言えばこの人ですよねー!ただただ凄い!!
技術的には荒削りな部分はありますし、
Michael Kiske、Daniel Heiman、Michele Luppi、Roy Khan、Mark Boalsなどなど、
ハイトーンでしっかり歌える凄い人は他にも居ますが、
ここまで高い声で「歌える」人はそうそう居ないですし、
一瞬でどれだけ高いピッチにも「ピタッ」と合わせて、
声が上擦らない&裏返らず歌いきってる能力、
歌っていたら窓ガラスが割れたと言われる声量は半端無いですし、
高い声で歌いきる能力という点に関しては彼がトップかと。
個人的に「超絶ハイトーンボイス」という言葉が最も相応しい人だと思う。
◆Thomas Vikstrom
聞き手を圧倒する表現力溢れる力強いボーカルは「圧巻」の一言。全てが圧倒的!
ハイトーンでも音をしっかりコントロール出来て、
なおかつヴィブラートたっぷり効かせてここまで力強く歌えるとか、
超人以外の何者でもないなw
THERION、STORMWIND、CANDLEMASSといったメタルバンドで活躍しながら、
スウェーデン王立歌劇場、フォルクオペラ歌劇場、マルメ歌劇場を中心に、
テノール歌手としても活躍してるという経歴なのもあり、
NHKで驚異のボーカリストとして特集番組が作られたらしいし、
現在メタル界最強のボーカリストと言っても過言では無いかと。
◆John West
ソウルフルで熱くて力強い!
音域が広くて声量があって力強さと表現力を兼ね備えているのは勿論、
ネイティブアメリカンという事もあるのか独特の熱っぽさがあり、
上記の二人があまりに凄すぎるので比べるとどうしても劣ってしまうとはいえ、
高いレベルのボーカリストなのは疑いようの余地が無いので、
個人的にはもっと評価されてもいいと思う。
表現力と力強さに関しては似た系統であるJorn Landeの方が上かもですが
総合的に考えたらJohn Westの方が上だと思うので今回はJohn Westを選びましたが、
Jorn Landeも凄いので興味のある方は聴いてみるのをお勧めします。
◆David Coverdale (Whitesnake)
ゴージャスでブルージーでソウルフル!
ゴージャスで力強い高い声も凄いですが、
低~中音域の深みのある渋い声もセクシーで素晴らしく、
HR/HM界で「良い声」と言えば個人的にこの人です。
ここまで声量があって高い声が出せつつ、
同時に渋くて低い良い声出せる人は思いのほか居ないと思いますし、
上手さと同時に巧さと渋さを兼ね備えてる類稀な才能を持ったボーカリストだと思う。
最後は「+a」としてこのブログらしく変化球を。
◆Chino Moreno (Deftones)
絶叫を越えた「絶唱」というに相応しい声量のあるキレた歌い方と、
呟くような声から掠れた声に息を吐く音や吸う音の吐息音まで含めた、
口から出る全ての音をマイクに入れるのが特徴的な人で、
非常に粘っこくて押し付けがましい感じなんで好みはかなり別れますし、
最初に挙げた条件に当てはまってるかと言えば微妙かもなんで異論はあるでしょうが、
他に類を見ない個性的で衝撃的なボーカルスタイルは唯一無二なんで、
あえて最後に変化球として貼りました。
なおメロウな曲なんかはより粘着的な感じなんで、
一種のフェチズムに近い官能的なエロティシズムやセクシーさがあったりします。
PS
ちなみに上記に挙げた条件クリアしてる日本人の男性の歌い手だと、
クリスタルキングの田中昌之さんと小野正利さんくらいしか居ない気がするんですけど、
最近はこのレベルの人居るんですかね…
そこそこ上手い人は居ても、圧倒されるくらい凄い人は皆無な気がする。
既に演奏技術や楽器の音に興味持つ人はかなり少ない感じですが、
数年後には歌唱技術や歌声にも興味もたない人が増えそうな気がしてならない。
興味を持っていろいろ調べて聞き比べたら面白かったので、
ちょっとここでまとめてみようかと。
まず「歌が上手い人」というのはどういう人か。
これは正直、感じ方次第であり人それぞれです。
いくら高い声が出ようと、
声量があろうと、
必死に歌っていようと、
叫んで血管切れそうな感じで高い声出してたり、
高い音域だと途端にピッチが不安定になったり、
一発(一声目)でピッチを合わせられない人なんかは、
個人的には「ただ苦しそう」に聞こえるので上手いと思わないのですが、
そういう人の中にも一般的に上手いという部類で語られてたりする人も居ますし、
一つのテクニックとは言え、
すぐ裏声に「逃げる」人なんかは、
個人的に上手いというより巧いという感じに思うのですが、
これを上手いと感じたり良いと思う人も多く居ますし、
思い出や演出などで上手いと思わせたりするのもあるように、
最終的には好みの問題になったりもしますので、
賛否両論出る事が多く、
明確に答えは出しにくいです。
でも歌で聞き手を捻じ伏せられるような、
「聴いてて圧倒されるくらい歌が凄い人」なら、
賛否両論が出にくく、
明確に答えも出しやすいです。
そういう歌い手はどんな人かと言えば、
間単に言うと以下の条件を兼ね備えた人だと思います。
音程をしっかりコントロール出来る。
音域が広い。
声量がある。
表現力がある。
という事で以上の4つを高いレベルで兼ね備えていて、
多くの人が理屈抜きに聴けば納得せざるを得ないであろう、
歌で聞き手を捻じ伏せられるような、
聴いてて圧倒されるHR/HM界のボーカリスト4人+aの動画を、
プチ解説交えて貼っていきます。
◆Mike Matijevic (Steelheart)
ハイトーンと言えばこの人ですよねー!ただただ凄い!!
