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Oneohtrix Point Never - R Plus Seven

2013-11-16 08:41:09 | 洋楽レビュー/感想 2013
洋楽レビュー/感想。

現代音楽要素強めで実験的でありながらレトロな雰囲気もあるという、
古いとも新しいとも言えない世界観の、
音の万華鏡みたい&入ったら抜け出せないような不思議でカラフルな、
アンビエント/ミニマル/ドローン/エクスペリメント/テクノ作品。


◆Oneohtrix Point Never - R Plus Seven
前作が80~00年代のテクノシーンの断片を走馬灯のように繋ぎ合わせて、
過去を懐かしむ&惜しみながらも別れを告げるようなノスタルジックな雰囲気で、
その時代へのオマージュ/レクイエム的にも聞こえるという、
80年代のスラッシュメタルバンドが使いそうなアルバムジャケ通りの、
全体的に暗い雰囲気で死も連想させるモノトーンでダーク調だったのに比べると、
今作も前作のように80~00年代のテクノシーンの断片を繋ぎ合わせてはいるものの、
現代音楽要素が増して実験的で変幻自在な感じになっており、
音の玉手箱のようにいろんな音に溢れていてカラフルにもなっているので、
音の万華鏡みたい&入ったら抜け出せないような不思議な世界が拡がってますね…


現代音楽要素強めで実験的でありながら、
昔のアンビエント色が強く、
Midi音源のような音が多くあるのもあり、
ノスタルジックな雰囲気もあるのですが古臭くはなく、
かといって新しいかと言われると新しくも無いという、
年代分別不能な感じの不思議な雰囲気がありますし、
音が多彩でカラフルで難解で変態でありながら、
音数が多過ぎない&メロディアスなので、
意外なほどに聞きやすいのも興味深い。

でも前作より評価が高いメディアが少ない事からも推測出来るように、
個人的にも初回聞いた時はそれなりに衝撃的だったものの、
何回も聞く&ちゃんと聞いてみると表面だけが綺麗で中身が薄い感じに聞こえるというか、
過去のテクノの名作群と比べると新鮮さに欠けますし、
前作にあったような深みやまとまりにも欠けるので、
今作は秀作ではあるけど同時に習作という印象かな…





PS
テクノと言えばAmon tobinとMonolakeって日本で過小評価され過ぎな気がする。
個人的には90年代に出てきた中では、
日本でテクノ四天王と言われてる四つなんかよりも高く評価してるんだけどな…
まぁ、この辺がマイノリティの自分らしいと言えばらしいのですがww

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