↑ 2010/04/07 撮影
2010/04/08 撮影
[ バラ科ダイコンソウ属の多年草 ]
日本では、
北海道~本州中部以北の
高山帯の湿り気の多い草地また高湿原に自生し、
雪解けの後などに時として大群落を作ります。
草丈は、10~30cm。
茎は灰褐色で横に這い、少し枝分かれして
上半分はほぼ直立します。
根葉は奇数羽状複葉で
小葉は5~11個付き、
不規則な鋸歯があり、質はやや堅く、
表面は深い緑色で光沢があります。
秋には紅葉します。
花期は、7~8月。
茎の先に出る長い花柄の頂に花径2~3cmの白い5弁花を1個、
上向き付け平らに開きます。
果実はそう果で、
花柱が残り長さ3cmほどに伸び、
白毛を多数車輪状に付けます。
名は、花が小さく可憐なので稚児に、
また花弁の並び方を車にたとえたと言われます。
別名 : イワグルマ
高山植物の稚児車(ちんぐるま)の花が
4月の草庭に咲きました。
ゆっくりと成長して、
毎年花の数を増やしてしています。
7月半ば、
月山8合目の弥陀ヶ原湿原では、
ここかしこに稚児車の小さな白い花が咲いていて
楽しい散策となりました。