技術的には荒削りな部分はありますし、
Michael Kiske、Daniel Heiman、Michele Luppi、Roy Khan、Mark Boalsなどなど、
ハイトーンでしっかり歌える凄い人は他にも居ますが、
ここまで高い声で「歌える」人はそうそう居ないですし、
一瞬でどれだけ高いピッチにも「ピタッ」と合わせて、
声が上擦らない&裏返らず歌いきってる能力、
歌っていたら窓ガラスが割れたと言われる声量は半端無いですし、
高い声で歌いきる能力という点に関しては彼がトップかと。
個人的に「超絶ハイトーンボイス」という言葉が最も相応しい人だと思う。
◆Thomas Vikstrom
聞き手を圧倒する表現力溢れる力強いボーカルは「圧巻」の一言。全てが圧倒的!
ハイトーンでも音をしっかりコントロール出来て、
なおかつヴィブラートたっぷり効かせてここまで力強く歌えるとか、
超人以外の何者でもないなw
THERION、STORMWIND、CANDLEMASSといったメタルバンドで活躍しながら、
スウェーデン王立歌劇場、フォルクオペラ歌劇場、マルメ歌劇場を中心に、
テノール歌手としても活躍してるという経歴なのもあり、
NHKで驚異のボーカリストとして特集番組が作られたらしいし、
現在メタル界最強のボーカリストと言っても過言では無いかと。
◆John West
ソウルフルで熱くて力強い!
音域が広くて声量があって力強さと表現力を兼ね備えているのは勿論、
ネイティブアメリカンという事もあるのか独特の熱っぽさがあり、
上記の二人があまりに凄すぎるので比べるとどうしても劣ってしまうとはいえ、
高いレベルのボーカリストなのは疑いようの余地が無いので、
個人的にはもっと評価されてもいいと思う。
表現力と力強さに関しては似た系統であるJorn Landeの方が上かもですが
総合的に考えたらJohn Westの方が上だと思うので今回はJohn Westを選びましたが、
Jorn Landeも凄いので興味のある方は聴いてみるのをお勧めします。
◆David Coverdale (Whitesnake)
ゴージャスでブルージーでソウルフル!
ゴージャスで力強い高い声も凄いですが、
低~中音域の深みのある渋い声もセクシーで素晴らしく、
HR/HM界で「良い声」と言えば個人的にこの人です。
ここまで声量があって高い声が出せつつ、
同時に渋くて低い良い声出せる人は思いのほか居ないと思いますし、
上手さと同時に巧さと渋さを兼ね備えてる類稀な才能を持ったボーカリストだと思う。
最後は「+a」としてこのブログらしく変化球を。
◆Chino Moreno (Deftones)
絶叫を越えた「絶唱」というに相応しい声量のあるキレた歌い方と、
呟くような声から掠れた声に息を吐く音や吸う音の吐息音まで含めた、
口から出る全ての音をマイクに入れるのが特徴的な人で、
非常に粘っこくて押し付けがましい感じなんで好みはかなり別れますし、
最初に挙げた条件に当てはまってるかと言えば微妙かもなんで異論はあるでしょうが、
他に類を見ない個性的で衝撃的なボーカルスタイルは唯一無二なんで、
あえて最後に変化球として貼りました。
なおメロウな曲なんかはより粘着的な感じなんで、
一種のフェチズムに近い官能的なエロティシズムやセクシーさがあったりします。
PS
ちなみに上記に挙げた条件クリアしてる日本人の男性の歌い手だと、
クリスタルキングの田中昌之さんと小野正利さんくらいしか居ない気がするんですけど、
最近はこのレベルの人居るんですかね…
そこそこ上手い人は居ても、圧倒されるくらい凄い人は皆無な気がする。
既に演奏技術や楽器の音に興味持つ人はかなり少ない感じですが、
数年後には歌唱技術や歌声にも興味もたない人が増えそうな気がしてならない。
僕は日本人で1番上手いハードロック歌手は人見元基だと思ってます!
完全に失念してました…
言われてる通り「日本で一番」との呼び声も高いですし、
記述した二人のような綺麗なハイトーンと言うより力強さのあるパワフルなハイトーンとブルージーな深みのある声を持っていて、
聞き手を歌声でねじ伏せる事が出来る唯一無二のボーカリストですよねー!
改めて聞くとただただ圧倒されるもんな…凄まじい!!
コメントありがとうございました。