↑ 2017/03/22 撮影
2017/03/17 撮影…苞と花
2017/03/16 撮影
[ ケシ科キケマン属の多年草 : 毒 ]
本州~九州にかけて、
山野の湿った林内や林縁に自生します。
草丈は、10~20cm。
径約1㎝球形の塊茎があり、
1本の茎を出します。
葉は、柄を持ち、2~3回3出複葉です。
小葉は卵円形~披針形で3~4裂し、
鋸歯の有無など多種多様です。
包は菱状の卵形で先が3~5裂します。
花期は、4~5月。
茎頂に総状花序を出し、
淡紅紫色~淡青紫色の筒状で長さ1.5~2.5㎝の花を
5~10個付けます。
花冠は一方が唇状に開き、
他方が真直か、または多少彎曲したやや長い距になつています。
多くは筒の部分が白色を帯びています。
6個の雄しべは花糸が合着して2組になる両体雄しべです。
果実は蒴果です。
近縁種のエゾエンゴサク(蝦夷延胡索)は、
北海道~東北地方の日本海側に分布します。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)は、
本州以西~九州に分布し、苞葉は卵状三角形状で全縁です。
薬草のエンゴサク(延胡索)は
中国の東部から朝鮮半島に分布している小形の多年草で、
江戸時代の享保年間に渡来したと言われています。
塊茎を湯通して乾燥させ、
生薬の延胡索(えんごさく)として、
胃痛・腹痛や胸焼け、食欲不振などに利用されています。
名は、生薬名の延胡索と山地に生えていることから付いたそうです。
別名: ヤブエンゴサク(藪延胡索)
早春に開花し、
細い茎に繊細な葉を付けます。
開きはじめは紅を帯び、
すっかり開花すると青味を強めます。
可愛いらしい花の小群落に思いをはせて…。
2017/03/16 撮影…花・苞
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2017/03/17 撮影
2017/03/18 撮影
2017/03/21 撮影
2017/03/22 撮影
2017/04/08 撮影
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2017/04/11 撮影
< 2018 年 >
2018/03/15 撮影