好きな洋楽の日本語訳(和訳)付き曲解説。
※他の日本語訳(和訳)付き曲解説記事はこちら。
今回紹介するのは21世紀で最も売れたバンドで、
全世界累計セールスは1億枚以上を記録している
アメリカのオルタナロックバンド「Linkin Park」の
物事を未来の視点から客観的にラップする「Mike Shinoda」と
当時の素直な気持ちを真っすぐに歌う「Chester Bennington」のツインボーカル
ピアノと無機質なリズムトラックとサビのヘヴィで炸裂感あるギターなどなど
緩急の使い方に優れたドラマティックでエモい曲構成が印象的な
「喪失」がテーマになっている「In The End」です。
◆Linkin Park - In The End (Official Lyric Video)
It starts with one
(それは一つの事から始まった)
One thing I don't know why
(一つの事柄なのに何故こうなったの分からない)
It doesn't even matter how hard you try
(どれだけ頑張ればいいかって問題では無いんだ)
Keep that in mind, I designed this rhyme
(それを肝に銘じて.韻を踏んで図案を描く)
To explain in due time
(いずれ説明する為に)
All I know
(僕が知っている限りは)
Time is a valuable thing
(時間は貴重なものだ)
Watch it fly by as the pendulum swings
(気を付けないと振り子が揺れる度に飛ぶように過ぎていく)
Watch it count down to the end of the day
(気を付けないと一日の終わりまでカウントダウンしている)
The clock ticks life away
(時計の針は人生を刻む)
It's so unreal
(とても現実とは思えない)
didn't look out below
(足元(根本)を見ようともせず)
Watch the time go right out the window
(窓の外へと時間が消えていくのを見つめていた)
Trying to hold on, but didn't even know
(留めようとはしたんだ,でも気付けなかった)
I wasted it all just to watch you go
(あなたが去っていくのをただ見つめるだけだった)
Watch you go
(あなたが去っていくのを見つめる)
I kept everything inside and even though I tried, it all fell apart
(内に秘めた思いを全て吐き出してみたけど全てが崩れてしまった)
What it meant to me will eventually be a memory of a time when I tried so hard
(これが意味する事はやがて僕が懸命に頑張ったという思い出になるって事だ)
I tried so hard and got so far
(懸命に頑張ってやっとここまで来た)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもよくなってしまうんだ)
I had to fall to lose it all
(全てを失って倒れるしかなくなった)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもいいことになるんだ)
One thing I don't know why
(一つの事柄なのに何故こうなったの分からない)
It doesn't even matter how hard you try
(どれだけ頑張ればいいかって問題では無いんだ)
Keep that in mind, I designed this rhyme
(それを肝に銘じて.韻を踏んで図案を描く)
To remind myself how I tried so hard
(自分がいかに頑張ったかを思い出すために)
I tried so hard
(必死に頑張った)
In spite of the way you were mocking me
(あなたに馬鹿にされていたにも関わらず)
Acting like I was part of your property
(あなたの所有物のように扱われたのに)
Remembering all the times you fought with me
(思い出してみるとずっと喧嘩していたのに)
I'm surprised it got so far
(ここまで来ちゃったことにビックリだよ)
Got so far
(ここまでは来た)
Things aren't the way they were before
(物事は以前のようにはいかない)
You wouldn't even recognize me anymore
(あなたはもう僕を認識する事すら出来ない)
Not that you knew me back then
(あの頃も僕の事なんか分かってはいなかったけど)
But it all comes back to me in the end
(最後には自分に全て返ってくるんだ)
In the end
(最後には)
You kept everything inside and even though I tried, it all fell apart
(頑張ってみたのにあなたは心の内側に何もかも閉じ込めて全てが崩れてしまった)
What it meant to me will eventually be a memory of a time when I tried so hard
(これが意味する事はやがて僕が懸命に頑張ったという思い出になるって事だ)
I tried so hard and got so far
(懸命に頑張ってやっとここまで来た)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもよくなってしまうんだ)
I had to fall to lose it all
(全てを失って倒れるしかなくなった)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもいいことになるんだ)
I've put my trust in you
(僕はあなたに信頼を置いていた)
Pushed as far as I can go
(どこまでも突き進んで行けた)
For all this
(全てはその為で)
There's only one thing you should know
