Last Dinosaurs - In A Million Years

洋楽レビュー/感想。
以前ここで貼った事もある「ポストロックになったTwo Door Cinema Club」や
「Tahiti80×Foals×Two Door Cinema Club」みたいな感じの、
オーストラリアのバンドによる、
スタイリッシュでトロピカルで涼しげでダンサブルなギターロック作品。


◆Last Dinosaurs - In A Million Years
Two Door Cinema Clubを髣髴とさせる、
都会的に洗練されたスタイリッシュで涼しげなオシャレな雰囲気と、
海や夏の匂いが満開の開放感と夏の終わりの切なさに、
フック溢れるアレンジと演奏と、
キャッチーでポップなメロディーが絡み合い、
トロピカルでダンサブルで開放的でキラキラしてて、
個性もたっぷりで実に素晴らしい！

インディー/ギターロックにポストロックにファンクにサーフロックに、
ドリームポップにフレンチポップにポストパンク/ニューウェイヴにディスコなど、
様々な音楽の影響を上手く消化して表現してますし、
演奏面やアレンジの凝り方がとにかく半端無く、
ドラムの音の選択やリズムの取り方一つとってもフックに溢れていて、
ギターはポストロック的なアプローチ中心とは言え、
特徴的なメロディー弾いたり、リズミカルでキレキレのカッティングしたりしてますし、
ベースはベースで多彩でかなり動きがあるので、
各楽器の演奏一つ一つ聴いてるだけでも、
実に特徴があって凝っててフックに溢れていて面白く、
インストでも成り立つくらいの存在感があり、
曲全体のアレンジも同様に凝ってて、
間奏部分や所謂二番にあたる部分などの繰り返しになる所は、
基本的にアレンジを変えたり音を足したりしてますし、
サビも何パターンかあったりするので良いフックになって飽きにくいし、
静と動や明暗などの緩急の付け方も巧く、聞けば聞くほど良く出来てるなと思う。

上記したように演奏面やアレンジ面が凝ってて巧さがあるので聞き応え満載なんですが、
曲のバリエーションも豊富で各曲個性的でクオリティーも高いので、
なおさら聞き応え満載ですし、とにかく聞いてて心地良いし、
後半に進むに連れてムーディーになってく曲順も良く、
予想を超える出来の作品で、この手の作品ではかなりイチオシです。
今年の夏は車の中に常備だな。




PS
Last Dinosaursほどアレンジが凝ってないですが、
Make WaveとMade in Japanも、なかなか素晴らしいのでお勧めです。

PSのPS
無印週間中にカレーをまとめて買ってこなくては…
あと、杏仁豆腐のキットとマシュマロと胡麻煎餅も忘れずに。メモメモ。