3月25日(金曜日)、37年間の役目を終え閉園となる『とどろみ幼稚園』の閉園式が、『とどろみの森学園』の場所を借りて行われました。
昭和49年4月、とどろみ幼稚園は地域のかたの要望で、せいなん幼稚園の分園としてスタートして以来、みどり豊かな自然の中、地域に温かく見守られ、少人数による家庭的な一人ひとりの個性を大切にした幼児教育が行われてきました。
しかし、止々呂美地域では、平成19年に箕面森町がまちびらきし、それによって園児数の増加や乳幼児保育の必要性などによりその役目を終えることになり、平成23年4月からは、すでに箕面森町地区に開校している施設一体型の小中一貫校『とどろみの森学園』と同じ敷地内に、認定こども園『みすず学園森町こども園』が開設され、同一敷地内で0歳から15歳までの一貫した保育・教育が行われます。
この日、午前10時からとどろみの森学園のアリーナで行われた閉園式では、卒園生や退職した元職員、地域のかたなども出席し、思い出の写真がスクリーンに映し出されると、昔を懐かしみ、閉園されるさびしさからか、会場では多くの涙する姿が見られました。
午後1時からは、とどろみ幼稚園で「ありがとう さようなら みんなのようちえん」と題し、思い出の園舎に最後のお別れをする時間が設けられ、園舎を見て懐かしんだり、園児たちの手形と名前と『とどろみ幼稚園』が記された記念のモニュメントの周りで、思い出話しなどをする卒園者や園児の姿がありました。
閉園式に出席されていた塩山元次さんは、「私が昭和49年に第1期生として入園し、閉園の年に、私の子どもが最後の卒園者となったことに、めぐり逢わせを感じるとともに、親子二代が育ったとどろみ幼稚園が閉園することに、さびしさを感じます。4月から開設される新しいこども園では、みどりに囲まれた地域の特色を活かした保育・教育を行ってほしいと思います」と話されていました。
<地域に長く愛され親しんだ幼稚園とのお別れは、さびしいよね。いつまでも忘れないでいようね。4月からは新しいこども園がスタートし、みんなを待ってるよ。