しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

オウゴンオニユリ ( 黄金鬼百合 )

2016-06-25 |  6月 の花たち

                             ↑ 2016/06/25 撮影

 〃 

[ ユリ科ユリ属の多年草 ]

九州長崎県対馬の、平地や丘などの草地に自生します。
オニユリの変種と言われ、
古く中国から渡来したとの説もあります。
草丈は、50~150cm。
茎は直立します。
葉は、柄が無く、披針形で先端が鈍く尖り、艶があって、互生します。
花期は、6~7月。
茎の先に、大きい黄色の花をやや下向きに付けます。
花被片は6枚、披針形で強くそり返り、内面に赤茶色の斑点があります。
雄しべは6本で目立ち、葯は暗赤色です。
三倍体で種子はできませんが、葉腋に黒紫色の珠芽(しゅが)を生じ繁殖します。
名は、オニユリに似ていて、地が黄色なので付いたそうです。

3年ほど前に、
野草展で1枚葉のものを手に入れました。
今年はまだ咲きそうもないと思っていましたら、
小さな蕾を付けました。
思いがけず、今朝立派な花が開いていました。
うれしい驚きでした。


 2016/04/08 撮影

 2016/04/10 撮影

 2016/04/14 撮影

 2016/04/18 撮影

 2016/05/28 撮影 

 2016/06/01 撮影

 2016/06/16 撮影
 〃…珠芽
〃 
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 2016/06/22 撮影

 2016/06/25 撮影
 〃 

 2016/06/26 撮影


 2016/06/29 撮影

 2016/07/01 撮影

 2016/07/02 撮影


2016/08/12 撮影…珠芽





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オウゴンオニユリ の 育て方

2016-06-25 | 栽培のポイント

                            ↑オウゴンオニユリ

[ ユリ科ユリ属の多年草 ]

育て方の一例
・耐寒性:  中。
・耐暑性:  やや強い。
・日照: 日向。    
・植え付け適期: 10~11月中旬。
・用土: 赤玉土(小)4・鹿沼土(小粒)3・腐葉土3の混合土。または市販の山野草培養土。
・肥料: 追肥…置き肥は、緩効性の固形肥料を少量(花後、1回)。
・鉢: 10号鉢(深さが30cm以上)
・植え替え頻度: 毎年。
・増殖: 分球・木子・ムカゴ・鱗片・実生(3月下旬に播種)。
・病害虫: 球根腐敗病や青カビ病・葉枯病・ウイルス病、アブラムシやヨトウムシ・ナメクジなど。

 *
・排水がよく、適当な保水力のある有機質の多い、清潔な用土。
・加湿に弱いので乾き気味な場所に置き、長雨に注意する。
・地上部が枯れても、土が乾燥しないように水やりをする。
・日当たりのよい場所に置くが、鉢に直射日光が当たらないようにする。
・病気が発生するので、防除に心掛ける。
・多肥を必要としない。
 

 2016/08/12 撮影…ムカゴ(珠芽)

 2016/10/27 撮影…ムカゴから芽生えたもの

ムカゴ(珠芽)から栽培

①ムカゴを採る。
 葉腋のムカゴを茎からはずす。
②播き床を用意する。
 用土…市販の草花用培養土。または赤玉土(小粒)やバーミキュライト。
③ムカゴを植え付ける。
 茎に付いていた方が下になるように、間隔をあけて植える。
④用土を乗せる。
 土が軽くかぶさる程度に土を被せる。
⑤水を与える。
 たっぷりと与える。

*
・日当たりのよい所に置く。
・土が乾燥しないように、土が乾いたら水を与える。


露地栽培 「球根の植え付け」
①日当たりのよい場所を選ぶ。
②土を耕して、植え穴を掘り、堀った土に腐葉土を2~3割ほど混ぜておく。
③深さ20~30cm、株同士の間隔は30cm以上あけて植え付ける。
④乾燥の予防に株元にバークを敷くとよい。



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