ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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Warpaint - Fool

2010-12-12 15:16:02 | 洋楽レビュー/感想 2010
洋楽レビュー/感想。


◆Warpaint - Fool
The XXに通じるクールでスタイリッシュな世界観と、
ToolやFoalsの2ndやRadioheadのような演奏の構築美とスケール感が加わった感じの、
ポストパンクとゴシックな雰囲気満載のプログレ/サイケ/ポストロック作品で、
EPに比べると明らかな成長が感じられ、予想以上にこれは凄い!

EPの時はメロディーや雰囲気など素晴らしい物もあったとはいえ、
まだフックが少なく、ポリッシュ(磨き)の段階をちゃんとこなしてない感じで、
焦点も定まりきれてない感じだったのもあり、
好みの音楽だったとはいえ、評価自体はそれほど高くなかったのですが、
このアルバムはEPに比べると、演奏/アレンジ面でかなり進化があり、
演奏自体が緻密で知的で実に練られていて、
曲の構成/アレンジがフックに溢れ、
女性四人ということもあるのか、
演奏に繊細さや色香も感じられますし、
音の重ね/重なり方や空間の処理の仕方なんかも実に美しく、
圧倒的な作り込みが感じられ、
全体的に暗い雰囲気で内向的とはいえ、
絶望するほど暗すぎることもないバランス感や、
熱すぎず冷たすぎない雰囲気のバランス感も実に見事で、
スタイリッシュでクールでいて、繊細で緻密な構築美があり、
深海を思わせるようなスケール感が独特の深みに繋がり、
不思議な世界観で個性もありますし、
実に素晴らしい!

難解で暗くて内省的な音楽なんで、魅力が伝わりにくいでしょうが、
じわじわくる不思議な魅力に溢れていて、
上記に名前を出したアーティストが好きな人は勿論、
クリーントーン主体なんで、へヴィなギターは苦手だけど、
ダークで浮遊感のあるプログレが好きな人にもお勧めですよー


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