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Sufjan Stevens - The Age Of Adz

2010-11-22 07:45:46 | 洋楽レビュー/感想 2010
洋楽レビュー/感想。


◆Sufjan Stevens - The Age Of Adz
一言で言うと凄い作品です。

本能と衝動に溢れていると同時に知的で複雑で
電子音が増えてアレンジもかなり施されていて、
音数が多くて展開も多いように、
難解で実験的でさえある作品に仕上がっており、
初めは凄い変化したなと感じたのですが、
元々こういうエレクトロ路線もやってますし、
よくよく聞いて見ると曲の基本部分にSufjanらしさを感じますし、
前述したように曲構成やアレンジが複雑で音の詰め込まれ方も半端無く、
曲調もコロコロ変わり曲の中でいろんな表情を見せ、
BjorkやRadioheadが分かりやすく思えるくらい難解で、
曲によってはアレンジ過多に思えたりもしますが、
歌詞の内容が「愛、自殺願望、自己欺瞞、利己主義と自己嫌悪」などなど、
自らの内面の葛藤を抉り出すような歌詞で、
時にカオスで狂ってることもあり、
こういう音数多めで複雑なアレンジが実に合っていて、
わざとこういう感じなのが見て(聞いて)取れますし、
あえて自分の殻を破って(破るために)こういう作品を作ったのは実に素晴らしい

精神が不安定な時に必死に作った感じのカオスな凄みと、
満面の笑みで楽しそうに人が殴りあってるような狂った情景的な、
ブラックでシニカルなユーモアさがあり、
味わったことのない不思議で独特の感覚に捕らわれます。


上記のように凄いのは間違いないのですが、
ぶっちゃけ時に難解すぎて、
自分みたいな凡人は未だにちゃんと消化されてません。
でも今年を代表する一枚なのは間違いないですし、
初めに書いたように良いとか悪いを通り越えた兎に角にも`凄い`作品で、
後々、評価が高くなるような作品だと思います。




PS
一応、四つレビュー書けてるんで、何かトラブルがなければ今週は毎日レビュー記事上げれると思います。
次はオシャレでありながらも洗練され過ぎてないジャズ作品のレビューになります。


PSのPS
Four Tetがもうすぐ来日してライブするんですね!

見れる人…というか、体感できる人が羨ましい…


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