(知っておくべき事はただ一つだけなんだ)
I've put my trust in you
(僕はあなたに信頼を置いていた)
Pushed as far as I can go
(どこまでも突き進んで行けた)
For all this
(全てはその為で)
There's only one thing you should know
(知っておくべき事はただ一つだけなんだ)
I tried so hard and got so far
(懸命に頑張ってやっとここまで来た)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもよくなってしまうんだ)
I had to fall to lose it all
(全てを失って倒れるしかなくなった)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもいいことになるんだ)
あなた為に必死に頑張ったのに
あなたは僕を残して去っていった
だから教訓として歌詞に書いて残しておく
酷く傷ついていて全てがどうでもいいようにも思える状態だけど
良い事も悪い事も最終的には全て自分に返ってくるように
いずれはどんな出来事も思い出になって、
きっとどうでもいい事(大した事では無かった)と思えるはずだから…
些細な事がきっかけになって関係がおかしくなっていき、
修正しようと懸命に頑張ったけどどうする事も出来ずに
全てがどうでも良くなってしまったんだという感じのストーリーの歌詞で、
救いが無くて悲しくて寂しくて暗い曲に思えますが、
最初に教訓的な意味合いで当時の事を記しておくと言っているように、
喪失した事で学んだ事や思った事を述べているので、
「心の中を整理」するような意味合いが強いですし
寂しげながらも「達観」しているような雰囲気があり、
最初はあまり感情を露わにしてなかったのに
2:26~から感情を爆発させる「Chester Bennington」の
心の叫びのようなボーカルも最高で、
聞き終えると得も言われぬ不思議な感慨を受ける…
一見別れる事になった「恋人」に付いて書かれている曲に思えますが、
ボーカルの「Chester Bennington」は11歳の時に親が離婚して父親に引き取られているように
家から出ていく事になった「母親」に向けられてるようにも思えるので
過去のトラウマに向き合ってる感もありますが、
いずれにしても「喪失感」に付いて歌われているので
大切な存在な人と別れる事になってしまった人や
必死に頑張ったけど失ってしまった人などなど、
何かしらの「喪失感」を抱いた事のある人なんかには響くものがあるでしょうし、
一生懸命頑張ったけど評価されずに無駄に終わったり
不運が重なり不幸なことが立て続けに起きたり
中々物事が思うようにいかない時などなど
人間誰しもが「無力感」に打ちひしがれて
「全てがどうでもよくなってしまう」事はあると思うんで、
そんな時に寄り添ってくれるというか
心が整理されて落ち着く曲ですし、
(人によっては余計に落ち込む感も無きにしも非ずですが…)
時間は凄く貴重なものであり大事にしないといけないし
良い事も悪い事も経験した事は
最終的には全て自分に返ってくるように
結局は良い事も悪い事も経験として活きるように無駄ではないんだと
そっと背中を押してくれる曲でもあり、
物悲しい感じがありつつも優しい曲でもあるかと。
※他の日本語訳(和訳)付き曲解説記事はこちら。
今回紹介するのは21世紀で最も売れたバンドで、
全世界累計セールスは1億枚以上を記録している
アメリカのオルタナロックバンド「Linkin Park」の
物事を未来の視点から客観的にラップする「Mike Shinoda」と
当時の素直な気持ちを真っすぐに歌う「Chester Bennington」のツインボーカル
ピアノと無機質なリズムトラックとサビのヘヴィで炸裂感あるギターなどなど
緩急の使い方に優れたドラマティックでエモい曲構成が印象的な
「喪失」がテーマになっている「In The End」です。
◆Linkin Park - In The End (Official Lyric Video)
It starts with one
(それは一つの事から始まった)
One thing I don't know why
(一つの事柄なのに何故こうなったの分からない)
It doesn't even matter how hard you try
(どれだけ頑張ればいいかって問題では無いんだ)
Keep that in mind, I designed this rhyme
(それを肝に銘じて.韻を踏んで図案を描く)
To explain in due time
(いずれ説明する為に)
All I know
(僕が知っている限りは)
Time is a valuable thing
(時間は貴重なものだ)
Watch it fly by as the pendulum swings
(気を付けないと振り子が揺れる度に飛ぶように過ぎていく)
Watch it count down to the end of the day
(気を付けないと一日の終わりまでカウントダウンしている)
The clock ticks life away
(時計の針は人生を刻む)
It's so unreal
(とても現実とは思えない)
didn't look out below
(足元(根本)を見ようともせず)
Watch the time go right out the window
(窓の外へと時間が消えていくのを見つめていた)
Trying to hold on, but didn't even know
(留めようとはしたんだ,でも気付けなかった)
I wasted it all just to watch you go
(あなたが去っていくのをただ見つめるだけだった)
Watch you go
(あなたが去っていくのを見つめる)
I kept everything inside and even though I tried, it all fell apart
(内に秘めた思いを全て吐き出してみたけど全てが崩れてしまった)
What it meant to me will eventually be a memory of a time when I tried so hard
(これが意味する事はやがて僕が懸命に頑張ったという思い出になるって事だ)
I tried so hard and got so far
(懸命に頑張ってやっとここまで来た)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもよくなってしまうんだ)
I had to fall to lose it all
