しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

啓蟄(けいちつ) の花たち   2020年

2020-03-09 | 節気の草庭

                     ↑ 2020/03/05 撮影…ヤマルリソウ

啓蟄や日はふりそゝぐ矢の如く・・・高浜虚子

啓蟄は24節気の1つで、陰暦二月の節、太陽の黄経345度、
太陽暦のおおよそ3月5日頃です。
地中にひそみ隠れて冬ごもりしている色々な虫たち(蟻・地虫・蛇・蜥蜴・蛙の類)が、
みな動き
出し、地上へ這い出して来る頃とされています。
実際にはもう少し遅れることが見受けられます。
この頃から植物に加えて、
動物などの生命の働きが感じられます。

2020年の啓蟄は3月5日(木)です。
この冬は記録的な暖冬でしたが、
昨日は朝から雲に覆われ、昼頃には小雨が降り、
どんよりと冬のような寒さでした。
啓蟄の今日は、朝から曇りで薄日が差し、雨が飛び石を濡らすほどぱらつきましが、
昼からは青空が広がり日差しもあって、気温は14℃ほどになりました。
冷たい風が次第に強まり、寒く感じる一日でした。

スギ花粉はピークで、非常に多く飛散したそうです。

今日の草庭
姫鳥頭や山瑠璃草・深山片喰が可愛い小さな花を付け始め、
春蘭の埋もれた花は伸びて姿を現してきました。
二輪草は白い小さな蕾を付けています。
節分草や梅花黄連の
花はしおれて実となり、
福寿草も咲き継ぎながら小さな実になり始めました。
土佐水木が黄色い花を下げて見ごろになっています。
強風で白梅はすっかり散り、
紅梅もかなり散ってしまいました。
草花の写真を撮る間、虫を見かけませんでした。

* 昨日(11日
)も今日もぽかぽか陽気、
  1日中蟇蛙の声が聞こえて
、水鉢に姿を見かけました。
   蜘蛛や団子虫・根切り虫・クマ蜂などとも出会い、
   顔を虫に刺されてしまいました。

< 啓蟄の芽生えや蕾・花 など 2020/03/05 撮影 >

…イチリンソウ

…ヒイラギソウ

ラショウモンカズラ


…ニリンソウ

…ヒメウズ

…ミヤマカタバミ

…ヤマルリソウ

…センボンヤリ

…スズメノヤリ

…シュンラン

…バイカオウレンの実

…セツブンソウの実

…フクジュソウの実

…トサミズキ

 

コメント (2)
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