洋楽レビュー/感想。
異端な世界観で底が見えない暗黒美と狂気に彩られた先鋭的な、
エクスペリメンタル/テクノ/ジャングル/ポストダブ/アート/ダークアンビエント作品。
◆Demdike Stare - Passion
まず一聴して分かる「これヤバいやつだ」感w
そして見てはいけない物を見てる的な不安感と変な高揚感w
聞いててあまりのヤバさと凄さと濃さに思わず笑ってしまったwww
前作より内向的で実験的で先鋭的で掴み所が無い。
底が見えない。
圧倒的な深み。
危険な感じ満載でダークですが、
初期のような暗黒舞踊感というより、
Aphex Twinや全盛期のNINのようなセンスとユーモアや、
Autechreのような時代がいつまで経っても追い付かない先鋭的なセンスが感じられるし、
ヒッチコックの映画的な見えない恐怖や不安を煽るような感覚や高揚感もあるし、
ジャングル要素と共に、
ブレイクコア要素やドローン要素が増して、
ダークで難解ですが不思議なポップ感やアッパー感が増しており、
アルバムタイトル通りの「Passion」的な感じやエモーショナル感もあるし、
予測を裏切るような展開や音が入ってきたりで先が読めなく、
最後まで独特の緊張感が保たれていて気が抜けない、
奇妙で絶妙で捻くれた摩訶不思議なバランス感。
ミニマルに展開する部分筆頭に、
音の選び方や空間の使い方なんかもセンスの塊だし、
この音楽飽和時代にこれだけの個性と才気を感じるとか…
天才とキ〇ガイは紙一重だなと分かる、
畏怖の念を抱く狂気で狂喜するような作品で、
独特で異端の暗黒美に溢れている。
テクノというジャンルを超越してる底が見えない恐ろしい作品。
去年だとエレクトロニック音楽系の作品だとTim Hecker の「Konoyo」も素晴らしかったですが、
個人的にはこの作品の方が衝撃度も内容も頭一つ抜けてると思うし、
この系統でこれに並ぶ作品はAphex TwinとAutechreくらいしか作れないかと。
キャッチーなメロディーや予定調和に溢れた音楽や、
一般的に美しいと言われるものしか美しいと思えない人には、
絶対理解出来ないでしょうし、
理解出来る人がヤバイ奴と思われるようなw
万人向けじゃない作品ですが、
みんながみんな綺麗とか良いと思うものの大半は、
子供騙しで中身が薄っぺらい物が多いですし、
機械のように分かりやすく画一化された世界なんて何も面白くない訳で、
そういうのに反抗するように、
機械音で画一化や予定調和に対極するような音楽をやってるのも興味深く、
ある意味では現代の人間社会に対する皮肉なのかも…
という事で、
芸術的で社会的な要素もある、
狂作でいて暗黒美に溢れた「現代アート作品」とも言えるかも。
異端な世界観で底が見えない暗黒美と狂気に彩られた先鋭的な、
エクスペリメンタル/テクノ/ジャングル/ポストダブ/アート/ダークアンビエント作品。
◆Demdike Stare - Passion
まず一聴して分かる「これヤバいやつだ」感w
そして見てはいけない物を見てる的な不安感と変な高揚感w
聞いててあまりのヤバさと凄さと濃さに思わず笑ってしまったwww
前作より内向的で実験的で先鋭的で掴み所が無い。
底が見えない。
圧倒的な深み。
危険な感じ満載でダークですが、
初期のような暗黒舞踊感というより、
Aphex Twinや全盛期のNINのようなセンスとユーモアや、
Autechreのような時代がいつまで経っても追い付かない先鋭的なセンスが感じられるし、
ヒッチコックの映画的な見えない恐怖や不安を煽るような感覚や高揚感もあるし、
ジャングル要素と共に、
ブレイクコア要素やドローン要素が増して、
ダークで難解ですが不思議なポップ感やアッパー感が増しており、
アルバムタイトル通りの「Passion」的な感じやエモーショナル感もあるし、
予測を裏切るような展開や音が入ってきたりで先が読めなく、
最後まで独特の緊張感が保たれていて気が抜けない、
奇妙で絶妙で捻くれた摩訶不思議なバランス感。
ミニマルに展開する部分筆頭に、
音の選び方や空間の使い方なんかもセンスの塊だし、
この音楽飽和時代にこれだけの個性と才気を感じるとか…
天才とキ〇ガイは紙一重だなと分かる、
畏怖の念を抱く狂気で狂喜するような作品で、
独特で異端の暗黒美に溢れている。
テクノというジャンルを超越してる底が見えない恐ろしい作品。
去年だとエレクトロニック音楽系の作品だとTim Hecker の「Konoyo」も素晴らしかったですが、
個人的にはこの作品の方が衝撃度も内容も頭一つ抜けてると思うし、
この系統でこれに並ぶ作品はAphex TwinとAutechreくらいしか作れないかと。
キャッチーなメロディーや予定調和に溢れた音楽や、
一般的に美しいと言われるものしか美しいと思えない人には、
絶対理解出来ないでしょうし、
理解出来る人がヤバイ奴と思われるようなw
万人向けじゃない作品ですが、
みんながみんな綺麗とか良いと思うものの大半は、
子供騙しで中身が薄っぺらい物が多いですし、
機械のように分かりやすく画一化された世界なんて何も面白くない訳で、
そういうのに反抗するように、
機械音で画一化や予定調和に対極するような音楽をやってるのも興味深く、
ある意味では現代の人間社会に対する皮肉なのかも…
という事で、
芸術的で社会的な要素もある、
狂作でいて暗黒美に溢れた「現代アート作品」とも言えるかも。