(全てを失って倒れるしかなくなった)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもいいことになるんだ)
One thing I don't know why
(一つの事柄なのに何故こうなったの分からない)
It doesn't even matter how hard you try
(どれだけ頑張ればいいかって問題では無いんだ)
Keep that in mind, I designed this rhyme
(それを肝に銘じて.韻を踏んで図案を描く)
To remind myself how I tried so hard
(自分がいかに頑張ったかを思い出すために)
I tried so hard
(必死に頑張った)
In spite of the way you were mocking me
(あなたに馬鹿にされていたにも関わらず)
Acting like I was part of your property
(あなたの所有物のように扱われたのに)
Remembering all the times you fought with me
(思い出してみるとずっと喧嘩していたのに)
I'm surprised it got so far
(ここまで来ちゃったことにビックリだよ)
Got so far
(ここまでは来た)
Things aren't the way they were before
(物事は以前のようにはいかない)
You wouldn't even recognize me anymore
(あなたはもう僕を認識する事すら出来ない)
Not that you knew me back then
(あの頃も僕の事なんか分かってはいなかったけど)
But it all comes back to me in the end
(最後には自分に全て返ってくるんだ)
In the end
(最後には)
You kept everything inside and even though I tried, it all fell apart
(頑張ってみたのにあなたは心の内側に何もかも閉じ込めて全てが崩れてしまった)
What it meant to me will eventually be a memory of a time when I tried so hard
(これが意味する事はやがて僕が懸命に頑張ったという思い出になるって事だ)
I tried so hard and got so far
(懸命に頑張ってやっとここまで来た)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもよくなってしまうんだ)
I had to fall to lose it all
(全てを失って倒れるしかなくなった)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもいいことになるんだ)
I've put my trust in you
(僕はあなたに信頼を置いていた)
Pushed as far as I can go
(どこまでも突き進んで行けた)
For all this
(全てはその為で)
There's only one thing you should know
(知っておくべき事はただ一つだけなんだ)
I've put my trust in you
(僕はあなたに信頼を置いていた)
Pushed as far as I can go
(どこまでも突き進んで行けた)
For all this
(全てはその為で)
There's only one thing you should know
(知っておくべき事はただ一つだけなんだ)
I tried so hard and got so far
(懸命に頑張ってやっとここまで来た)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもよくなってしまうんだ)
I had to fall to lose it all
(全てを失って倒れるしかなくなった)
But in the end it doesn't even matter
(でも最後にはどうでもいいことになるんだ)
あなた為に必死に頑張ったのに
あなたは僕を残して去っていった
だから教訓として歌詞に書いて残しておく
酷く傷ついていて全てがどうでもいいようにも思える状態だけど
良い事も悪い事も最終的には全て自分に返ってくるように
いずれはどんな出来事も思い出になって、
きっとどうでもいい事(大した事では無かった)と思えるはずだから…
些細な事がきっかけになって関係がおかしくなっていき、
修正しようと懸命に頑張ったけどどうする事も出来ずに
全てがどうでも良くなってしまったんだという感じのストーリーの歌詞で、
救いが無くて悲しくて寂しくて暗い曲に思えますが、
最初に教訓的な意味合いで当時の事を記しておくと言っているように、
喪失した事で学んだ事や思った事を述べているので、
「心の中を整理」するような意味合いが強いですし
寂しげながらも「達観」しているような雰囲気があり、
最初はあまり感情を露わにしてなかったのに
2:26~から感情を爆発させる「Chester Bennington」の
心の叫びのようなボーカルも最高で、
聞き終えると得も言われぬ不思議な感慨を受ける…
一見別れる事になった「恋人」に付いて書かれている曲に思えますが、
ボーカルの「Chester Bennington」は11歳の時に親が離婚して父親に引き取られているように
家から出ていく事になった「母親」に向けられてるようにも思えるので
過去のトラウマに向き合ってる感もありますが、
いずれにしても「喪失感」に付いて歌われているので
大切な存在な人と別れる事になってしまった人や
必死に頑張ったけど失ってしまった人などなど、
何かしらの「喪失感」を抱いた事のある人なんかには響くものがあるでしょうし、
一生懸命頑張ったけど評価されずに無駄に終わったり
不運が重なり不幸なことが立て続けに起きたり
中々物事が思うようにいかない時などなど
人間誰しもが「無力感」に打ちひしがれて
「全てがどうでもよくなってしまう」事はあると思うんで、
そんな時に寄り添ってくれるというか
心が整理されて落ち着く曲ですし、
(人によっては余計に落ち込む感も無きにしも非ずですが…)
時間は凄く貴重なものであり大事にしないといけないし
良い事も悪い事も経験した事は
最終的には全て自分に返ってくるように
結局は良い事も悪い事も経験として活きるように無駄ではないんだと
そっと背中を押してくれる曲でもあり、
物悲しい感じがありつつも優しい曲でもあるかと。