Fleshgod Apocalypse - Agony

洋楽レビュー/感想。
シンフォブラック色強めのテクニカルなブルデス作品。


◆Fleshgod Apocalypse - Agony
元々はテクニカルで所々メロディアス(メロデス風味)でクラシック要素も入ってる、
ブルータルなデスメタルを演奏するバンドだったのですが、
今作はシンフォニック/オーケストラアレンジを大胆にかつ大幅に取り入れ、
シンフォニックブルータルデスメタルといった感じになっており、
他のこの系統のバンドとは一線を画してますし、
相変わらずドラムがマジ半端無くて最高ですし、
ギターソロはメロディアスでテクニカルで実に素晴らしく、
良いアクセントにもなってますし、
聴き応えがあって、なかなか素晴らしい！

ただ、前作好きな人からは賛否両論出てますし、
人によっては大袈裟過ぎると思うんでしょうし、
基本似たような雰囲気の曲多くて、曲自体も長くて単調に感じる事も無きにしも非ずなんで、
ギターリフやオーケストラアレンジなどなどもう一工夫あってもいい気がするかな…
Septic Fleshの新作を聴いてるだけに余計に。
でも、これだけ勢いあってドラムに炸裂感あると一気に聴けますし、ギターソロは見事ですし、
「同じような曲調＝世界観が統一されてる」とも受け止めれますので、
個人的には惜しさもあるとはいえ、
この手の音楽好きな人はそこそこ気に入ると思いますよー！プチお勧め。




PS
ギターソロが素晴らしいと言えばKamlathの作品は実に良かった。

(※ギターソロは4:00～です)
作品自体はドゥーミーでダークなプログレメタルなんですが、
80年代のメタルの雰囲気があったり、メロデス的な雰囲気があったりなどしますし、
独特で不思議な個性があって、フック満載でなんか変で実に興味深く、
悪く言うとB級色強いので一般のメタルファンには受けないでしょうが、
これだけ構成力があって曲のハイライトになるような、
魅力的でメロディアスな泣きのギターソロ弾く人も少ないですし、
変なプログレメタル好き＆泣きのギター好きには密かにお勧めですよ。