洋楽レビュー/感想。
「殺伐とした終焉」といった雰囲気の、
ハードコア/スラッジ/ドゥームメタル作品。
◆Vallenfyre - Fear Those Who Fear Him
基本的に前作の延長線上とはいえ
ゴシックメタル色が薄れて、
ハードコア色が更に強くなった印象があり、
速い&短い曲多めで勢いがありますし、
ヘヴィでダークで混沌としていて凶暴で荒々しく、
荒廃&暗澹とした中で壮絶に演奏する様は、
攻撃的とか暴力的というレベルを通り越して「殺気」立っており、
同時に何をしても何も変わらない事から来る、
苛立ちを通り越した諦めから来る「絶望感」みたいな物もあるので、
「殺伐とした終焉」といった雰囲気がありますね。
ハードコア色が更に強くなったとはいえ、
元々メタル畑のメンバーという事で、
演奏陣は確かな演奏力と構成力と整合感があって、
ファストで短い曲でも、
演奏やアレンジにフックがあって聞き応えがあり、
特にパワフルで荒々しくも、
フックとセンスに溢れるドラムは素晴らしいですし
ファストなハードコアナンバーが大半を占めている事で、
ゴシック/ドゥーム色が強い曲&パートが際立っていて、
より重みや混沌さや深みみたいのが増して聞こえるように、
コントラストの付け方は実に良いですし、
「Fear Those Who Fear Him」という作品名からも分かるように、
歌詞は相変わらずダークで社会的で、
世界には何の救いも希望もない場所があって、
何をしようが現状は変わらず恐怖しかない人も居るわけですが、
恐怖が更なる恐怖を呼ぶ事は多くあるように、
今の世界情勢だと誰もが突然そういう立場や状況に立たされる可能性がありますし、
人は誰しも死ぬわけであり恐怖から逃れられないという事を、
巧みに皮肉を込めて伝えていて実に興味深い。
個人的には前作の方が僅かに好きとはいえ、
今作は今作で良い作品だと思うし、
前作以上に「重みと深みがある作品」だと思う。良作。
「殺伐とした終焉」といった雰囲気の、
ハードコア/スラッジ/ドゥームメタル作品。
◆Vallenfyre - Fear Those Who Fear Him
基本的に前作の延長線上とはいえ
ゴシックメタル色が薄れて、
ハードコア色が更に強くなった印象があり、
速い&短い曲多めで勢いがありますし、
ヘヴィでダークで混沌としていて凶暴で荒々しく、
荒廃&暗澹とした中で壮絶に演奏する様は、
攻撃的とか暴力的というレベルを通り越して「殺気」立っており、
同時に何をしても何も変わらない事から来る、
苛立ちを通り越した諦めから来る「絶望感」みたいな物もあるので、
「殺伐とした終焉」といった雰囲気がありますね。
ハードコア色が更に強くなったとはいえ、
元々メタル畑のメンバーという事で、
演奏陣は確かな演奏力と構成力と整合感があって、
ファストで短い曲でも、
演奏やアレンジにフックがあって聞き応えがあり、
特にパワフルで荒々しくも、
フックとセンスに溢れるドラムは素晴らしいですし
ファストなハードコアナンバーが大半を占めている事で、
ゴシック/ドゥーム色が強い曲&パートが際立っていて、
より重みや混沌さや深みみたいのが増して聞こえるように、
コントラストの付け方は実に良いですし、
「Fear Those Who Fear Him」という作品名からも分かるように、
歌詞は相変わらずダークで社会的で、
世界には何の救いも希望もない場所があって、
何をしようが現状は変わらず恐怖しかない人も居るわけですが、
恐怖が更なる恐怖を呼ぶ事は多くあるように、
今の世界情勢だと誰もが突然そういう立場や状況に立たされる可能性がありますし、
人は誰しも死ぬわけであり恐怖から逃れられないという事を、
巧みに皮肉を込めて伝えていて実に興味深い。
個人的には前作の方が僅かに好きとはいえ、
今作は今作で良い作品だと思うし、
前作以上に「重みと深みがある作品」だと思う。良作。