しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

サイハイラン ( 采配蘭 )

2016-06-09 |  5月 の花たち

                          ↑ 2016/05/03 撮影

 2016/05/03 撮影

2016/05/05 撮影

 2016/05/04 撮影 

[ ラン科サイハイラン属の多年草 ]

日本では、 北海道~九州にかけて、
丘陵から山地のやや薄暗い湿潤な林内などに自生します。
草丈は、30~50cm。
鱗茎は卵形で、地下に浅く時には露出して2~4個の古い鱗茎が連なっています。
秋に地中で根が伸び、新しい鱗茎が作られます。
葉は、長楕円形で先が尖り、長さ20~35cm、幅4~7cm、基部が柄になっています。
表面は暗緑色で、質がやや厚く、3本の主脈が目立ち、縁は全縁です。
鱗茎に1枚ときには2枚の葉を頂生します。
6月下旬~7月下旬に葉が黄変して枯れ夏眠に入り、
9月頃新芽が出て葉を展開し、冬の間も青々しています。
花期は、5~6月。
花茎1本を高さ30~50cmに直立し、数個の鞘状葉があります。 
総状花序を付け、淡緑褐色で紅紫色を帯びた細長い花を10~20個付けます。
花被片は長さ3cm内外の線状倒披針形で尖り、半開にとどまります。 
唇弁は鮮やかな紅紫色をしていて、ずい柱を包み込みます。
ずい柱は長く、唇弁と平行します。花粉塊は4個。
最盛期は横向きに花を付け、その後下向きに垂れ下がります。
果実はさく果で、 長さ2~2.5cmの長楕円形、先に長いずい柱が残ります。
鱗茎を日に干して乾燥させ、
生薬として、胃腸薬やひび・あかぎれなどに用います。 
名は、花序の形が、軍陣を指揮するのに大将が用いた采配に似ているので付いたそうです。

若葉の目黒自然教育園で出会ったことがあり、
個性的な花の姿が印象に残っていました。
庭植えは難しいと聞きましたが、植えてみました。
思っていたよりも長い間、立派な花が咲いていました。
来年もまた花を付けてくれますように…。


(a)株
 2016/04/08 撮影…1枚の葉
 2016/04/08 撮影

 2016/04/10 撮影>

 2016/04/14 撮影

 2016/04/19 撮影

 2016/04/24 撮影

 2016/04/25 撮影

 2016/04/27 撮影

 2016/04/29 撮影

 2016/04/30 撮影

 2016/05/02 撮影

 2016/05/03 撮影
 〃
 
 2016/05/04 撮影
 〃

 2016/05/05 撮影

  2016/05/06 撮影 

 2016/05/09 撮影 
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 2016/05/10 撮影 

 2016/05/12 撮影
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2016/05/13 撮影

 2016/05/15 撮影

 2016/05/16 撮影

 2016/05/18 撮影

 2016/05/20 撮影

 2016/05/22 撮影

2016/09/12 撮影…葉芽


(b)株
2016/04/24 撮影 

 2016/04/25 撮影

 2016/04/27 撮影

 2016/04/29 撮影

 2016/04/30 撮影 
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2016/05/02 撮影 
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2016/05/03 撮影 
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 2016/05/04 撮影

 2016/05/06 撮影 
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 2016/05/09 撮影

 2016/05/10 撮影

 2016/05/12 撮影
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2016/05/13 撮影
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 2016/05/15 撮影

 2016/05/16 撮影

 2016/05/18 撮影

 2016/05/20 撮影

 2016/05/22 撮影

2016/09/12 撮影…葉芽


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